浅草通りとゆう、
真っ直ぐ伸びる大きな道路を
澄んだ早朝の空気の中、
仕事場まで歩く時間が好きでした。
今日で最後。
特別に気負うことも無く、
いつものようにバタバタと午前中が過ぎ、
あっとゆう間にお昼が過ぎ、
遅めの昼食を、
これは少し特別に、
同期の子と後輩と、
いつもは働いているレストランで食べた。
午後も同じように仕事に追われ、
あっという間に勤務終了時刻。
専用のデスクの引き出しを空け、
ロッカーの中身を紙袋に。
さぁ、ちゃんと挨拶して、
笑顔で帰ろう。
って計画だったのに。
最初に勤務を終えて帰る先輩と、
挨拶した瞬間に、
ぶわーーーーっときた。
そりゃ、支配人もマネージャーもびっくりよ。
まだ私は勤務時間残ってて、
慌てて正気に戻り、
何とか仕事を終える。
次に、入社した当初からお世話になった
料理長のもとへ。
ぶっきらぼうな励ましの言葉に、
即効涙が止まらん。
泣かされたの、これが２度目。
１度目のことを料理長も覚えていて、
益々止まらない。
これまた入社した時から、
ずーっとお世話になった、
先輩とロッカーで話したら、
もう涙腺ぶっ壊れる危機を感じ、
とどめに、
唯一の同期の子から、
餞別受け取って、
お互いポロポロ止まらない。
辞めるわけじゃない。
これからももちろん繋がっている。
たかが異動。
されど異動。
３年と８ヶ月。
この濃い時間を、
思い返しても、
あまりにもたくさんの、
出来事と思い出と
喜び悲しみ悔しさ嬉しさ
様々な感情と、
陳腐な言葉でしか表現できないけど、
忘れることのできない日々。
ここで出逢った人たち。
ここで擦れ違った人たち。
たくさんの人たち。
ここで一緒に働いてきた人たち。
ただただ、感謝の一言。
ありがとう。
一緒に働けて、
とても幸せでした。
ただただ今は、淋しい。
明日になれば、
またすぐ益々多忙の日々だから。
今だけは淋しさ噛み締めて、
みんなと過ごした膨大な時間を、
噛み締めて。
また新しいスタートに向かいます。
