SP12へ4stが参戦するにあたり、昨年度よりハイカムの使用が認められ、変わりにキャブが22φ規制となりました。
22φ規制については大きく分けると
まるち杯はリストリクター化
桶川関東ロードミニはキャブ本体が22φでなければならないという違いがあります。
このレギュでは4stが2stに比べて有利だと言われます。
特に、とあるクラスでは
4stが速すぎる。
別クラスのマシンだ
などのコメントを聞きます。
確かにあの方は速い!
でも、あの人の速さは今に始まったことではなく、2st乗っている時でもメチャクチャ速かった。
その当時から急激にタイムが上がっている訳ではない。
その当時、その人を苦しめていたライダーは今は参戦しておらず、結果として1人だけ爆発的な速さを見せつける事になっただけだと考えます。
その方が2st乗ったら勝てますか?
と投げかけられたら冷静になれるのではないでしょうか。
同様、同等な4stマシンが参加したレースでも、ぶっちぎりの速さを見せつけた点を考慮しても4stだから速いという考えは違うのではないかと思います。
また、とあるサーキットの、とあるクラスでは絶対的な速さを持つ方が参戦してくれていたので4st絶対有利的なコメントはないですが、もしもその方が参戦していなければ4stは速すぎると言われるでしょう。
その方の参戦を聞いた時に、とある方と電話で
「あのライダーが出てくれば4st速すぎるという話にはならないな。」
という話になりましたが、その通りとなりました。
4st有利なのか
という点については、4stが有利だと思うところもありますし、2stが有利な所もあります。
4st有利と思うなら4st乗りましょうよ!!!
有利なマシンを手に入れるのもレースでしょ。
みんな速いと言われるチャンバー買うのと一緒でしょ。
乗ればきっと楽ではないのを分かってもらえると思います。
昨年、アキラさんに僕のNSFでまるち杯に参戦してもらいました。
もちろんレースでは僕の作れる最高の状態にして参戦してもらいました。
戦い終えたアキラさんのコメントは
「4st有利なんていうなら乗ってみろ!だよ。。。難しい。」
と言っていました。
4stマシンを速く走らせるには2stよりもメンテナンスをしなければならなくなり、ハイカム仕様はよりメンテナンスが必要となります。
とある先輩ライダーがいつぞや
「タイチさぁ、そのレベルで4st走らせるには、そーとーやってるんだよね?普通に組んでパッと速く走れるなんて事はないんでしょ。」
と聞かれましたが、僕はその通りだと答えました。
さすが爆発的に速いライダーは周りを見ているんだなぁ。
と思わされました。
エンジン積み替えにしても、クラッチ一つ取っても2stよりは断然メンテナンスが必要になります。
いつも思いますが、その先輩ライダーは素晴らしい方だと尊敬しています。
昨年の各地のレースリザルトを見ていても、今のレギュレーションで2stと4stの戦闘力は均衡を取れていると思います。
4stは各ショップ様がデモカー的に仕上げているにも関わらず、4stの勝率は決して高くはありません。
マシンに乗っているライダーも、みんな一級戦士ばかり。
僕は4stが2stよりも明らかに遅い時代から、ずーっとコツコツ仕上げてきました。
「4stなんてお金だけ掛かって遅いんだから、辞めちゃいなよ。」
とよく言われたものです。
でもね、僕はNSFが唯一新車で購入できる車体だからこそ乗り続けました。
やっと表舞台に出てきたら、今度は速すぎると批判される4st。
もしもNSF100の販売が終了したら間違いなく数年でNSR-miniの部品供給も止まるとも考えます。
確かに4st有利に見えるかもしれません。
ならば4stやりましょう!
4st乗れば全ては解決するのでしょ。
苦労して桶川スポーツランド様が打ち出してきたレギュレーション。
その苦労を考えてください。
さらに
今まで4stで走ってきた人達の事も考えてください。
今までのレギュレーションでマシンを作ってきたのに買った部品がいきなり使えなくなる痛みと悲しさ。
これは下のクラスの方達の方が大きな影響を受けます。
(下という言い方でごめんなさい)
その方達が居てくれるからこそ、速いライダーはカッコいいと言われるのです。
僕は2stも4stも乗りますが、2015桶川スポーツランドレギュレーションはとても良いレギュレーションだった思っています。
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