というわけで、生まれて初めてのSKA体験は
Specialsだったわけですが、最初の印象は
「軟弱で気合が足りないな!」と思ったのです。
なにせパンクロックばかり聞いていましたから。
ただなぜか聞いているうちに心地よくなってきて、
ヘビーローテーションになっていきました。
そのうちにMadnessとかBadMannersとか
当時のSKAバンド(今でもやってるけど)も
聞くようになり、自分でもそんなバンドを始める
ようになったのです。
イギリスでは1970年代にパンクムーブメントがあり、その後
パンクがいろんな形に発展していきました。
その中に2トーンムーブメントっていうのがささやかながら
ありました。
2トーンっていうのはジャマイカのスカをベースにパンクロック的な要素を
融合させたような音楽です。
この時代の有名なバンドというとspecialsとかmadnessが
ありました。
しかし田舎の高校生にとってはまだスカなんてジャンルも
聞いたことがなく、specialsのアルバムを聞くことになったのです。
高校生のころパンクロックが大好きで洋楽(イギリス系)ばかり
聞いていました。
毎日のように地元のレコード屋に行ってレコードを物色していました。
その中にSpecialsっていうバンドがありました。
なんだか名前が安易だし、レコードのジャケットもパンク少年にとっては
ゆる~い感じに思えて買うのはためらっていました。
ただし、
いつも何となく気になっていて、あるとき覚悟してSpecialsのレコードを
購入しました。
Bob Marleyっていうとレゲエで有名ですが、
この人も1960年代にはSKAをやってました。
当時SKAでやっていた曲をその後レゲエに
したりして、聞き比べてみると面白いです。
この曲なんかもSKAバージョンがあります。
聞きなさい!
SKAはある程度アップテンポのリズムの音楽です。
1960年代にジャマイカでSKAが流行っていましたが、
ある年に非常に猛暑の年があったそうです。
で
あまりの暑さで「SKAのリズムで踊るのはしんどい…」っていうことで、
もうちょっとテンポをゆっくりとした音楽が完成していきました。
それが"Rock Steady"っていうものです。
さらにRock Steadyが発展していって"レゲエ"が誕生しました。
レゲエのルーツはSKAなんです。(ここテストに出ます!)。
1960年代のジャマイカのバンド。
今はスカといっても、ロックっぽいものとか、ジャズっぽいものとか
レゲエも含めていろんなジャンルに分かれてきましたが、
それらのルーツになっているのが、1960年代のジャマイカのスカです。
そのジャマイカのスカを支えてきたのが、SKATALITESっていうバンドです。
メンバーはほとんど死んでしまいましたが、いまだにリスペクトされています。