昭和50年代 前期
《昭和50年》
この年の4月13日
雨の「日比谷」でCAROLが解散.
CAROLが日比谷野音で解散コンサートをするのは知ってましたが
チケットも無く、忘れかけてましたが
たまたま日比谷公園に居て、音楽堂から音が聞こえ
「あ~~、今日が解散だったんだ~~」・・・・と。
入口ゲートの係員が居なくなった隙に場内に入る事が出来
最後の30分位・・・見れました。
舞台セットが燃え、消防車が凄い台数来たのが今でも忘れません。
青春の一ページを飾ったCAROL
雨の日比谷で俺の心も燃え尽きました。
音楽シーンは
昭和42年頃から続いた「フォークブーム」もそろそろ終わりかけ
CAROLが解散し、前年12月に「スモーキング・ブギ」のヒットで認知された
ダウン・タウン・ブギウギ・バンド。
この年は「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」が大ヒット
その他のこの年のヒット曲は
「シクラメンのかほり」(布施明)
「いちご白書をもう一度」(バンバン)
「年下の男の子」(キャンディーズ)などがありました。
ギター少年の俺は相変わらず
会社・デザイン学校・バンド活動と大忙し
バンドのレパートリーも増え
スティービーワンダーの「迷信」・KC&サンシャインバンドの「ザッツ・ザ・ウエイ」
スタイリスティクスの「愛がすべて」などやってました。
ディスコでのダンススタイルは「バンプ」「ハッスル」などが流行ってましたね~~。
そして、矢沢永吉
「I LOVE YOU,OK」発売
正直、このアルバムを聞いた時は「微妙」でしたね~~
まず、アレンジが悪い!!
前年、キャロル時代人気を二分してた「サディスティック・ミカ・バンド」が
イギリス人のプロデュースの元で「黒船」を発売。
先を越された感のあった永ちゃんはロスアンゼルスに飛び
プロデューサー・トムマックに依頼。
そして出来たのがこれ。
キャロルを聴いていた俺達には物足りなかった。
個人的な意見ですが・・・・。
《昭和51年》
この年の俺にとっての重大ニュースは
アントニオ猪木vsモハメッド・アリ
「格闘技世界一決定戦」
ちょっとヤラセ感あったけどね~~。
この年の記憶はあまり無いなぁ~~。
東京に来て5年目。
デザイン学校も卒業し、会社の仕事にも慣れ
これから先どうするんだろう・・・何の為にデザイン学校へ行ったんだろう
俺は本当は何をしたいんだろう?
都会って・・・人はいっぱいいるけど「寂しい街」だなぁ~~と・・・。
そして、矢沢永吉2枚目のアルバム「A Day」発売。
その中の「トラベリン・バス」がSONYのラジカセ「リズムカプセル9000」のCF曲に採用
矢沢永吉、初コマーシャル曲でした。
この年のヒット曲は
「およげ!たいやきくん」(子門真人)
「木綿のハンカチーフ」(太田裕美)
「あの日にかえりたい」(荒井由実)などがありました。
《昭和52年》
この年の重大ニュースは
エルビス・プレスリー死去
42歳の若さで・・・・。
その他では、「王貞治・通算750号で世界最高記録」
「日本赤軍のハイジャック事件」などがありました。
この年のヒット曲は
「失恋レストラン」(清水健太郎)
「フィーリング」(ハイ・ファイ・セット)
そして、「青春時代」(森田公一とトップギャラン)
東京へ来て5年が過ぎ、
ここ一年、心の中にあったモヤモヤが晴れず
このままでいいんだろうか?
何をしたい?
「青春時代」の歌詞みたいな
「青春時代の真ん中は、道に迷っているばかり・・・」
そして、答えが見つからないまま秋が過ぎた頃
「東京」に別れを告げ
一人、夜行列車に飛び乗る
矢沢永吉「親友」を口ずさみ・・・・・北陸「金沢」へ
《昭和53年》
金沢に来たのはいいけど住む所も無く
駅に二日位居たら、ヤバそうな人に声をかけられたり
このままじゃヤバイ、とにかく住む所と仕事を探さなきゃ~・・・・と。
当ても無く街を歩いてたら、小さなパブスナックみたいなところに張り紙があり
「従業員募集!住込み可!食事つき!」
恐る恐る中に入り、すぐ採用してもらい住込みをする事に。
仕事はボーイみたいな・・・たまにお客さんら「歌、うたえ~~!」みたいな
今もそうだけど、歌には自信がまったく無く、
確か「ダイアナ」を歌ったような・・・・
・・・が、まったく受けず!!!
4,5日が過ぎ店のマスターが
「ここに居るような君じゃないから、このお金で帰りな」・・・・と、確か3万円位だったかをくれた。
人の優しさにふれ・・・泣いた・・・・。
後で、住所と名前を聞いておくべきだったと・・・後悔。
けど、まだ答えが見つからず帰るわけにはいかない。
片町あたりをずうっと歩き、パブディスコの「従業員募集」の張り紙を見つけ
面接をしてもらい・・・・採用。
こうして、ディスコのホール係りの生活がスタートする。
矢沢永吉「時間よとまれ」リリース
資生堂、夏のキャンペーンソング
この年のヒット曲は
「Mr、サマータイム」(サーカス)
「飛んでイスタンブール」(庄野真代)
そして、「かもめが翔んだ日」(渡辺真知子)
《昭和54年》
この年は、これが流行りましたね~~
SONYのウォークマン
始めて聞いた時は、マジ、ぶっ飛びました!!
金沢の生活が一年を過ぎ
夜の世界にも慣れ・・・・、いわゆる引き抜きみたいな物もあり
俺が本当にやりたいのは、これじゃない!そうじゃないんだ!
・・・・と、言いきかせた時、インテリアデザインの仕事を忘れかけてた自分に気づき、
丁度その頃、札幌でインテリアの会社をやってた従兄弟が
「札幌へ来ないか~~」・・・・と。
そして春、中2から高1まで3年間過ごした札幌へ
この年のヒット曲は
「魅せられて」(ジュディ・オング)
「YOUNG MAN」(西城秀樹)
「セクシャルバイオレットNO,1」(桑名正博)
そんな「昭和な話」
4月29日(土) 《昭和の日》
古き良き時代「昭和」・・・・
皆さんにとってのそれぞれの昭和・・・・
共に過ごしませんか・・・・。
“俺の昭和” 第5回
《昭和50年代 後期》へと・・・
続く。