(1)毎朝 犬2匹に 連れられて 散歩にでる
で昨日は秋晴れの上天気だった
朝 女房が「犬の学校の先生にケーキを届けてね 犬の籠に入れるから
犬は歩きで連れて行ってね」と言う
歩くと犬の学校迄30分かかる ならば 朝の散歩は10才の「シュク祝」だけにしようと 一匹だけ連れてでた
(2)昨日は 天気がよかったのだが 朝の7時頃はまだ空気が冷たく
ビルの影になると 朝日が当たらず寒かった
で平和大通に戻ると 陽のあたりがよく ポカポカとして 少し眠くなった
速く歩いても どうせ信号待ちするからと 日溜まりをユックリ歩いてた
(3)どうも立ちながら眠ったらしい
犬がリード(紐)を引っ張るのに負けて リードを落としてしまった
で目が覚めた
(4)慌てて 紐を拾い上げると 犬が一匹しか居ない 10才の「シュク」が
僕の顔を見て どうしたの? と 言ってる
「アー年を取るのは 嫌だ 少しポカポカすると 立ってても寝てしまう
でも 毎日 一緒にいる 2匹が オカシイ 1匹しか居ない」
リードを落として居る間に
若い1才のセッカチの華子がどっか行ってしまった
「嫌だ 嫌だ 俺のボケも 此処迄きたか」と
ベンチに 座って日向ぼっこしてる
方に「白い小さな 犬を 見ませんでしたか?」と 聞く
歩いて来た 女性にも 「スイマセン リードの付いた白い小さな 犬が一匹で走っていませんでしたか?」と 聞く
すると トイレに行きたくなる 1分1秒でも 速く見つけないと 平和大通は交通量も多いし スピードも速くでる直線道路だ
でも 年寄りの頻尿は仕方ない 「犬を抱えてトイレに駆け込む」
「どうしよう 去年も 一匹 先代の花子を 交通事故でなくした
また この秋に 一年かけて育てた 華子を 交通事故でなくしたら
とうしよう」 と トイレの中でオロオロしてた
トイレを出ると 自分のアパートのマンションが見える
「女房になんて言おう 探せない」と 思った時に
「女房」と言う言葉で意識が戻った
「アッ 女房が 今日は一匹で朝の散歩は 行ってね」と 言ったのだ
(5)家に帰ると 散歩に連れて行かなかった 華子が ふてくされて 部屋の奥からみてる 玄関迄迎えに来なかった