・DL3選手の欠場もあってランで151ヤード進まれた
・ターンオーバーを3つ喫した。奪ったのはゼロ
・QBカイラー・マレイは今シーズン初めてTDなし
□Winning Streak Ends With Interception As Packers Top Cardinals (チーム公式サイト10月28日木曜の記事)
・全米放送で99ヤードの逆転TDでチーム史上最高の開幕連勝記録をつくるという物語的結末が見えていた。
しかしWR A.J.グリーンがQBカイラー・マレイからのパスを見ておらず、開幕初黒星を喫した。
キングスベリーHCは「こちら(グリーン)はルート通りに走ってなかったし、彼(ダグラス)が良いプレーをした」。残り12秒でQBマレイがWRグリーンへの5ヤードTDパスを狙ったが、シーズン開始時アリゾナのPSにいたCBラスル・ダグラスにインターセプトされて21-24での負けが確定した。「想定したルートではなかった。あの状況でもっと良くコミュニケーションを取らないといけなかった」。
開幕からの連勝が途切れた。QBマレイは最後のパスについて「正直何が起こったのか分からない。ミスコミュニケーションだ」。
本来はよくしゃべる先発LT D.J.ハンフリーズですら試合後のプレスカンファレンスは簡潔だった。他の選手も明らかにフラストレーションで元気がなかった。「負けるのは辛い。それだけ。誰だって負けたくない」。
・アリゾナは7勝1敗でNFCのトップにGBと並んだ。GBはWRのトップ3が不在だったがランで151ヤード進んでリーグ上位のディフェンスを苦しめた。
アリゾナのほうもDE J.J.ワットが欠場、WRアンドレ・ホプキンスはハムストリングの負傷を抱えていて出番が少なく2キャッチ66ヤードだった。QBマレイは「オレたちは本来の力を発揮できなかった」。
・それでもアリゾナとGBの対戦はクレイジーなことが起こりがちだ。2009年のプレイオフではオーバータイムでQBアーロン・ロジャースのファンブルをILBカルロス・ダンスビーがリターンTDして51-45で勝利。2015年のプレイオフではWRラリー・フィッツジェラルドの2つのファビュラスなプレーのあとQBロジャースのヘイルメリーを切り抜けて勝利した。
今回もそういう方向に向かった。4Q終盤にGBがTDしたように見えたものがビデオ判定で認められずボールはゴールラインすぐ手前に置かれた。4回の攻撃をディフェンスが持ちこたえた。最後はOLBデボン・ケナードがQBロジャースのパスを叩き落として望みをつないだ。
ILBジョーダン・ヒックスは「4th-downを止めるのがこのディフェンスだ。やり直したいプレーもいくつかある」。
・アリゾナは勝利のためには99ヤード進まなければいけなかった。2回の攻撃でボールは自陣1ヤード地点のままだったが3rd-downでWR A.J.グリーンへのパスが通った。グリーンはダンスビーやフィッツジェラルドのような伝説を残せる役回りだったが最後はCBラスル・ダグラスのミラクルで試合が終わった。ダグラスは22日前まではアリゾナのPSにいたがGBが引き抜いた選手だ。
グリーンはプレーのデザイン通りに振り返ろうとはしたが、ダグラスは競ることなくボールをつかむチャンスがありそれを逃さなかった。
グリーンは試合後ノーコメント。QBマレイは「両者がsame pageでなかったのは事実だ。それが響いた。でもこれを生かすから今後は良くなるよ」。
キングスベリーHCは「安全なパスだと思っていた」。QBマレイは「狙ったところへ投げた」。
・QBマレイは今シーズン初めてTDなし。アリゾナは3つのターンオーバーを喫した。QBマレイは序盤にもWRロンデール・ムーアがボールを弾いてインターセプトされていて、ムーアはパントをマフもした。GBはターンオーバー無し。なのでもっと点差を付けられてもおかしくなかった。試合を通じてアリゾナのタックルも良くなかった。
QBジェームズ・コナーは「1人の責任ではない」。
・中10日のmini-byeで次週は@SF。DEワットは長期離脱。WRホプキンスら負傷を抱えた選手たちを癒やす必要がある。
ILBヒックスは「オレたちは勝利のたびにリセットしてきた。敗戦のあともリセットしないといけない」。
・無敗のままいくのは難しい。「いつかは連勝が止まるのは分かっていた。すべての試合で闘っている。すこし届かなかっただけだ。最後のプレーが上手くいってたらこんな事は言わない」(QBマレイ)。
(試合内容では劣勢だけど最後が惜しすぎただけにガッカリが強めという試合後の選手の反応)。
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