アリゾナマニアの知ったか発言集

今週は49ers戦

・日本時間の月曜朝5時過ぎからホームでSF(2-2)戦
・アリゾナは平日練習をスターター同士でもやっている
・CBはマーフィーが欠場決定、新人ウィルソンが出場微妙
・SFはQBガロッポロ欠場で新人トレイ・ランスが初先発
・アリゾナはラン守備がリーグ26位、SFのラン攻撃は12位

□Iron Sharpens Iron As Everyone Knows, And Friday Before The 49ers (チーム公式サイト10月8日金曜の記事)

・WR A.J.グリーンがCINにいたときはオフェンスのスターターとディフェンスのスターターが一緒に練習するのは稀だった。ディフェンスのスカウトチーム相手に練習することが多く、ディフェンスの先発チームもその週の対戦相手のプレーを見ておく必要があった。

 アリゾナに来てそれが変わった。スターター対スターター。それが「本当に役立っている」(グリーン)。

 もちろん全部ではなく、だいたい10パーセントだ。バンス・ジョセフDCは「先発チームのオフェンスを見るとスカウトチームとはスタイルが違う」。

 ジョセフDCもNFLに来てからこのコンセプトに出くわしたことがなかった。キングスベリーHCはこれをテキサス工科大のときに始めた。ピート・キャロルがUSCやシーホークスでやっていたものから学んだ。

 「試合のスピードに慣れること、特にQB陣に毎日あのスピードを感じさせるためだ」(キングスベリーHC)。

 ジョセフDCは若手DB陣が短い期間で成長したのもこれのおかげだと主張する。常にグリーンやデアンドレ・ホプキンスやクリスチャン・カークと対戦している。フットボールには「鉄が鉄を研ぐ」という決まり文句がある。先発チーム同士の練習はまさにそれだ。

 (初めて聞いた話。プレシーズンゲームよりチーム練習のほうが効果が高いと言ってるのはこういうのもあると)。


・新人QBトレイ・ランスと対戦する。相手が新人QBというのは通常はアドバンテージになる。しかしアリゾナは先発CBバイロン・マーフィーが欠場決定でCBマルコ・ウィルソンも出場微妙。ウィルソンが欠場の場合はロバート・アルフォードの反対サイドの先発はアントニオ・ハミルトンになる。

 バンス・ジョセフDCがどうするか興味深い。ILBアイゼイア・シモンズはときどきパスカバーで起用されるし、先発Sのブッダ・ベイカーとジェイレン・トンプソンもニッケルで使われたことがある。

 (スロットをどうするのかCBはウィルソンの出場可否に影響される。ILBはコリンズもバレーホもいるしSはバンジョもディオンテ・トンプソンもいて層が厚いからフレキシブルな起用はできる)。

・ILBシモンズがパスカバーで使われることが増えれば、新人ILBゼイブン・コリンズの出番が増えることになる。TEジョージ・キトルがdoubtdulなのでシモンズがTEをカバーする必要はそんなにないかもしれない。


・先週DE J.J.ワットは新人ILBゼイブン・コリンズを昼食に誘い車で移動した。「彼はオレの後を付いてきた。十分なスピードだっただろと別の日に言っておいたよ」。コリンズはオフにスピード違反で逮捕されている。「そうすれば死ぬことはない」。

 (なんて素敵な先輩。でもスピード狂やあおり癖の人はは事故ろうが捕まろうがなかなか直らない。僕は車間距離あける安全運転派)。

・先発RBチェイス・エドモンズは金曜に一部練習。それでも出場微妙なまま。ジェームズ・コナーともう1人(ジョナサン・ウォードかイーノ・ベンジャミン)を併用するか、それとも新人WRロンデール・ムーアをスペースに行かせる役割を増やすか。

・バンス・ジョセフDCはパスラッシャーにQBにヒットするよりも肘を狙ってファンブルさせるように言っているらしい。近年はQBに触れるとペナルティを取られる可能性がある。

 「ボールを奪いたい。パスラッシャーがブロックを抜いてもQBをタックルしない。肘にアタックしてファンブルさせて、ボールを奪う。それでサックは記録される。QBにハードヒットするのは昔のことで、もうそんなことはしない」(ジョセフDC)。

 QBが走っているときも同様。今週SFのQBランスも走るだろう。ヒットすると反則を取られかねないのでボールを狙う。「ウチの選手はCPRを教えられている。club(叩く)、punch(殴る)、rip(ぶん取どる)だ。ボールを叩けば相手は倒れる。我々はボールを奪いたい」。

・QBカイラー・マレイがチームの連勝についてコメント。「オレは常勝チームにいた。だからオレにとって新しい感覚ではない。普通のことだ。勝利を確信して試合に臨むのは素晴らしいことだ」。


□DeAndre Hopkins Kneow Spreading Ball Around Is 'Chiampionship Football' (チーム公式サイト10月8日金曜の記事)

・LAR戦でQBカイラー・マレイが3rd-and-16yでスクランブルで18ヤード走ったのは価値あるプレーだった。しかしWRデアンドレ・ホプキンスが相手DBをブロックしていなければ1st-down更新はできなかった。

 「自分の仕事に徹した。ボールをキャッチすることだけではない。ブロックもオレの仕事だ。スタッツには載らないが優秀なレシーバーたちはプライドを持ってやっている」(ホプキンス)。

 ホプキンスはここまで4試合で17キャッチ225ヤード。去年の開幕からの4試合トータルとはまったく異なる数字だ。アリゾナは6人が15~20キャッチをしていて、パスを散らしていることが開幕4連勝に寄与している。

 「素晴らしいと感じている。コンスタントに信頼できるレシーバーが複数いるチームにいるのはオレは初めてだ。素晴らしい。これがChiampionship Footballだ。オレ以外に4人いてオレへのプレッシャーを取ってくれる」。

 キングスベリーHCも「1人にボールを集めていると相手はその選手を消すためにいろいろできる。5人や6人使える選手がいれば私のプレイシートは間違いなく広がる」。

 去年のホプキンスは115キャッチ(チーム新記録)1,407ヤード6TD。ターゲット160回はQBマレイのパスの29%を占める。今年はパスターゲットになったのが19%だ。

 今年すでに3TDはしているが1試合で2ケタ回数ターゲットになった試合はない。そこが去年との大きな違いだ。

 QBマレイは「それを狙っているわけではない。前にも言ったようにオレは毎プレーで彼にボールを投げたい。毎プレーでボールを投げたいと思っている。でもそれでは試合はうまくいかない。彼は自己中心的な男ではない。彼が大活躍する日もあるだろう」。

 ホプキンスはチームが4勝0敗ということに満足している。「オレは数字は本当に見ない。シーズン終了まで見ないんだ。あなたがたがオレに教えるまでね」。


・先発CBバイロン・マーフィー(肋骨)が欠場決定。先発CBマルコ・ウィルソン(足首)と4番手CBアントニオ・ハミルトン(足首)は試合当日決定。

 先発RBチェイス・エドモンズ(肩)、先発RTケルビン・ビーチャム(肋骨)、先発TEマックス・ウィリアムズ(肩)、控えRBイーノ:ベンジャミン(ハムストリング)も試合当日決定。

・SFはエースQBジミー・ガロッポロ(ふくらはぎ)が正式に欠場決定。新人QBトレイ・ランス(今年のドラフト1巡全体3位指名)が先発する。先発TEジョージ・キトル(ふくらはぎ)が欠場濃厚。

 (TEキトルは土曜になってIR入りしたので欠場決定)。


・DEワットはディフェンスの足りない部分はと聞かれて「ラン守備だ。一番に取り組んで改善しなければならない。ここだけは誇れない」。

 アリゾナは平均失点が21.3点でリーグ9位という上位ではあるが、ラン守備は1試合平均135.8ヤード(26位)、キャリー平均5.38ヤード(31位)と低い。

 SFのラン攻撃は12位(1試合平均114.5ヤード)。でもキャリー平均は20位(3.95ヤード)。


□Cardinals Elevate Jace Whittaker To Help With Cornerback Depth (チーム公式サイト10月9日土曜の記事)

・CBジェイス・ウィテイカーがCovid replacement(Covid list入りしたTEダレル・ダニエルズの代わり)でPSからアクティブになった。

 通常のPSアクティブ枠はTEロス・トラビスとOLダニー・イシドラを上げた。

 (OLジャスティン・マレイがIR入りした枠はそのまま開けてる。週明けにDEジョーダン・フィリップスが戻れるならいいけど)。

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