犯罪小説家
著者/訳者名 雫井脩介/著
出版社名 双葉社
発行年月 2008年10月
サイズ 372P 20cm
価格 1,575円(税込)
本の内容
新進作家、待居涼司の出世作『凍て鶴』に映画化の話が持ち上がった。
監督に抜擢された人気脚本家の小野川充は『凍て鶴』に並々ならぬ興味を示し、
この作品のヒロインには、
かつて伝説的な自殺系サイト〔落花の会〕を運営していた
木ノ瀬蓮美の影響が見られると、奇抜な持論を展開する。
待居の戸惑いをよそに、さらに彼は、
そのサイトに残された謎の解明が映画化のために必要だと言い、
待居を自分のペースに引き込もうとしていく。
そんな小野川に、待居は不気味さを感じ始め?。
全篇に充ちた不穏な空気。
好奇心と恐怖が交錯する傑作心理サスペンス。
著者情報
雫井 脩介(シズクイ シュウスケ)
1968年愛知県生まれ。
2000年に第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』でデビュー。
04年に上梓した『犯人に告ぐ』がベストセラーとなり、
その年の「週刊文春ミステリーベストテン」第1位に輝く。
さらに05年には同作が第7回大藪春彦賞を受賞し、
07年、映画公開を前に文庫化すると、ミリオンセラーに。
今、最も新刊が待たれる作家の一人である