散歩

ここ最近は稽古開始時間が早いので、自然と朝の犬の散歩も早朝時間となるわけです。
眠い目こすって行くわけですが、犬は当然、朝っぱらから俄然はりきって‘あら、今日もお早いのですね♪’と笑って（いるような顔をしている）、タッタッタと歩いていくのです。
私はまあ最初は‘ねみぃなあ’とか思いつつ、だらだらしてるのですがでもそのうちだんだん目もパッチリして参りまして、おお今日もがんばらなくてはと、台詞なぞをたまにブツブツ唱えながら歩いて、はたからみたら犬に話しかけて会話して一喜一憂している、完全なる怪しい人もしくは寂しい人になっているのですね。
そして偶然にも、今回のお芝居、リリーさんという役もいらっしゃいまして（カラミも多い）、役でリリーさんに怒ったりなんかしたりするシーンもあるもんだから、犬は‘あら、なんでわたしが怒られているのかしら？’と、誤解を招くようなことにもなりまして、その都度‘あ、いやいや君ではないのだ。別のリリーさんなのだ’と告げるのでした。そうすると犬は‘ふんっ紛らわしい’とまたスタスタと歩いていくのでした。

写真は散歩途中にある木。
実、なりすぎだろ…。