カルシウムイオンとマグネシウムイオン

【硬水による弊害】

・Ca2+やMg2+量の多い水を硬水という（逆は軟水）

＜Ca2+やMg2+による弊害＞

　陰イオン界面活性剤を阻害

　石けん→金属石けん（水に不溶。界面活性剤として機能しない。自己が汚れ）
（cf. 蒸留水で溶かした場合：石けんに界面活性剤を入れても白くにごらない）


汚れと繊維のバインダーとしての役割を持つ（+の電気をもつため）


-参考-

各地の水道水の硬度

石けんの作り方

・石けん

　　Ｒ-ＣＯＯＣＨ２　　　　　　　　　ＲＣＯＯＮａ　　　 　 ＣＨ２-ＯＨ
　　　 　　　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　
　Ｒ'-ＣＯＯＣＨ　＋　３ＮａＯＨ　→ Ｒ'ＣＯＯＮａ　＋　 ＣＨ-ＯＨ
　　　　　 　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　
　Ｒ''-ＣＯＯＣＨ２　　　　　　　　　Ｒ''ＣＯＯＮａ　　　　 ＣＨ２-ＯＨ
　　油脂　　　　　　　　　　　　　　　　　　セッケン　　　　　グリセリン

　Ｒ-ＣＯＯ－　＋　Ｈ２Ｏ　⇔　Ｒ-ＣＯＯＨ　＋　ＯＨ－
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　↑塩基性を示す　　　　　　　　

　


Ｃａ２＋やＭｇ２＋と水に不溶な塩をつくる

　２ＲＣＯＯ－　＋　Ｃａ２＋　→　（ＲＣＯＯ）２Ｃａ↓　




・塩析：水中から石けんを外に追い出す

・ケン化法：油脂とアルカリを加熱して反応

・中和法：脂肪酸を弱いアルカリ性と接触させる