今週はデビッド・ブロウが先発QB

・QBコルト・マッコイが復帰予定だったが今週も欠場することになった
・今週の先発QBはマクソーリーではなく3週前に加入したデビッド・ブロウ

□David Blough To Start At QB after Colt McCoy Has Concussion Symptoms　（チーム公式サイト12月30日金曜の記事）

・今週はコルト・マッコイが先発QBの予定だった。それがデビッド・ブロウになった。

　マッコイは今週初めに脳震盪プロトコルをクリアしたが、木曜の練習後に脳震盪の症状が出た。「十二分に用心して」（キングスベリーHC）、マッコイは今週のATL戦を欠場する。

　キングスベリーHCはマッコイがシーズン最終週SF戦にも出場しないことをほのめかした。

　代役先発QBにブロウを選んだのは驚きだ。トレース・マクソーリーがデプスチャートではブロウより上位にいてTB戦で先発した。キングスベリーHCはマッコイが最初に負傷したときブロウにもどこかで出場チャンスがあると言っていた。そのどこかが今だ。

　「彼にチャンスを与え、彼を評価し、どうなるかを見る。最終週は2人（ブロウとマクソーリー）がどうなったかを見て先発QBを決める」（キングスベリーHC）。

　ブロウは今シーズンのアリゾナの4人目の先発QBとなる。

　ブロウは3週前に加入したばかりだ。カイラー・マレイが膝ACLを断裂したあとMINのPSから引き抜いた。開幕前はDETにいて解雇されたあとMINに拾われていた。

　ブロウは金曜午前にニュースを聞いて「オレはコルトに同情している。脳震盪は深刻だ。副作用があるのは大きな問題だ。でもこのリーグの控え選手としてプレーするつもりで準備しないといけない。それから自分の仕事をするんだ」。オフェンスについては「やりやすいと感じている」。加入以来マクソーリーが多くの手助けをしてくれたと付け加えた。

　ブロウはNFLで通算5先発。すべて新人だった2019年のDETでのものだ。チームは5試合とも負けた。パス94/174、984ヤード、4TD、6インターセプトでパサーレイティング64.0。

　マクソーリーはNFL初先発のTB戦で24/45、217ヤード、1INT。パス攻撃が不調だった。特にWRデアンドレ・ホプキンスにボールを渡せなかった（10ターゲットで1キャッチのみ）。

　キングスベリーHCは「彼は我々が置かれている状況を理解している。現段階で評価する必要がある選手が何人かいる」。


　（コルト・マッコイの引退を見据えて来シーズンの第2QB選定が始まっているということ。マクソーリーは先週の先発で一発回答とはいかなかった）。