3月1日土曜日、『ハーフェズ~ペルシアの唄』を観に、恵比寿の東京都写真美術館へ。
毎月1日は、映画の日。
そう、1800円の映画がこの日ばかりは、1000円で観れる。
こんなに嬉しい日はない。
はずなのに、この一年で映画の日に映画を観たおぼえはない・・。
現実問題、けっこう映画館へ足を運ぶのは、大変なことなのだ。
この日も、花粉症だし、映画館でくしゃみとかやだし・・とか、
ついつい尻込みする自分がいた。
けれど、いかんいかん、映画館で見てこそ映画、たまにゃー行かねばと
自らを奮いたたせて、
恵比寿へ足を運んだ。
が。
この写真館は、映画の日割引が適応されない場所だった。。
あら。
ま。
けど、この日が最終日の映画なので、1800円を奮発する。
麻生久美子が、イランでどんな演技を見せたのかという興味もあったし。
そもそも僕は、映画を観る前に、事前情報をできるだけいれない。
この日もストーリーの「感じ」すらつかんでいなかった。
いざ映画が始まると・・・
目の前に広がる映像は、かなり「不思議」な世界だった。
独特のリズムにあわせて、イスラムの法典(コーラン?)を
読経する子どもと大人。
その際、全員が、頭を前後に揺らしている。
まるで、Xジャパンのライブを座って聴いているかのように。
日本では麻生久美子が主役のようなポスターだったが、
もちろん、イラン映画なのでそういうことはない。
チベット人の血をひく大師の娘役。
という設定事態が不思議なのだが、
なんだか、その不思議さを感じさせないほど、
全体に変わった映画だった。
娘と詩を読み交わしたといって、
主人公が鞭打ちの刑を受けたり。
お酒を飲んだといって鞭打ちの刑を受けたり。
村の少女を眼鏡をつくりに都市につれていったといって
鞭打ちの刑を受けたり。
とにかく、よくわからんこと、
よくわからん展開だらけなのだ。
ただし、そのよくわからなさは、
イヤな感じを受けるものではない。
むしろ、ペルシャの風がさっと吹き抜けていったような
気持ちのよさすら残る。
ところで、ハーフェズ(詩人・預言者)の地位を剥奪された主人公が、
その罪をそそぐため、
「鏡磨き」の旅にでかけ、行く先々で、困難と直面するというのが、
後半の大部分のストーリーなのだが、
これ、観ているうちに「少林寺三十六房」を思い出した。
そう、あのリューチャーフィーの。
全然違う話ではあるが、肉体的困難に打ち克つことで「成長」していく物語であるという点で、なんだかそんな気がしたのだ。
まあ、とにかく、不思議な映画だった。
ちにみに、その夜、BSでたまたま放映していた「エリザベス」を鑑賞。
翌日は、DVDで「善き人のためのソナタ」を。
どちらもすばらしい映画だった。特に「ソナタ」は、近年まれにみる名作ではないか。
また観たい作品だ。
毎月1日は、映画の日。
そう、1800円の映画がこの日ばかりは、1000円で観れる。
こんなに嬉しい日はない。
はずなのに、この一年で映画の日に映画を観たおぼえはない・・。
現実問題、けっこう映画館へ足を運ぶのは、大変なことなのだ。
この日も、花粉症だし、映画館でくしゃみとかやだし・・とか、
ついつい尻込みする自分がいた。
けれど、いかんいかん、映画館で見てこそ映画、たまにゃー行かねばと
自らを奮いたたせて、
恵比寿へ足を運んだ。
が。
この写真館は、映画の日割引が適応されない場所だった。。
あら。
ま。
けど、この日が最終日の映画なので、1800円を奮発する。
麻生久美子が、イランでどんな演技を見せたのかという興味もあったし。
そもそも僕は、映画を観る前に、事前情報をできるだけいれない。
この日もストーリーの「感じ」すらつかんでいなかった。
いざ映画が始まると・・・
目の前に広がる映像は、かなり「不思議」な世界だった。
独特のリズムにあわせて、イスラムの法典(コーラン?)を
読経する子どもと大人。
その際、全員が、頭を前後に揺らしている。
まるで、Xジャパンのライブを座って聴いているかのように。
日本では麻生久美子が主役のようなポスターだったが、
もちろん、イラン映画なのでそういうことはない。
チベット人の血をひく大師の娘役。
という設定事態が不思議なのだが、
なんだか、その不思議さを感じさせないほど、
全体に変わった映画だった。
娘と詩を読み交わしたといって、
主人公が鞭打ちの刑を受けたり。
お酒を飲んだといって鞭打ちの刑を受けたり。
村の少女を眼鏡をつくりに都市につれていったといって
鞭打ちの刑を受けたり。
とにかく、よくわからんこと、
よくわからん展開だらけなのだ。
ただし、そのよくわからなさは、
イヤな感じを受けるものではない。
むしろ、ペルシャの風がさっと吹き抜けていったような
気持ちのよさすら残る。
ところで、ハーフェズ(詩人・預言者)の地位を剥奪された主人公が、
その罪をそそぐため、
「鏡磨き」の旅にでかけ、行く先々で、困難と直面するというのが、
後半の大部分のストーリーなのだが、
これ、観ているうちに「少林寺三十六房」を思い出した。
そう、あのリューチャーフィーの。
全然違う話ではあるが、肉体的困難に打ち克つことで「成長」していく物語であるという点で、なんだかそんな気がしたのだ。
まあ、とにかく、不思議な映画だった。
ちにみに、その夜、BSでたまたま放映していた「エリザベス」を鑑賞。
翌日は、DVDで「善き人のためのソナタ」を。
どちらもすばらしい映画だった。特に「ソナタ」は、近年まれにみる名作ではないか。
また観たい作品だ。