古田和子ゼミブログ

慶應義塾大学の東アジア経済史の古田和子先生のゼミの連絡その他のブログ。

中国語文献

2009-04-25 11:28:32 | ゼミ生のたわごと
内ゼミ代表福田です。
少し前の話ですが、先週土曜日に研究プロジェクトの関係で、神保町の中国関連書籍専門店に行ってきました。
そしたら、意外にも「中国经济史」の(中国語で書かれている)本が結構ありました(2段くらい占拠されていました)。
その中に、中国の大学で使われている近代中国経済史の教科書もあったので、花押かどうか迷いましたが先週は他の本を買ったのでやめました。

日本でそのような東アジア経済史の大学生向けの適当な教科書がまだ出版されていないということは、これを訳して出版すればもしかして印税生活が??なんて思ったりもしました(そもそも、上手く訳せるほどの語学能力がありませんが…)。
来週のゼミの後に明治大学でサークルの会議があるので、そのついでに買おうかと思っていますが、結局まだ決めかねています。
買ったとしても、解読するのに1年かかってしまいそうな感じなので…。

4/20活動報告

2009-04-21 14:21:39 | 定期活動
同じサークルの人が経済学部ゼミナール委員会委員長になっていたことが昨日のゼミで1番驚いたことのような気がする内ゼミ代表福田です。
「ゼミナール委員長が昨年サークルで自分の部下だった。」とか言って周りに自慢する材料になるという利点はあるのかもしれません(笑)

さて、今年度はゼミの雰囲気をよりいろいろな人(主に2年生?)に知ってもらおうと、毎週活動報告的なことをしようかと思います。
今週はその第1弾です。

【お知らせ】
1)メーリスの件
2)経済学部ゼミナール委員会役職紹介(このへんはゼミナール委員会のホームページを見てください)

【ゼミ活動】
今週より輪読のスタートです。輪読する本は、浜下武志・川勝平太(2001)『アジア交易圏と日本工業化(新版)』藤原書店 のp.1-50です。
まず、レジュメに基づいて本文の内容を確認。
そのあと、論点である「東アジアの工業化への特化は周辺国によってなされているが、なぜ日本だけがいち早く工業化に着手することができたのか。」について討論しました。
討論の結果としては、
1)日本が地理的に遠かったから。
→交易の中継点として日本は働けず、欧米との接点が間接的であった。
→東南アジアは植民地化され、欧米の言われるままに工業化の原料をプランテーションすることを強要されたため、工業化の選択権がなかった。
→それに対して、日本は工業化の判断を自国で行えた。
2)農業部門の生産性や識字率が高かったから。
→70%の人口で全人口分の農業生産がまかなえたため、工業に従事できる人口が多かった。
⇔中国の農業人口は80%を超えていたが、インドはカースト制のため、意外と農業人口が低かったかもしれないため、日本の農業人口の割合が低かったとは一概には言えない(ただ、日本では農村工業が進んでおり、農業人口比率が高くても工業化を進めることができたとは言えるかもしれない)。
3)銀・銅・海産物といった輸出品では、中国商人に太刀打ちできなかったため、いち早く工業化して、東アジア圏内で売れる品物を作ろうとしたから。

※タイが独立国として存在できたのは、イギリスとフランスの緩衝地帯として存在してきたからであり、工業化に成功したからとは言い難い。
※中国は商業仲介的要素が強く、また朝貢貿易は王朝としては赤字だったが、民間としては黒字だった。

●参考文献の選び方
この論文の立場でない人の文献を紹介するのがよい。うまく、論文の注を活用するとよい。

※補足※
たまたまゼミの帰りの目黒線車内で読んでいた本(小島麗逸、鄭新培著(2001)『中国教育の発展と矛盾』お茶の水書房、6ページ)に識字率について書かれていたので紹介します。
「日本の場合は明治維新時に男女平均で非識字率は80%前後と言われている。小学校への就学率は維新以後35年前後でほぼ95%に達した。これに伴い非識字率は50年後の1910年代末にはほぼ2~3%へと低下した。旧ソ連と日本は世界記録的な速さで非識字人口を解消した。」
と書かれており、1950年代でも非識字率が90%前後の中国よりは低かったものの、1870年代の非識字率が約12%のアメリカ(白人)や約20%のイギリス(男性)などに比べると日本の非識字率は高かったようです。
その後50年間という驚異的な速さでほぼ解消させたのは日本の努力の賜物と言えるでしょうが。

<<次回予告>>
次回は、4月27日(月)開催です。
輪読の担当は、
レポーター:佐藤
コメンテーター:原田
司会:石田
となっています。
今週半ば思いつきで発言した「機動力」のあたりが、意外といい発言だった佐藤くんのポテンシャルの高さに期待ですね。

以上、今週の活動報告でした。
長くて疲れるので、来週以降報告をする気力があるかどうかは未定です(笑)
なんとなくコメントを残してくれるとやる気がupしたりします。

PCメーリス作成中です

2009-04-16 02:06:40 | 業務連絡
こんばんは。今日日吉に健康診断に行ったら、やはり体重は50kgの大台には今年も到達しておらず、また「女だったらモデル体型なのにね」と言われそうな内ゼミ代表福田です。

前置きはそのくらいにして、
現在PCメーリスを作成中です。が、みなさんのパソコンのアドレスがわかりません…。
なので、ゼミ員の方は、福田まで名前とパソコンのアドレスを明記してメールを送ってください。

以上、業務連絡でした。

2009年度役職紹介

2009-04-15 00:22:29 | 定期活動
こんばんは。金曜4限の"African Issues"の英文を読んでたらすっかり頭の中が英語&エイズだらけになった内ゼミ代表・福田です。

2009年度古田和子研究会の役職が決まったのでお知らせします↓

内ゼミ代表&通信担当:福田晃大
外ゼミ代表:原田憲一
入ゼミ担当:石田良平
OB担当:上野拓
会計・コンパ・合宿担当:佐藤英樹
三田論担当:梨木建作
文献担当:山田はつみ

それでは、1年間よろしくお願いします!

B日程詳細

2009-04-05 19:03:19 | 定期活動


こんばんは。
連絡が遅くなって申し訳ありません。
B日程(4月6日)の受験者にご案内申し上げます。
集合場所 144A教室

集合時間 10時15分

にてお集まりいただくようにお願いいたします。
また、当日の不慮の事態が起きました場合には
090-7011-1199
が担当直通(学生)の緊急連絡先となっています。
ご不明な点がありましたら
millesimus-lapis-arcitenensアットマークdocomo.ne.jp
までご連絡ください。