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とある社長のつぶやき

組織を強化するための責任感について

2024-05-26 12:59:51 | 日記

今回は組織の強化において重要なテーマである「責任感」についてお話ししたいと思います。このコラムを通じて、我々がさらに一歩踏み出して考え、行動するきっかけになれば幸いです。

 

 

責任感とは、自分の役割や業務に対して義務を果たす意識のことです。単に仕事をこなすだけでなく、結果に対して自ら責任を負う姿勢が大切です。自分の行動や結果に対して意識を持ち、他者に依存せずに自分自身で解決策を見つけ出すことが重要です。

 

しかし、しばしば見受けられるのは、自分の行動を棚に上げ、権利を主張し、義務を果たすことを疎かにする態度です。例えば、仕事が思い通りにいかない時、その原因を他者に求めることがあります。このような態度は、自己成長を阻むだけでなく、チームワークを損なう原因となり、組織の士気を低下させます。

 

アメリカの思想家ラルフ・ワルド・エマーソンの言葉に、

「人はその行動の全責任を負わねばならない。成功も失敗も、すべては自己の責任である。」

があります。この言葉は、個人の責任感がいかに重要であるかという事を示しています。

自らの行動に対する責任を自覚し、その結果に対して真摯に向き合うことが、プロフェッショナルに近づくための一歩であると思います。

 現状で満足するのではなく、もう一歩踏み出して、行動する。問題が発生したり、実績が思うように伸びない場合、その原因を他者に求めるのではなく、自らの役割を見直し、どうすれば改善できるかを考える。このような積極的な責任感は、組織をより強固にし、信頼感を高めることにつながります。

 

企業理念の大切にする価値観に、「考えながら動く」があります。この価値観を実践し、責任感を持って業務に取り組むことで、組織全体の成功に寄与することができます。

 

皆さんと共に、私自身も役割に対する責任感を高め、組織全体の成功に寄与したいと強く考えています。これからも一緒に、もう一歩踏み出して深く考え、責任感を持って業務に取り組み、「働く仲間(従業員もPAさんも)を笑顔に」していきましょう。


管理とはコントロールすることではない

2024-05-21 10:07:58 | 日記

これから私が大切にしている考え方や学んだこと、皆さんと共有したいことについて不定期にこのような形でお伝えしたいと考えています。このブログを通じて、誤解や価値観のズレから生じる不信感をなくし、組織の持続的な成長を皆さんと共に築き、より良い人生を歩んでいけるようにしたいと思っています。(過去にもブログを書いてきましたので、ご参照くだされば幸いです)

 

 

管理とはコントロールすることではない

最近、ディズニーの元CEOロバート・アイガー氏の本を読みました。アイガー氏は、ピクサー、マーベル、ルーカスフィルム、21世紀フォックスといった企業を買収し、協力関係を築き、業界のトップを走り続けました。その中でも特に「誠実であること」の重要性に共感しました。

 

管理とは、業務の進行状況を把握し、目標達成のために必要な調整を行うことです。一方で、マネジメントはチームやプロジェクトを成功に導くための包括的なプロセスです。ロバート・アイガー氏も「リーダーシップとは信頼を築くこと」と語っています。信頼は命令や強制では生まれません。誠実であり続けることが信頼構築の鍵です。

 

私たちの仕事では、時に命令や強制が必要な場面もありますが、それは一時的な効果しかもたらしません。命令がないと動けない人材を作り出してしまう恐れがあるからです。アイガー氏の言葉を借りれば、「謙虚さと尊敬の念を持って人々と接すること」が重要です。

 

私が「共創共栄」の理念を掲げているのは、持続的な事業運営を確かなものとするためです。私たち全員が協力し合い、共に成長できる環境を作ることが大切だと考えています。仕事は多くの人との関係構築で成り立ちます。特に仕事は縦に流れることが多く、部下、PA会の皆さん、お取引先の方々との関係が大切です。対等な立場で接することが信頼関係を築く鍵です。

 

お互いに協力し合い、理解を促し、自発的に動ける環境を作ることが「目指すべき管理」の姿です。権力や経験だけに頼らず、常に学び続ける姿勢を持ちましょう。アイガー氏も「常に学び続けることの重要性」を強調しています。共創共栄の理念を実践することで、持続的な成長を実現できると信じています。

 

管理とは、人間をコントロールすることではありません。誠実であり続け、謙虚さと尊敬の念を持って接することで、信頼関係を築き、持続的な事業運営を目指していきましょう。管理とマネジメントのバランスをとりながら、より強い組織を作り上げることができます。共に学び、成長し、より良い人生を歩んでいきましょう。

 

 

以上