だれ・へったのわぁ・・・?小学生の時、モンちゃんが水槽のスイッチを押し忘れて、ドンキーやケロヨン他を誘って学校に行く時の人数は5人なのに、走り帰った時の人数は4人なんです。(ちなみに1巻P108~112)たんなる作者のミスだったらどうしよう!!だれ・へったのわぁ・・・?”ともだち”の正体は、カツマタ君…!
約8年にも及ぶ連載を経て、今週号で20世紀少年(21世紀少年)が終了しました。
ビッグコミックスピリッツでの連載終了=推理するための情報は揃ったとみなせますので、
改めて、”ともだち”がカツマタ君となる理由を考えてみようと思います。
何かと賛否両論の激しい最終回、ちょっとでも拡大解釈のお役に立てたらこれ幸いです。
①まず、この髪型で絞られる
だって彼、サラサラのストレートだもの。
様々なブログやらmixiのコミュなんかの書き込みを読んでると、
どういうワケか”ともだち”=ドンキー、モンちゃん、グッチィの推理が多かったり。
でもね、彼ら3人のいずれかも、後ろ髪が違う時点で、違います。
現代のように科学や技術が発展した世の中であれば、いちいち髪型を変えたりもたやすいけど、
この物語の少年時代は1970年代前半と、日本はまさに高度経済成長の真っ只中。
さすがにそんなことをしてたとは思えませんし、
何より、何でそんなことをする必要があんの?って疑問が出てきます。
②ナショナルキッドのお面を持ってる=サダキヨって思えますが…
自問自答しつつ学校の屋上へと向かうカツマタ君。
髪型の相違からもドンキー他ではないとは述べましたが、
カツマタ君はこんな感じで、どちらかと言うとネガティブなキャラです。
このナショナルキッドのお面を着用してたり、容姿がが酷似している点から、
”ともだち”=サダキヨって考える人達も続出しましたが、
サダキヨは小5の2学期には転校し、ケンヂ達の街からいなくなりました。
確か漫画を買うだのそんな事情で中2になって再訪しますが、
こんな風に彼は、ケンヂらと同じ中学校の生徒ではありません。
いくら影の薄いサダキヨとはいえ、お面を外しケンヂ達の前で生活してたら、
さすがに「あれ、お前何してんの?」とかって気づかれますよね。
また、作中では随所に”ともだち”≠サダキヨを思わせる場面なりエピソードがあるので、
そういう理由からも彼は”ともだち”にはなり得ません。
サダキヨ以外にお面の子が別にいた時点で、彼は”ともだち”の対象外。【キリコ談】
③何より、チョーさんメモには記されていた
伝説の刑事チョーさんが残したメモを見る山崎。そこには…
1997年、定年を1週間前に控えた伝説の刑事チョーさんを殺害した山崎は、
犯行後ロッカールームにてチョーさんが残したメモを見て愕然とします。
だって全ての謎の答えが書いてあったんだもん。
2018年、取調室で孫の蝶野にそう語る山崎。
曖昧な描写ではあるものの、次のページをめくろうとする彼が確認したのは、
「~たちの間で~だとされて~」って意味深な文章。
ここで極論なんですが、自分は「少年たちの間で死んだとされて~」と解釈しました。
少年時代に死人と扱われたキャラは2人おり、1人は都市伝説化してるカツマタ君、
そしてもう1人は中学2年になり、久しぶりにケンヂの街に遊びにきたサダキヨです。
ただ、サダキヨが”ともだち”でないことはこれまでの物語をよく読めば明白であり、
そうなってくると残すはカツマタ君となるワケです。
↑の山崎のセリフに注目して欲しいのですが、サダキヨの友達=カツマタ君のことです。
1970年(ケンヂら小5)の夏、転校することをカツマタ君に告げるサダキヨ。
こういった風に自ら転校の話をしたり、かと思えば反陽子ばくだんについて問いかけてみたり、
お互いの関係がかなり蜜月だったことが明らかになるシーンです。
2人してお面なんてかぶったり服装までが似てたり、もしや彼らは兄弟だったり双子なのでは?
自分を含めてそう考えた人もいるかと思いますが、ここで思い出して欲しいのが、
もう1人のお面の子がサダキヨにとって友達であること。(山崎談)
メモを既読した山崎が言うんだから、恐らく2人は兄弟でも双子でもない、そう思いましょう。
④カツマタ君の顔がのっぺらぼうな理由
お面で顔をひた隠しなのに、取ったら取ったでのっぺらぼうだし。
カツマタ君といえば、大好きなフナの解剖実験の前日になぜか死んじゃった、
ちょっとした都市伝説っぽいキャラであり、言ってしまえば描写が非常に曖昧なキャラでした。
で、自分としてはそんな風に曖昧なキャラだからこそ、こうも考えられるんじゃないかと。
カツマタ君はきっと、死んでなかった。
正確に言うなら、きっとではなく絶対です。
もし本当に死んでるのなら、ヴァーチャルアトラクション(以下VA)内とはいえ、
ケンヂに「カツマタ君だろ」って断定されるワケがありませんし、
何より赤の他人であるチョーさんに”ともだち”=カツマタ君と特定されるワケがありません。
それでは、なぜに彼の顔がのっぺらぼうなのかですが、
自分的に以下の2つなんじゃないかと思うんです。
フクベエに成りすまそうとした際の不具合によるのっぺらぼう。
単に少年時代のデータ(顔写真等)が皆無だった。
【1について】
お面の下がのっぺらぼうだった、この描写が初登場したのは、
本来なら大阪万博に期間中ずっと行っていないといけなかったフクベエが、
自らの存在をひた隠しにするために、サダキヨからお面を借りた際。
ただでさえ暑い暑い夏の日の1970年なのに、アイスを買いに行く途中、
前の学校の同級生に見つかり、カツアゲされた後にお面を取った顔がのっぺらぼうでした。
現実世界において、人間の顔がのっぺらぼうになることはあり得ません。
そうなってくると、フクベエに成りすまそうと、彼の生い立ちをVAで振り返ってた際の不具合か、
当時サダキヨと思われいじめられた焦るフクベエの心理描写をのっぺらぼうで現したかでしょう。
ちなみに、なぜに不具合と考えたかですが、ともだち暦3年が幕開ける際、
カツマタ君はVAらしき装置にかかりつけで、かと思えば突然目覚めた点からの判断です。
故にそれまでの回想は、カツマタ君がフクベエの視点で覗いたVAの映像と考えます。
⑤そして1970年の夏、駄菓子屋事件が勃発
ジジババにしばかれるはフクベエに死の宣告をされるは、踏んだり蹴ったりのカツマタ君。
ケンヂが真犯人で駄菓子屋でバッジを盗んだのに、彼が名乗り出なかったことから、
ジジババはカツマタくんを犯人扱いしてしまいます。
婆さんなのに思いっきりしばいてね、しかも周りにはケンヂら同級生がいるわ、
おまけにフクベエには死の宣告をされるわで、まさに踏んだり蹴ったりのカツマタ君。
ちなみに、この騒動が1970年の夏と断言できるのは、
カツマタ君が事前にサダキヨに反陽子ばくだんのメモを渡していた点、
フクベエがヤマネに彼が5年4組の生徒であると打ち明ける点からです。
(※先日作成した「こちらの時系列」でも言及しています)
当時の子供達にとって、喉から手が出るほど欲しかったであろうバッジ、
そんなレアアイテムを盗難して手に入れるということは、
間違いなく彼はいじめの標的とされたことでしょう。
うざいことにフクベエなんかは早速彼に死の宣告なんてしてますからね。
そして自分は、この事件がカツマタ君の不可解な死へとつながるのではと考えます。
万引き犯としていじめ抜かれ、「カツマタって誰よ?」みたいな感じでシカトされたり、
そんな陰湿っぷりの発展系として、彼を死人のように扱ったって感じです。
あるいは、いじめに耐えかねて別の学校に転校してしまったのかもしれませんね。
どちらにせよ、当時の彼は死人として捉えられてたけど、決して死んでなかったってことです。
あと、この騒動の際に漫画の主要キャラが居合わせてた点、
何よりカツマタ君がしばかれてる背景で、サダキヨが受け取ったメモを隠そうと奔走している点、
以上からも”ともだち”≠彼らと判断することが可能です
約8年にも及ぶ連載を経て、今週号で20世紀少年(21世紀少年)が終了しました。
ビッグコミックスピリッツでの連載終了=推理するための情報は揃ったとみなせますので、
改めて、”ともだち”がカツマタ君となる理由を考えてみようと思います。
何かと賛否両論の激しい最終回、ちょっとでも拡大解釈のお役に立てたらこれ幸いです。
①まず、この髪型で絞られる
だって彼、サラサラのストレートだもの。
様々なブログやらmixiのコミュなんかの書き込みを読んでると、
どういうワケか”ともだち”=ドンキー、モンちゃん、グッチィの推理が多かったり。
でもね、彼ら3人のいずれかも、後ろ髪が違う時点で、違います。
現代のように科学や技術が発展した世の中であれば、いちいち髪型を変えたりもたやすいけど、
この物語の少年時代は1970年代前半と、日本はまさに高度経済成長の真っ只中。
さすがにそんなことをしてたとは思えませんし、
何より、何でそんなことをする必要があんの?って疑問が出てきます。
②ナショナルキッドのお面を持ってる=サダキヨって思えますが…
自問自答しつつ学校の屋上へと向かうカツマタ君。
髪型の相違からもドンキー他ではないとは述べましたが、
カツマタ君はこんな感じで、どちらかと言うとネガティブなキャラです。
このナショナルキッドのお面を着用してたり、容姿がが酷似している点から、
”ともだち”=サダキヨって考える人達も続出しましたが、
サダキヨは小5の2学期には転校し、ケンヂ達の街からいなくなりました。
確か漫画を買うだのそんな事情で中2になって再訪しますが、
こんな風に彼は、ケンヂらと同じ中学校の生徒ではありません。
いくら影の薄いサダキヨとはいえ、お面を外しケンヂ達の前で生活してたら、
さすがに「あれ、お前何してんの?」とかって気づかれますよね。
また、作中では随所に”ともだち”≠サダキヨを思わせる場面なりエピソードがあるので、
そういう理由からも彼は”ともだち”にはなり得ません。
サダキヨ以外にお面の子が別にいた時点で、彼は”ともだち”の対象外。【キリコ談】
③何より、チョーさんメモには記されていた
伝説の刑事チョーさんが残したメモを見る山崎。そこには…
1997年、定年を1週間前に控えた伝説の刑事チョーさんを殺害した山崎は、
犯行後ロッカールームにてチョーさんが残したメモを見て愕然とします。
だって全ての謎の答えが書いてあったんだもん。
2018年、取調室で孫の蝶野にそう語る山崎。
曖昧な描写ではあるものの、次のページをめくろうとする彼が確認したのは、
「~たちの間で~だとされて~」って意味深な文章。
ここで極論なんですが、自分は「少年たちの間で死んだとされて~」と解釈しました。
少年時代に死人と扱われたキャラは2人おり、1人は都市伝説化してるカツマタ君、
そしてもう1人は中学2年になり、久しぶりにケンヂの街に遊びにきたサダキヨです。
ただ、サダキヨが”ともだち”でないことはこれまでの物語をよく読めば明白であり、
そうなってくると残すはカツマタ君となるワケです。
↑の山崎のセリフに注目して欲しいのですが、サダキヨの友達=カツマタ君のことです。
1970年(ケンヂら小5)の夏、転校することをカツマタ君に告げるサダキヨ。
こういった風に自ら転校の話をしたり、かと思えば反陽子ばくだんについて問いかけてみたり、
お互いの関係がかなり蜜月だったことが明らかになるシーンです。
2人してお面なんてかぶったり服装までが似てたり、もしや彼らは兄弟だったり双子なのでは?
自分を含めてそう考えた人もいるかと思いますが、ここで思い出して欲しいのが、
もう1人のお面の子がサダキヨにとって友達であること。(山崎談)
メモを既読した山崎が言うんだから、恐らく2人は兄弟でも双子でもない、そう思いましょう。
④カツマタ君の顔がのっぺらぼうな理由
お面で顔をひた隠しなのに、取ったら取ったでのっぺらぼうだし。
カツマタ君といえば、大好きなフナの解剖実験の前日になぜか死んじゃった、
ちょっとした都市伝説っぽいキャラであり、言ってしまえば描写が非常に曖昧なキャラでした。
で、自分としてはそんな風に曖昧なキャラだからこそ、こうも考えられるんじゃないかと。
カツマタ君はきっと、死んでなかった。
正確に言うなら、きっとではなく絶対です。
もし本当に死んでるのなら、ヴァーチャルアトラクション(以下VA)内とはいえ、
ケンヂに「カツマタ君だろ」って断定されるワケがありませんし、
何より赤の他人であるチョーさんに”ともだち”=カツマタ君と特定されるワケがありません。
それでは、なぜに彼の顔がのっぺらぼうなのかですが、
自分的に以下の2つなんじゃないかと思うんです。
フクベエに成りすまそうとした際の不具合によるのっぺらぼう。
単に少年時代のデータ(顔写真等)が皆無だった。
【1について】
お面の下がのっぺらぼうだった、この描写が初登場したのは、
本来なら大阪万博に期間中ずっと行っていないといけなかったフクベエが、
自らの存在をひた隠しにするために、サダキヨからお面を借りた際。
ただでさえ暑い暑い夏の日の1970年なのに、アイスを買いに行く途中、
前の学校の同級生に見つかり、カツアゲされた後にお面を取った顔がのっぺらぼうでした。
現実世界において、人間の顔がのっぺらぼうになることはあり得ません。
そうなってくると、フクベエに成りすまそうと、彼の生い立ちをVAで振り返ってた際の不具合か、
当時サダキヨと思われいじめられた焦るフクベエの心理描写をのっぺらぼうで現したかでしょう。
ちなみに、なぜに不具合と考えたかですが、ともだち暦3年が幕開ける際、
カツマタ君はVAらしき装置にかかりつけで、かと思えば突然目覚めた点からの判断です。
故にそれまでの回想は、カツマタ君がフクベエの視点で覗いたVAの映像と考えます。
⑤そして1970年の夏、駄菓子屋事件が勃発
ジジババにしばかれるはフクベエに死の宣告をされるは、踏んだり蹴ったりのカツマタ君。
ケンヂが真犯人で駄菓子屋でバッジを盗んだのに、彼が名乗り出なかったことから、
ジジババはカツマタくんを犯人扱いしてしまいます。
婆さんなのに思いっきりしばいてね、しかも周りにはケンヂら同級生がいるわ、
おまけにフクベエには死の宣告をされるわで、まさに踏んだり蹴ったりのカツマタ君。
ちなみに、この騒動が1970年の夏と断言できるのは、
カツマタ君が事前にサダキヨに反陽子ばくだんのメモを渡していた点、
フクベエがヤマネに彼が5年4組の生徒であると打ち明ける点からです。
(※先日作成した「こちらの時系列」でも言及しています)
当時の子供達にとって、喉から手が出るほど欲しかったであろうバッジ、
そんなレアアイテムを盗難して手に入れるということは、
間違いなく彼はいじめの標的とされたことでしょう。
うざいことにフクベエなんかは早速彼に死の宣告なんてしてますからね。
そして自分は、この事件がカツマタ君の不可解な死へとつながるのではと考えます。
万引き犯としていじめ抜かれ、「カツマタって誰よ?」みたいな感じでシカトされたり、
そんな陰湿っぷりの発展系として、彼を死人のように扱ったって感じです。
あるいは、いじめに耐えかねて別の学校に転校してしまったのかもしれませんね。
どちらにせよ、当時の彼は死人として捉えられてたけど、決して死んでなかったってことです。
あと、この騒動の際に漫画の主要キャラが居合わせてた点、
何よりカツマタ君がしばかれてる背景で、サダキヨが受け取ったメモを隠そうと奔走している点、
以上からも”ともだち”≠彼らと判断することが可能です