内部の構造は、大ドームを中心にして二廊式です。
主祭壇部分、説教台は金色に輝いています。キリストを中心に4人の使徒が、浮彫で描かれています。そしてその背後にある石造りの立派な蝋燭台と一体となるような感じのロマネスク調のコラムとアーチ、とても重厚感がありますね。
しかしなんといっても圧倒的な迫力をもって私たちに迫ってくるのはアプス(後陣)の半円形のスペース(エクセドラ)に描かれたキリスト像です。
この作品はモザイクでつくられています、パリにあるどのモザイク作品より大きいそうですよ。中央に大きく両手を開いたキリストそして両脇には聖母マリアと、聖ミカエルが描かれています。ひざまずいているのは、教皇レオ13世(1810-1903)とジャンヌダルクです(1412?-1431)。
そして、この教会のステンドグラスも見どころの一つです。ステンドグラスは第2次世界大戦でほとんどが失われてしまったので、現在私たちが見ることができるのは戦後に作られたものです。