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広瀬川・桃ノ木川の始まりはどこか。

2023-08-11 22:59:49 | よもやま話

かつての利根川の本流は,前橋付近では現在の広瀬 川や桃ノ木川の川筋を流れていたが,16 世紀半ばの 大氾濫により西側へ流路が変遷した。これにより現れた氾濫原を耕地とするため,旧河道を利用し,現渋川市北橘町に桃木堰,現前橋市関根町に広瀬堰を設けて利根川から取水するようになったのが広瀬桃木両用水(広桃用水)の始まりである。
両堰はその後,領主から前橋城主の管理下へ移り,明治15年に広瀬桃木両堰水利土功会が設立,明治25年に広瀬桃木両堰普通水利組合,昭和27年に広瀬桃木両用水土地改良区へと組織変更した。 利根川より取水された広桃用水は,前橋市北部の制水門で広瀬用水と桃ノ木用水に分水され,広瀬用水は前橋市街を南に流れる広瀬川を,桃ノ木用水はその東部を南に下り,前橋市の南部で合流する。 昭和22年のカスリーン台風の影響により,かつての広桃用水の取水施設が崩壊したことを受け,同様の被害を受けていた対岸を流れる天狗岩用水と昭和23年に坂東大堰普通水利組合連合を結び,共同取水口が設置されることとなる。昭和26年に坂東大堰合口土地改良事業が完了し,坂東大堰で利根川よ り取水された水は隧道内で広桃用水と天狗岩用水に分岐し,天狗岩用水は利根川の下を暗渠で横断して右岸側の農地へ導水されるようになった。

出典元 広瀬用水(広瀬川) 東京大学大学院農学生命科学研究科 木村匡臣


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