DLコーチにバックナーが戻ってきた

・3年前までアリゾナのDLコーチだったブレントソン・バックナーがアリゾナ復帰
・元TEのジム・ドレイもコーチングスタッフに加わった
・ほかにSTコーチ補佐とコンディショニングコーチ補佐も加入
・DLコーチなど4人のアシスタントが退団

□Return Of Brentson Buckner Highlights Coaching Hires For Cardinals　（チーム公式サイト2月5日水曜の記事）

・エイリアンズHC時代（2013-2017年）の5年間アリゾナでDLコーチだったブレントソン・バックナーがアリゾナに復帰して再びDLコーチをやることになった。

　バックナーは2018年はTBでDLコーチをしていて2019年にエイリアンズがTBのHCに就任したけど、トッド・ボウルズDC（元アリゾナのDC）がNYJのHCだったときDLコーチだったケイシー・ロジャースを連れてくることになり契約解除。

　去年はOAKでDLコーチだったのが1年で解任。こちらはジョン・グルーデンHCがTBのHCだったときDLコーチをしていたロッド・マリネリ（前DALのDC）を連れてくることになったため。ただしバックナーはOAKのDLのサック数を前年の13から32に増やしラン守備も30位から8位に上げる成果を出してた。

　元は1994年PITのドラフト2巡指名でPITに3年、CINに1年、SFに3年、CARに5年いたDT。2010年からPITでインターンコーチをしていてエイリアンズがアリゾナに連れてきた人。

　（去年のDLコーチはクリス・アチューフという実績のない人だった）。
　（バックナーはモチベーターとしても定評がある。DL全体の底上げをしつつ去年のドラフト3巡ザック・アレンを一人前に育ててほしい）。


・元TEのジム・ドレイがoffensive quality controlコーチに就任。

　2010年アリゾナのドラフト7巡指名で4シーズン在籍。2017年にも1週だけ戻ってきた。去年はフレディ・キッチンズ（ドレイ在籍時にアリゾナのTEコーチだった）がHCだったCLEでアシスタントコーチだった。

　（TEコーチ補佐に近い役割になるのかな。ちなみに正TEコーチのスティーブ・ハイデンも元NFLのTE）。
　（ちなみにキッチンズはNYGのTEコーチになってた。NYGはコーチ陣一新でジェームズ・ベッチャーDCは解任されてた）。

・デリアス・スウィントンがスペシャルチームコーチ補佐に就任。

　去年アリゾナのトレーニングキャンプでインターンをしてたそうです。2016年にSFのSTコーチを務めるなどNFLで10年のコーチ経験がある。

・マーク・ネイラーがストレングス＆コンディショニング・コーチ補佐に就任。

　去年はイースタンケンタッキー大にいた。その前はBALにもいたことがある。

・さらにスペンサー・ウィップルがWRコーチ補佐（去年はoffensive quality controlコーチ）、チャーリー・バレンがOLBコーチ（去年はLBコーチ補佐）、ドン・シャンパートがoffensive assistant（去年はコーチ奨学生でRBコーチ補佐）と3人が昇格。


・退団したのはDLコーチのクリス・アチューフ、defensive assistantでDLコーチ補佐だったクリス・ウィルソン、STコーチ補佐のランドール・マックレイ、ストレングス＆コンディショニング・コーチ補佐のバーノン・スティーブンスの4人。ウィルソン以外の3人はスティーブ・ウィルクス前HCが就任した2018年にアリゾナに加わった人。

　（これでスティーブ・ウィルクスHC時代から残ってるのはハイデンTEコーチとストレングス＆コンディショニングのバディ・モリスとジェフ・ロジャースSTコーディネーターの3人だけになるのかな。ハイデンとモリスはエイリアンズ時代からいるからウィルクスが連れてきたのはロジャースだけ。でもそのロジャースは超有能）。

　（引き抜かれたわけではないのに新HC就任から1年でポジションコーチを代えるのは珍しいと思う。でもバックナーを呼び戻せたのは大きい）。