ArchasicRecord

鹿島アントラーズに思ふ。
黄金仮面の備忘録。

新たな鹿島がはじまる。その2

2006-02-02 01:10:23 | サッカー


しかし…。私の意見になるが不安がないといったら嘘になる。
鹿島の移籍関係をまとめると、

監督交代
トニーニョ・セレーゾ (勇退)
パウロ・アウトゥオリ (就任)

←OUT
リカルジーニョ (レンタル終了に伴い柏へ復帰)
中島裕希 (仙台へレンタル移籍)
阿部敏之 (解雇)
大谷昌司 (新潟へのレンタル終了後新潟へ完全移籍)
金古聖司 (神戸へのレンタル終了後福岡へレンタル移籍)
根本裕一 (大分へのレンタル終了後大分へ完全移籍)
鈴木隆行 (レッドスター・ベオグラードへ完全移籍)

→IN
田中康平 (山形へのレンタル終了に伴い復帰)
大道広幸  鹿島アントラーズユース(昇格:新加入)
内田篤人  清水東高 U-19日本代表(入団:新加入)

今のところ新加入の選手と田中選手の復帰以外に補強はない。
うーむ。外国人枠をひとつあけておくのは、W杯後に小笠原選手の移籍をにらんであけているとして…。
この現有戦力で…。
いや。いけるはずだ!(自己啓発)

もしや、W杯後のブラジル代表でも狙ってるのかな?
などと思いをめぐらしていたら…。

なぬっ(゜Д゜)

(以下に記事の抜粋を掲載する)
日本代表ジーコ監督(52)がW杯後も日本にとどまり、J1鹿島アントラーズの全権監督就任の可能性が浮上している。総額3年15億円といわれるこのビッグプロジェクトには、ブラジル代表セレソン軍団の鹿島入りという壮大な計画も見え隠れする。その第1弾は、何とあのFWロナウド(29=レアルマドリード)獲得だ。
 日本代表は宮崎市内でW杯ドイツへ向けスタートを切った。しかし、その舞台裏で大会終了後をにらんだビッグプロジェクトが進行中だ。なんと、W杯終了後に勇退を表明しているジーコ監督が、鹿島の全権監督に就任するという。

 「その話は水面下で動いている。ジーコも長く続いているアントラーズの不振に心を痛めているからね」

 証言するのはジーコ監督の現役時代に一緒に仕事をした鹿島の元チームスタッフだ。
 ジーコ監督は来日15年目。「日本代表しか監督はやらない」と宣言して始めた監督業も今年で4年目を迎えた。すっかり、そのとりこになっている。ドイツW杯後、「ブラジルではやる気はないが、欧州の監督をやりたい」と表明したのも、その証拠だろう。しかし、その本命は鹿島だった。

 実は今、鹿島とジーコ監督の関係は“絶縁状態”にある。ブラジルで現役を引退していたジーコを、当時日本リーグ2部の住友金属が招聘(しょうへい)した。それを引き継いだ鹿島は、ブラジル路線を貫いたものの、かかった費用を埋め切れず、20億円近い累積赤字を出した。何とか返済したばかりなのだ。
 ところが、皮肉なことにジーコイズムを完全に消し去ったと同時にチームは低迷。Jリーグの盟主の座は今や浦和レッズに完全に奪われた。そこで、ジーコ監督に鹿島再生を託すのだ。
 ジーコ監督の鹿島復帰にかかる費用は3年で15億円といわれる。だが、鹿島の関係者は、「1年では無理だけれども、3年で必ずペイしたい」と試算を開始。大いに乗り気になってきたという。
 もちろんこの15億円という大金は、ジーコ監督1人だけにかかるものではない。
 ジーコジャパンはドイツW杯で6月22日にブラジル代表と真剣勝負を行う。「もし、ジーコがアントラーズに復帰できれば、現役ブラジル代表を呼ぶと言っている。それもロナウドクラスの大物です」と前出の関係者。ジーコ監督も、「(鹿島に復帰すれば)ドイツで戦うブラジルのメンバーの中から、Jリーグに連れてくる」とまで言っているという。
 ジーコ監督は鹿島の現役時代、セレソン軍団のレギュラー、ジョルジーニョやレオナルドを呼んだ。そのときの殺し文句は、「オレを助けてほしい」。
 ドイツW杯でブラジル代表の主役、ロナウジーニョは所属するバルセロナとの永久契約を結んだばかりでこれは無理。しかし、ドイツW杯後の9月に30歳を迎えるロナウドならジーコ監督の「助けてほしい」という“神の一言”で十分、Jリーグ移籍は可能という。
 今年の日本サッカーはドイツW杯に向けて間違いなく盛り上がる。その後といえば、中田英寿も代表引退の可能性もあり、明るい話題が極めて少ない。
 「10年に南アフリカで行われるW杯もそうだが、08年の北京五輪だって、予選を通過できる可能性は低い」と予想する協会幹部さえいるのが現実だ。

 ジーコ監督の鹿島復帰で、ロナウドなど現役ブラジル代表のビッグネームがJリーグに加われば、活性化するのは間違いない。そして、究極のウルトラCは日本代表監督への再登板だ。
(夕刊フジ:リンクは元ネタZAKZAK)

Jリーグの盟主の座は今や浦和レッズに完全に奪われた
この件がいささか納得いかないぞっ!といいたいところだが…。
浦和は実際強いからなー。
確かに鹿島は黄金期からの世代交代が芳しくないけど…。
確かにここ数シーズン、タイトルからは遠ざかってるけど…(´・ω・`)

しかしこの記事とばしてるなぁー。
ジーコに「俺を助けて欲しい」なんていわれたら、私などは大学もやめ、矢も盾もたまらずついていくなぁ。しかも一生(・∀・)

あのバッジョもロナウドもジーコを敬愛しているとはいえ…。
ま…まさかな…。

話半分…いや、話2%くらいに考えておこぅっと(´・ω・`)


追伸。
ながきに渡り鹿島アントラーズのスカウトとして尽力いただいた平野勝哉さん。この度、退職される運びとなったようです。
本稿が平野さんの目にとまることはないと思いますが、一サポーターとして私からもお礼を言わせて頂きます。
長い間、お疲れ様でした。
前身の住友金属時代から、鹿島アントラーズ設立、そしてJクラブでは最多の9冠を達成できたのも平野さんのような方が支えてくれたからに他なりません。
多くの感動を、本当にありがとうございました。

以下は、平野さんの関連記事。
その1 その2


新たな鹿島がはじまる。その1

2006-02-02 01:08:55 | サッカー


1月30日に始動した新生鹿島。
県立カシマサッカースタジアムのクラブハウスグラウンドで、新たな監督がチームに檄を飛ばしていた。
昨シーズンをもって勇退したトニーニョ・セレーゾ監督の後を継いだのは、世界屈指の知名度と手腕を持つ名将だ。



―皆さんはご存知だろうか。
日本代表が誇る「黄金の中盤」。これをプロトタイプだと勘違いなさってらっしゃる方もよもやいるのではあるまいか。
1982年、第12回W杯スペイン大会、ブラジル代表チーム。
そこには、華麗なテクニックとイメージでファンタスティックなゲームを展開した、クアトロ・オーメン・ジオロ(黄金のカルテット)と呼ばれた中盤があった。
この神々しい光りすら放つ中盤を構成する4人とは、だれもが知る「神」ジーコや「ドクトル」ソクラテス、そして少し下がり目に位置しつつも、攻撃的に遺憾なく力を発揮したファルカン。
しかし、この神の域に達するかと思しき創造性を持った中盤でも、残る一人…彼を欠けば、ただのカウンターに弱い中盤だった。
その中盤の底には、守備を一挙に引き受け、高い位置でボールを奪い、高い精度のパスで舵を取った名手が居た。
それがトニーニョ・セレーゾその人である。


他の3人に比べれば、そのプレースタイルは地味かも知れない。しかし、彼がいたことで、ジーコは常時ゴールを狙える位置でプレーすることができ、ソクラテス、ファルカンは両サイドに開いてワイドな展開でチャンスを生み出すことができた。
トニーニョ・セレーゾ前鹿島監督は、監督となってからも鹿島の黄金時代を築き、多くのタイトルを鹿島にもたらした。日本国内での名声は極めて高く、選手やサポーターからの信頼も非常に厚かった。

件の鹿島の新監督は、そのセレーゾの後任である。
中途半端な監督ではサポーターは納得すまい。
しかし…。まさか。
当初、こんな大物が就任するとは考えもしなかった。
パウロ・アウトゥオリ…。

サンパウロFCを率い、リバプールを下し世界一の栄冠を手にしたこの名将が、鹿島アントラーズをどういったチームに育てるのか。
非常に楽しみである。



鈴木隆行選手、レッドスターへ旅立つ

2006-01-25 23:09:54 | サッカー


鈴木がレッドスター移籍 ベオグラードに出発

 Jリーグ1部(J1)鹿島の日本代表FW鈴木隆行(29)が、セルビア・モンテネグロの名門レッドスターに2年契約で移籍することが25日までに決まった。鈴木はこの日、レッドスターの本拠地ベオグラードに出発した。身体検査を経て正式に契約を結ぶ予定。 レッドスターは1991年、欧州チャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)とトヨタカップを制覇。J1の名古屋で活躍した、クラブOBのストイコビッチ氏が会長を務めている。
 鈴木はこれまでCFZ(ブラジル)ゲンク、ヒュースデンゾルダー(ともにベルギー)と外国クラブに所属し、2004年6月に鹿島に復帰した。
(スポーツナビより)



鹿島アントラーズFW鈴木隆行選手のレッドスター・ベオグラード(セルビア・モンテネグロの名門クラブ)完全移籍が決定したことで、ベオグラードへと出発した。

私はこの選手が好きだ。
同郷だし、苗字も一緒だがそれだけで気に入っているわけではない。
確かに若干足元に不安はあるかもしれないが、強い身体と誰よりも強い勝利への意識、汚いといわれてもチームに貢献するマリーシア。
前線でボールを受けくさびにもなれるし、サイドへ開きチャンスを編み出す。
そして、実は彼は非常にヘディングがうまかったりもする。

昨シーズン怪我に泣いたルーキー田代有三選手が、数多いオファーの中から鹿島を選んだきっかけのひとつにあげたほど、鈴木のフィジカル、ヘッドは高水準なのだ。
少なくとも私はそう解釈している。



鈴木を愛する余り過大評価しているといわれるだろうか。
私は、鹿島の選手を愛している。
それだけに、鹿島贔屓の見方をしてしまうのはしかたなかろうが、鈴木選手の評価は、客観的にみても過大なものだとは思わない。

この日本の金狼は02W杯で注目を浴びた。
日本を救うゴールをあげ、一躍時の人となった。



鈴木選手のプロモーションがある。これを見ていただけば、鈴木選手がどんな気持ちで試合に練習にのぞんできたのかということの一部が垣間見えることだろう。

鹿島入団当時から(このとき私は鼻たらしたただのガキだったわけだが)みてきただけに、レッドスターでは遺憾なく真価を発揮し、我々の気持ちを熱くしてくれると信じている。そう願ってならない。



さて、U-19日本代表:カタール国際ユース(U-19)親善大会が開催され、日本はカタールを4-0で破った。
我が鹿島入りが内定しているDF内田篤人選手(清水東高校)もフル出場を果たし、4得点中2得点の起点となる活躍を見せた。



この内田選手は俊足を武器にサイドを駆け上がり、精度の高いクロスを放り込める上、足元も巧く強烈なミドルという武器をも併せ持つ。
これほどの逸材だけに、早くも奈良橋の後継者の呼び声高い。
当然私もみなさんがビックリして腰を抜かすほど期待を寄せている。
この若き、将来を嘱望されるサイドバッカーの今後からまったく目が離せない。


13years ago

2006-01-19 03:52:37 | サッカー


私が初めてプロサッカー選手のプレイをみたその日。
彼はピッチ上でハットトリックを決めた。
フリーキックを含む3得点だが、今でも目を閉じるとそのうちのひとつが、実に鮮明に私の脳裏に思い出されるのである。
彼のフリーキックはまさに芸術というにふさわしいものだった。
それまで、今では有名すぎる彼の名すら知らず、サッカーというものも学校のお遊び程度の認識しか無かった私に、彼のプレイの一つ一つは驚愕を与えてくれた。

人は彼を「神」と呼び、憧れ、そして彼のプレーに歓喜した。
彼は名をアルツール・アンツネス・コインブラといい、それとは異なる愛称で呼ばれた。
親しみと尊敬をこめて…。


そう。「ZICO」と…。



私とJリーグとの出会いは今から遡ること13年程前。
私が茨城の片田舎の小学4年生だった頃だ。
今ではJリーグ元年と呼ばれるその年、日本サッカー史は変わった。
私が当時住んでいた茨城にもチームができたのだという。
鹿島アントラーズ
当時私はバスケットにしか興味はなく、シカゴブルズが贔屓で、特にスコッティ・ピッペンは私の最大の憧れだった。
そんなバスケ少年の私に父がみせたもの。
それがサッカーだ。
父はサッカーなど全く興味はなかっただろう。
しかしその日、なぜかチケットがあり、なぜか普段の庭の手入れなどもなかった。
普段から家族で旅行や外出は少なく、子供ながらに旅行や外出に少なからずあこがれていた。
私としては、そんな数少ない父との外出にワクワクしながらも、車で2時間弱の鹿島へと出発した。道はビックリするほど混んでいて、渋滞に近かった。特に試合会場周辺では、記念すべきJリーグ初試合ということで、賑わいは異常とも呼ぶべきものだった。

スポンサーである銀行がチケットをばらまいたのか(もしかするとそのおかげで神のプレーを見ることが許されたのかもしれない)、会場は満員で、クラスで2番目に背が小さかった私は、多くの大人に弾き飛ばされそうになりながら、必死で父の手を離さないようにしていた。

結局到着が遅れ、後ろの方での観戦を余儀なくされたが、当時の私にとっては忘れることのできない…いや決して忘れようとなどできようか!…素晴らしい神のプレーを見ることができた。
名古屋を相手取ってのJリーグ開幕戦。
ZICOのフリーキックはゴールバーに当たって直接ゴールに吸い込まれた。
まさに芸術。
そのとき私の、そして会場にいた全ての人の視線を浴びて、背番号『10』は輝いていた。

あのシーンがスベテノハジマリだったのだ。
この年の1stシーズン。我が鹿島アントラーズは見事初代王者に輝いた。

今となって、私が好きなフリーキッカーは大勢いる。
シニサ・ミハイロビッチ、ジャンフランコ・ゾラ、メーメット・ショル…。
そんななかで、彼の…神のあのフリーキックは、その他大勢のフリーキックよりもよりいっそう私の心をつかんで離さないのだ。

当時40歳だったジーコ。
間違いなく世界最高のファンタジスタだったジーコ。
そして私だけでなく世界の英雄ジーコ。

あれから13年の歳月が流れ、彼は日本代表の指揮を執っている。


例えば今政界では小泉首相を敬愛する彼らに「小泉チルドレン」などという形容を与えているが、私は間違いなく「Zicoチルドレン」である。



尚、今GyaOサッカープレミアムで、そのフリーキックを含むハットトリックシーンが見れる。
(本稿の写真はジーコオフィシャルサイトより)


小笠原、世界をみてこい!

2006-01-07 15:17:00 | サッカー


今年は、待望のW杯イヤー!
現日本代表の中盤は飽和状態。
問題はバックとトップ。
平山以外にも誰かいないかなぁ…。とんでもないのがいないかなぁ…。
と、『化け物ストライカー』待望論を吐露したところで本題へ。

鹿島の王様、小笠原満男がイングランド・プレミアリーグ、ウェストハムの練習に参加している。このまま、移籍する可能性は極めて高いといわざるを得ない。
鹿島の攻撃のタクトを振るうオガサが抜ける穴はとんでもなく大きいが、オガサは世界を見てもっと成長できたらいいと、私はずっと考えていた。私は、彼のセンスや能力は日本でも屈指のものであり、中村や中田などに一切ひけをとらないものだと確信して止まない。

柳沢復帰の噂もある。実現したならばたしかに大きな戦力アップには違いない。
彼の動き出しは素晴らしいし、シャドウストライカーとしては最高。彼のデコイランやDFラインの裏を取る動きは間違いなく日本屈指だろう。
しかし、小笠原の穴を埋められるのか…。
トップで、私が注目しているのは田代有三

身体は間違いなく『世界でやれる』身体。
柳沢復帰となれば、自然柳沢にボールを集める。そのとき、田代くんの身体能力とヘッドは大きな武器になるだろう。
昨シーズンは怪我に泣いたが、今年はやってくれると確信している。

また、来シーズンから鹿島を率いるのはアウトゥオリ
あのパウロ・アウトゥオリである。
昨年末、サンパウロFCでリバプールを破り『世界一のクラブ』というサッカー史に燦然と輝く金字塔をうちたてたことは記憶に新しい。
この監督のイメージと、セレーゾ前監督の教え子達の渾然たる融合が更なる爆発を生み、我々を感動の嵐へと導いてくれることを願っている。


クリスマスのジンクス

2005-12-26 05:23:37 | サッカー


ご存知だろうか。
イングランドのプレミアリーグには「クリスマスのジンクス」というものがある。

イギリスでは、クリスマスの25日と翌日の26日は必ず休日となる習慣があるのだが、26日には必ず試合が組まれている。

「クリスマスのジンクス」
これはどんなジンクスなのかと言うと、
実は、26日のゲームを消化したあとの順位で最下位にいるチームは必ず降格するというもの。
今年はサンダーランドが勝ち点5で目下最下位独走中である。
果たして、サンダーランドはこのジンクスを払いのけ、残留することができるのであろうか。


レアル名誉会長のディステファーノ氏が入院=スペイン・サッカー

 【ロンドン24日時事】サッカーのスペイン1部リーグの名門、レアル・マドリードで活躍した伝説的名手で、同クラブ名誉会長のアルフレド・ディステファーノ氏(79)が23日、心臓発作のためバレンシア近くのサントゥゴの病院に入院したことが分かった。クラブによると、医師の措置で様態は安定しているが、しばらく集中治療を受けるという。
 同氏はアルゼンチン出身で、レアルで292試合で267ゴールを記録。欧州カップ(現欧州チャンピオンズリーグ)を1956年から5連覇した時の原動力となった。
(スポナビ)

また一人、往年の名プレーヤーが瀬戸際に立っている。
私は当然、彼のプレーを見たことはない。
しかし、世界一といわれるほどのこのプレーヤーの名前はサッカー史上に燦然と輝いている。
プレーを見たこともない貴様のごとき若造が何を!
とおっしゃられる方もいようが、ペレをはじめ、マラドーナ、クライフ、ディステファノ…。これらの名前は、何もサッカー好きじゃなくても知っているほどであろう。

神よ。どうかこの「サエタルビア(金髪の馬)」をお守りください。

ドワイト・ヨーク

2005-12-13 22:24:30 | サッカー


連日「FIFA トヨタカップ クラブ選手権FIFA トヨタカップ クラブ選手権」が開催されている。
世界6大陸の王者が一堂に会し、「地球一」をかけて激突するノックアウト形式のカップ戦である。

○アジアチャンピオン「アルイテハド(サウジアラビア)」
○アフリカチャンピオン「アルアハリ(エジプト)」
○北中米カリブチャンピオン「デポルティボ・サプリサ(コスタリカ)」
○南米チャンピオン「サンパウロFC(ブラジル)」
○オセアニアチャンピオン「シドニーFC(オーストラリア)」
○ヨーロッパチャンピオン「リバプールFC(イングランド)」


このアルイテハドというチーム。
チェルシーやレアルマドリードなどの一部金満チームにも負けずとも劣らない程の資金力を持つという。
流石、石油王国サウジアラビアといったところか。
サプリサのメンバーの大半が、コスタリカのA代表ということに驚いたが、実はアルイテハド。20人の登録メンバーのうち実に12人がサウジアラビアA代表だという。
コスタリカ、サウジアラビアという06年W杯出場を決めている国の代表選手を多く擁する両チーム。この2チームだけみてもこの大会のレベルの高さが見て取れるだろう。

さて、今回Jリーグからアジア王者が出なかったのは悲しいが、今の現状では、このアルイテハドというチームをはじめとするアジアの強豪クラブに、日本のクラブが勝利することは蓋し困難と言わざるを得なかろう。
それほどまでに、アルイテハドというチームのクオリティの高さを私は感じた。

残念ながら敗戦してしまった、昨日登場したキングカズ擁するシドニーFC。
そこにドワイト・ヨークがいた。
久しぶりに彼を見たが、彼は…私の今ままでの印象を大きく―いい意味で覆してくれた。



彼の印象は今まで、前線に張り付き、巧みなシュートでゴールを量産する最高のアタッカーというイメージで、それは以前のマンチェスター・ユナイデッド時代のものだった。当時のマンUの、アンディ・コールとの2トップは破壊力満点だった。
しかし昨日彼は、ボランチの位置でゲームを組み立てていた。
スターティングメンバーの配置を見た印象は、はっきりいって残念だったのだ。

しかし、彼のプレーを見るうち、このヨークの驚くべきユーティリティーさを垣間見た。彼の足元にボールが入ると、シドニーの攻撃が落ち着く。「ボールが収まる場所」となっていた。
結果として、彼のボランチの位置…特にセンターハーフのような攻守に渡るキーマンとも言うべきスタンスで彼を起用し、その豊富な運動量で…そのリティ(リトバルスキー現シドニー監督)差配は良かった。

しかし、試合巧者はサプリサだったのだが。

キングカズがあの年齢でも未だ、成長を続けられる裏側には、このヨークの影響が確かにあるのかもしれない。
カズは38歳、ヨークは34歳だが、今後もすばらしいプレーで我々を楽しませてくれるものだと信じて止まない。

日本はグループF

2005-12-10 06:33:43 | サッカー


W杯ドイツ大会のグループ分けが決まった。


(スポーツナビより。)

日本はブラジル、クロアチア、オーストラリアと同組。

実質2位争いってところか。
クロアチアに勝って、他2つと引き分ければ決勝トーナメントもあるかも。

ブラジルとやるのは最後だから、選手を温存してくれれば…(謎)
そのためにもブラジルには、他2戦でまけてもらっては困る。
順調に勝ち点6を獲得してくれないとw

しかし…。そうなってくると…。
ヒディング監督こえぇなぁ…ガクガク(((( ;゜Д゜))))ブルブル
ともあれB・Eにはいらなくてよかったよかった。

グループC…。
…。
……。
………。
こわやこわや。
死のグループですな(゜Д゜;;)

韓国は当たりくじ引いたなぁ…などと文句も言いたくなる(゜Д゜)
波乱がなければ、ちゃんとしたところが決勝Tに進んでくれそう。
なにはともあれ、イタリア・ポルトガル・スペインが韓国と一緒じゃなくてよかった…。
あ。でもあれは審判を買(ry

私が韓国チームを好かない理由はその辺にもあるのだ。

なぜなら、私はポルトガルが大好きだから!
(正確にはフィーゴ、ルイ・コスタ、セルジオ・コンセイソンなどの黄金世代が好きだった)
そして、今大会はオランダがいってくれると信じてやまない。

Jリーグ最終節

2005-12-03 17:13:57 | サッカー


33節を終え、Jリーグディビジョン1は上位5チームが勝ち点差2の間にひしめき、全てのチームに優勝の可能性が残される史上稀に見る大混戦。

我が鹿島アントラーズは、最終戦を控え4位
首位、セレッソとの勝ち点差は
鹿島が逆転で優勝を決めるには、セレッソが引き分け以下、ガンバが引き分け以下。そして並んでいるとは言え、3位浦和との得失点差が6あるので、事実上レッズが引き分け以下。
セレッソ vs FC東京、ガンバ vs 川崎、浦和 vs 新潟 と、上位勢のカードを見ると、鹿島の逆転Vの可能性は低いと言わざるを得ない。

最終戦。優勝がかかる上に、トニーニョセレーゾ監督勇退をうけ、セレーゾ監督の指揮下での最終節。
優勝よりも、セレーゾに快勝をプレゼントしたい。

試合開始後、優位に試合を進める。
早くも試合が動いたのは前半7分。
左サイドをドリブルで駆け上がったアレックス・ミネイロがセンターにクロス。
そこに走りこんでいたのは野沢。GKと1対1。落ち着いて放ったシュートがゴールネットを揺らして鹿島先制。
その後、攻め続ける鹿島。柏のカウンターを押さえ込む。
前半45分。
アレックスへ絶妙なスルーパスが通る。出したのは本山。
アレックス、中央からシュートし2-0。
このまま2-0で前半を折り返す。

後半始まって柏ベンチが動き、ハーフタイムとあわせ2人交代。
セットプレーから柏にチャンスを与えるも、曽ヶ端セーブ。
後半8分。右サイド、ボールを持ったのは鹿島の王様、小笠原。
放り込まれた絶妙なクロスを野沢がダイレクトシュート。3-0。
このあたりから柏も本来の動きで、鹿島ゴールを陥れようとする。
そして迎えた後半32分。小笠原から野沢へパス。
抜け出した野沢。ペナルティエリア内で柏、平山に倒される。
平山にレッドカードで一発退場。鹿島はPKをゲット。
ここで鹿島選手交代。フェルナンドにかえ本田IN。
アレックスの粋なはからいでPKキッカーはその本田。
本田は95年、ベルマーレ平塚戦以来ゴールなく、決めれば10年振り通算4点目。本田、冷静に左に流し込み4-0。試合を完全に決める。
結局このまま試合終了。最終節を有終の美でかざった。


(SANSPO.comより)

気になる他会場の結果。
セレッソは引き分け、首位陥落。得失点差で鹿島の下位へ。
ジェフは名古屋に2-1で勝つも、やはり得失点差で鹿島が上。
浦和は・・・4得点で勝利し、この時点で鹿島の優勝はなくなる。
そしてガンバ。4-2で勝利し、悲願の優勝を手にする。

上位勢の最終順位はこちら。


ごらんのように、優勝が勝ち点60。
2位から5位までが勝ち点59で並び、得失点差で決着。
なんという混戦であろうか。

シリーズ前半、スタートダッシュをきめたのは鹿島であった。
完全に独走というかたちだった。
それに待ったをかけたのはガンバ大阪。
この2チームによる鬼気迫るテイルトゥーノーズの大接戦。
しかし、下位集団からスルスルとあがってくる2つのチーム。
セレッソ大阪。最終2節で完全に並び、そして抜き去った。
気がつけば4位集団だった浦和も完全に並び、ジェフを加えた5チームによる優勝争い。

終わってみればハナの差。逃げ切ったガンバに栄光の優勝がもたらされた。


英雄、逝く

2005-11-27 01:32:16 | サッカー
今日、ブラウン管ごしに目に、耳に飛び込んできた一報は、私に悲しみをはこんできた悪魔だった。

 【ロンドン25日共同】
英サッカーの往年のスターFWで、長髪をなびかせての華麗なプレーと絶大な人気から「5人目のビートルズ」と呼ばれたジョージ・ベスト氏が25日、ロンドンの病院で死去した。59歳。腎臓の感染症で入院していた。
 17歳だった1963年に強豪マンチェスター・ユナイテッド
(イングランド)でデビューし、天才的なドリブルと得点力で活躍。68年には欧州チャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)初優勝に貢献し、欧州最優秀選手にも選ばれた。英サッカー界初のスーパースターと言われたが、北アイルランド代表ではワールドカップ(W杯)出場はならなかった。
 プレーボーイとしても知られ、アルコール漬けの気ままで破天荒な私生活のため選手としては短命だった。3年前に肝臓移植を受けたが、その後も断酒できなかった。
(引用元:スポーツナビ)

私がサッカーというものに興味をもったのはおろか、生まれたときには既に現役を退いていたジョージ。私は彼のプレーを、映像でしかみることを許されなかった。
ボビー・チャールトン、デニス・ロー等と共に恐れられ、一時代を築いた『赤い悪魔』、1960年代のマンU。
中学時代に、Jリーグばかりに興味を示していた私。
友人の家ではじめて彼の映像にふれ、衝撃を覚えた。
そんな私にとっては、マンUの『背番号7』はブライアン・ロブソンでもエリック・カントナでもなければディビッド・ベッカムでもクリスティアーノ・ロナウドでもなく、ほかならぬジョージそのひとである。
その映像の中で彼は、俊足とキレのある動き、サイドでボールを受けるとその存在感で他を圧倒していた。

私は、欧州サッカーではリーガエスパニョーラ(スペイン)のラ・レアルが好きだ。
レアルという音で、
「あぁ。レアル・マドリードか。」
などと勘違いしないで頂きたい。
ラ・レアルとはレアル・ソシエダのことである。
ニハト、コバチェビッチをはじめ、シャビ・アロンソの兄弟である(シャビも数シーズン前まではラ・レアル所属)ミケル・アロンソ。そして・・・引退したヴァレーリー・カルピン。
特にカルピンはセルタ時代に本格的に好きなプレイヤーになった。

閑話休題。
ジョージのプレーの一部しか私は見ていないし、リアルタイムで彼のプレーを見たことすらもない。しかし、彼が放った才能とファンタジーは、今もきっと世界中のファンの心に刻み込まれていることだろう・・・私のような人々に。
ジョージ・ベスト。あなたは偉大だった。



さて、史上稀にみる大混戦となったJリーグディビジョン1の優勝争い。
我が鹿島アントラーズはここ5戦勝ち星なし。優勝争いにはとどまっているが、先日までの有力候補から多少陥落した感が否めない。
泣いても笑っても残りは1戦。この最終節を勝って、有終の美を・・・そして優勝へと・・・。


母方の祖母が肺炎で入院し、予断を許さない状態であるらしい。
願わくば、祖母の容態がよくなってくれることを心から祈っている。