何も返信ができないまま、二日が経った。
もうわたしにできることはなにもない…。
♪♪♪マユからの、メールだ!!!
別れた前の彼にね連絡したらね、おいでって。
全部おまえの今までのこと、わかってやるって。
風俗やめて、借金返せたら結婚しよう、それまでも2人でずっと暮らそうって。
前通ってた病院にももう一度通い直すよ。
ありみちゃん、いままでありがとう。
荷物は彼の家に着払いでお願いね。あっスニーカーだけ先でもいいな。まずは仕事がしたいんだ!
ありみちゃんはげんき??
ありみ「そういうわけだよ、ほら見て、荷物がすっきりしたよ」
トコさん(同居人)「おつかれさん。
でもこれからは自分を大事にして生きるんだよ
死にそうな君を見てて私まで参っちゃったからね 絶対だよ」
ありみ「はは、ごめん あやまるよ 心労おかけしました 申し訳ない」
トコさん「ほら他人に謝る前に、早く休みなさい、薬飲んで寝なさい」
ありみ「どーも…ありが、と…」
--5月。
♪♪♪♪♪♪♪!
あ、マユ!
「ありみちゃん、げんき?」
「マユ!」声を聞くのは何ヶ月ぶりだろう。「元気そうだね!」
「うん、今日ね、今働いている雑貨屋さんで契約社員になれることが決まったんだよ!」
「ほんと!?雑貨屋で働いてるんだ?」
「うん、マユ、昔大きい100円ショップで仕事しててね、そこでの経験を買われちゃったみたい。今のお店、田舎でちっちゃいからね。結構頼りにされてるんだよ!
あたし、普通の仕事絶対出来ないと思ってたけど出来るんだね!
このことをね、まずありみちゃんにいわなくちゃって電話したの!」
「おめでとう…ありがとう。身体はどう?彼氏とは仲良くやってる?」
「どんどん元気になっていくよ。食べててるしもう吐かないよ。ちゃんとご飯作ってるし、彼氏もたまに作ってくれるしね。もう洋服のお買い物もしてないよ。欲しくなくなったんだ。それに田舎で何も買えないんだもん(笑) 病院も行ってるしね。
それでね、彼氏がとりあえず金融会社の分だけ払い終えたら、籍を入れようって約束してくれたんだ!」
「そうか、そうなんだ…!幸せになるんだよ、もう絶対幸せになるんだよ!」
「うん、もう前みたいにありみちゃんとか周りの人をを、裏切ったりしたくないから!
ありみちゃん、ここまでこれた。ありがとうね。」
「いいよ。…ちっちゃくても結婚式には呼びなさいよ!」
「うん、わかった、じゃあね!」
---マユとありみのお話は、ここでひとまず、終わり。
うつになると周りの元気な人にあまえたくなる
食べて吐いてしにたいとさけんで手首を切るのはさみしくて心配してもらいたいから
たくさんの睡眠薬をいちどに飲むのはいますぐ目の前の現実と自分に目を背けたいから
うつを治すのは他人の言葉でもたくさんのくすりでもない
むしろ依存してしまうひとのなんて多いこと
「病気で不幸だからみんなあたしをなぐさめてくれる、このままでいたい」
それでは永久に治らない
「わたしはびょうきを治して、げんきに幸せになりたい」
どうかそう思ってください。自分を幸せにしてください。
あなたが幸せになっても人に見捨てられることなんてない、
むしろあなたをすきな人を幸せにするんです。きっと。
今まだミイラ取りで治療中のわたしがおもうのは、そんなことです。
95%以上ノンフィクション、日本にはこういう女もおり、世界もあるということを少しでも発信したいという気持ちで書きました。
何か、お読み下さった方に考えていただける部分があれば、これ以上嬉しいことはありません。
このような拙く長い文章を最後まで読んでくださり、応援して頂いた皆様、本当に有り難うございました。
心より御礼申し上げます。
2005 ありみ拝
(p.s. 僭越ながら、このお話を読みやすくどこかにまとめてアップしたいなー、とも思うのですが…適当なサイト、方法等おもいつきません…現在考え中です。)
--------------------------
(お仕事はこれからもバリバリやるヨ!風俗嬢バカ一代!)
もうわたしにできることはなにもない…。
♪♪♪マユからの、メールだ!!!
別れた前の彼にね連絡したらね、おいでって。
全部おまえの今までのこと、わかってやるって。
風俗やめて、借金返せたら結婚しよう、それまでも2人でずっと暮らそうって。
前通ってた病院にももう一度通い直すよ。
ありみちゃん、いままでありがとう。
荷物は彼の家に着払いでお願いね。あっスニーカーだけ先でもいいな。まずは仕事がしたいんだ!
ありみちゃんはげんき??
ありみ「そういうわけだよ、ほら見て、荷物がすっきりしたよ」
トコさん(同居人)「おつかれさん。
でもこれからは自分を大事にして生きるんだよ
死にそうな君を見てて私まで参っちゃったからね 絶対だよ」
ありみ「はは、ごめん あやまるよ 心労おかけしました 申し訳ない」
トコさん「ほら他人に謝る前に、早く休みなさい、薬飲んで寝なさい」
ありみ「どーも…ありが、と…」
--5月。
♪♪♪♪♪♪♪!
あ、マユ!
「ありみちゃん、げんき?」
「マユ!」声を聞くのは何ヶ月ぶりだろう。「元気そうだね!」
「うん、今日ね、今働いている雑貨屋さんで契約社員になれることが決まったんだよ!」
「ほんと!?雑貨屋で働いてるんだ?」
「うん、マユ、昔大きい100円ショップで仕事しててね、そこでの経験を買われちゃったみたい。今のお店、田舎でちっちゃいからね。結構頼りにされてるんだよ!
あたし、普通の仕事絶対出来ないと思ってたけど出来るんだね!
このことをね、まずありみちゃんにいわなくちゃって電話したの!」
「おめでとう…ありがとう。身体はどう?彼氏とは仲良くやってる?」
「どんどん元気になっていくよ。食べててるしもう吐かないよ。ちゃんとご飯作ってるし、彼氏もたまに作ってくれるしね。もう洋服のお買い物もしてないよ。欲しくなくなったんだ。それに田舎で何も買えないんだもん(笑) 病院も行ってるしね。
それでね、彼氏がとりあえず金融会社の分だけ払い終えたら、籍を入れようって約束してくれたんだ!」
「そうか、そうなんだ…!幸せになるんだよ、もう絶対幸せになるんだよ!」
「うん、もう前みたいにありみちゃんとか周りの人をを、裏切ったりしたくないから!
ありみちゃん、ここまでこれた。ありがとうね。」
「いいよ。…ちっちゃくても結婚式には呼びなさいよ!」
「うん、わかった、じゃあね!」
---マユとありみのお話は、ここでひとまず、終わり。
うつになると周りの元気な人にあまえたくなる
食べて吐いてしにたいとさけんで手首を切るのはさみしくて心配してもらいたいから
たくさんの睡眠薬をいちどに飲むのはいますぐ目の前の現実と自分に目を背けたいから
うつを治すのは他人の言葉でもたくさんのくすりでもない
むしろ依存してしまうひとのなんて多いこと
「病気で不幸だからみんなあたしをなぐさめてくれる、このままでいたい」
それでは永久に治らない
「わたしはびょうきを治して、げんきに幸せになりたい」
どうかそう思ってください。自分を幸せにしてください。
あなたが幸せになっても人に見捨てられることなんてない、
むしろあなたをすきな人を幸せにするんです。きっと。
今まだミイラ取りで治療中のわたしがおもうのは、そんなことです。
95%以上ノンフィクション、日本にはこういう女もおり、世界もあるということを少しでも発信したいという気持ちで書きました。
何か、お読み下さった方に考えていただける部分があれば、これ以上嬉しいことはありません。
このような拙く長い文章を最後まで読んでくださり、応援して頂いた皆様、本当に有り難うございました。
心より御礼申し上げます。
2005 ありみ拝
(p.s. 僭越ながら、このお話を読みやすくどこかにまとめてアップしたいなー、とも思うのですが…適当なサイト、方法等おもいつきません…現在考え中です。)
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(お仕事はこれからもバリバリやるヨ!風俗嬢バカ一代!)