和宏のひとりごと

那覇市議会の議会改革

昨日は、那覇市議会の議会改革について、会派(有志)の議員で視察しました。

私が以前に参加した研修会で、那覇市議会の取り組みを聞いて、是非、一度、現地を訪れてみたいとの思いがあり、那覇市議会の視察を会長に相談、快諾を受けて実現しました。

那覇市議会は、全国的な議会改革を受け、市民アンケートを実施するなどの『現状分析』を実施。議会として『目指す方向性』を定め、『制定目標(スケジュール)の決定』をした後、平成24年12月に議会基本条例を制定しました。

制定後は、『改革の仕掛けとしての条例』として位置付けをし、議会報告会をはじめ、執行部に対し、予算及び決算における政策説明資料の作成、正副議長選挙時、立候補者による演説等の様々な取り組みをし、様々な議会改革を進め、新たな時代にふさわしい議会へと自らを改革をしています。

ちなみに、早稲田大学ローカルマニフェスト研究所が調査した、全国議会改革度ランキングで那覇市議会は、2010年は767位(810市区中)だったランキングが、2014年は『89位』とランキングが急上昇しました。

研修では、那覇市議会のイトカズ議員、前泊議員のお二人から直接、議会改革を進めた時の様子や、議会改革を進める上での注意点、課題等に関してお話を聴くことが出来ました。







また、より議員間討議が深まるように、議場も円形型議場となっていたり、小さなお子さん連れでも安心して傍聴が出来る託児室もありました。
さらに、タブレット端末を使用しての資料配布、一般質問字のグラフや写真などの提示等、ITCの導入も進んでいます。

さて、本市の議会改革の現状は、進んでいないのが事実であり、さらなる議会(議員)としての資質の向上。市民からの信頼、負託にしっかり対応ためにも、議会改革は『必須条件』だと私は考えます。

ちなみに、議会基本条例を制定し、議会改革を実施している議会の中には、改革が『目的』になってしまい、思うように進んでいない場合もあります。

視察を通して、改めて重要な事は、議会改革は、あくまでも、『1つの手段』ということを再確認しました。

今回は、一部の議員のみの参加となりましたので、これから会派内はもちろん、他の議員とも情報交換、共有をして、『開かれた議会』を目指していきたいと感じています。

P.S、7月の改選を間近に控え、何かとお忙しい中にも関わらず、とても分かりやすく丁寧な説明をしていただきました、イトカズ議員、前泊議員、ありがとうございました。
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