ЭR-18文学賞
R-18文学賞というのは、女性による女性のための官能小説を対象にしています。と、わざわざ冒頭にこんなことを書くのは、今回読ませていただいた小説の多くが、官能とは無縁だったからです。官能小説と括るからには、ふつうの小説ではだめなわけです。小説を書きたい、という気持ちから応募先をさがす方も多いのだと思いますが、文学賞にはそれぞれ、個性と特色があります。R-18は、官能小説と明記してあるはずです。そういうわけで、今回読ませていただいた小説のうち、官能度が低いものは、それだけの理由で天引きさせていただきました。もったいないな、と思うものもあったのですが、けれどここは、新潮エンターテインメント賞でも文藝賞でもなく、R-18文学賞という、強い個性を持った場なのですから。
R-18文学賞というのは、女性による女性のための官能小説を対象にしています。と、わざわざ冒頭にこんなことを書くのは、今回読ませていただいた小説の多くが、官能とは無縁だったからです。官能小説と括るからには、ふつうの小説ではだめなわけです。小説を書きたい、という気持ちから応募先をさがす方も多いのだと思いますが、文学賞にはそれぞれ、個性と特色があります。R-18は、官能小説と明記してあるはずです。そういうわけで、今回読ませていただいた小説のうち、官能度が低いものは、それだけの理由で天引きさせていただきました。もったいないな、と思うものもあったのですが、けれどここは、新潮エンターテインメント賞でも文藝賞でもなく、R-18文学賞という、強い個性を持った場なのですから。