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平成20年12月1日に施行された制度と中間法人制度の関係者を円滑につなぎます

LLPの本の紹介 その2

2005-09-19 06:53:05 | Weblog
このたび、下記の本が発行されました。
日本版LLP(有限責任事業組合)のつくり方・運営のしかた

組合契約書はなんと経済産業省のまぼろしの組合契約書をモデルにしているそうです。よくできています。欲を言えば、江戸川さん自身もお話していますが、持分の払いもどしは簿価という規定がほしかったと思います。いまのところベストではないかと思います。

著者/訳者名 : 江戸川泰路/著
出版社名 : 日本実業出版社 (ISBN:4-534-03959-X)
発行年月 : 2005年09月
価格 : 1,890円(税込)

とても、簡潔に明瞭に書いてありますので、一番お勧めの本です。前回までは日本法令の本がお勧めといいましたが、この本の発行により変更します。組合契約も簡潔に書いてあります。その他法律、会計、税務のすべてについて記載してあります。租税特別措置法、施行令、施行規則も記載してあります。

惜しいのは、組合の損益計算の総額方式、純額方式の計算例や法人の明細書について細かな解説がない点です。もう一つは、組合員の脱退時の持分の評価を簿価と指摘したところです。この点は経験がないので仕方がないと思いますが。原則は時価です。どうしても、簿価にしたいのならば組合契約において財産権を制限する規定を設ける必要があります。LLPの存続は脱退する組合員には関係ありませんから。

日本版LLP(有限責任事業組合)のつくり方・運営のしかた

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