2021年6月訪問
仁和寺をしっかり守る 二王門と金剛力士像 京都
『仁和寺』の『二王門』は道路に面しています。
重厚感に満ちたとても素晴らしい形の門です。
この門は、徳川三代将軍『家光』が寄進しました。
建立は寛永18年(1641)~正保2年(1645)完成に4年を要しました。
また、『知恩院三門』、『南禅寺三門』と並んで、京都三大文と称されます。
そして、このお寺を守っているのが『金剛力士像』です。
この像は『阿形』ですね、怒りを顔前面に表現して、口を開けます。
恐ろしい表情ですが、とても上品な顔立ちです。
作者、制作時期は分かりませんが、堂々とした風貌です。
振り上げた右手の筋肉が力強さを強調しています。
こちらは『吽形』怒りを心に秘め、口を結んでいます。
その分鼻が膨らんでいるのを見て、写実的表現を感じます。
大きな右手のひらをことちに突き出して、この門を通るものを誰何しています。
製作時代はやはりこの門が作られて頃でしょうか?
非常に重厚で、このお寺を守るにふさわしい門です。