「易」と映画と「名文鑑賞」

タイトルの通りです。

本田済「易」 P4~P5

2015年10月17日 00時52分56秒 | 
本田済「易」 P4~P5
 宋の朱熹(朱子)はいう、「易はもともと卜筮のためにつくられたものである。後世の学者が、卜筮の説を鄙(いや)しいとし、言うに足らずとするのは誤りである」(『朱子語類』)
 なぜ後世の学者が卜筮の説をいやしいとするのか。問題は占いというものと倫理の立場との矛盾にかかっている。倫理の立場からいえば、人間は良心の命ずるままに行動すべきであって、結果の損得は顧慮すべきでない。ところが占いというものは、結果を先に見せてくれる。結果を見て有利なように行動するのでは、倫理的に不純である。というのがおもな問題点らしい。朱子はこの点をどのように解決しているかというと、『朱子類語』に、次ぎのような意味をのべる。
 「易は、人のために占って疑惑を断ち切るためのものである。道理としてこうすべきなら、当然そうすべきである。道理としてしてならぬなら、してはならぬ。そういう場合、改めて占う必要はない。正しいことで道が二つに分かれて迷うときにだけ占うのである。悪いこと、私欲のことについて占ってはいけない。」
引用終わり----------------
易を学んでいると、いたるところに「正しい道を固く守り続けていれば」という条件が登場します。そうすれば、「吉」であったり、「咎なし」であったり、「悔いなし」であったりするわけです。
つまり、正道から外れた事に関しては、この限りに非ず、ということになります。
正しく生きている人にだけ、少しでも難を逃れられるような示唆を与えましょうということですね。
「正道固守」を継続する事。なかなか大変ではあります。

イーグル・アイ ☆☆☆☆ 85点

2015年10月14日 03時11分34秒 | 映画
イーグル・アイ ☆☆☆☆ 85点

秋の夜長の映画鑑賞。
残念ながら吹き替えの録画。
それでも、それなりに楽しめました。
主人公を追いかける役のFBI捜査官役がビリー・ボブ・ソーントン。この人が絶妙。
知る人ぞ知る「スリング・ブレイド」という映画で一人何役もやった人。十数年前に深夜のテレビで見て、泣けて哭けて。何年もたってから中古のDVDを買ってしまった映画です。でも、何故か観ていない。因みにこの人、アンジーの元夫。
後半のストーリーはどんどん推測できてくるのですが、脚本が良いのか演出のスピード感がそうさせるのか、とにかく最後まで引っ張ってくれます。しかも、大好きなハッピーエンドってことで85点。


以下引用---------------------------------------------

イーグル・アイ
Eagle Eye
『イーグル・アイ』(原題: Eagle Eye)は、2008年にアメリカで公開されたSFサスペンス映画。

概要
スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮・シャイア・ラブーフ出演のSFサスペンス・アクション映画。『ディスタービア』で大ヒットを記録したD・J・カルーソーとシャイア・ラブーフが再びタッグを組んで制作された映画である。

ストーリー
ある日、平凡な毎日を送るコピーショップ店員のジェリー(シャイア・ラブーフ)の携帯に、知らない女から電話がかかってきた。「今すぐ逃げろ」という女の警告を無視したジェリーはその直後、身に覚えのないテロ工作の容疑でFBIに拘束されてしまう。
しかし取調べ中に、その謎の女・アリアの差し金による建築重機の事故が発生。大破したFBIのビルから、不本意ながらジェリーは逃走する。携帯から的確に逃走経路を指示してくるアリアに命じられるがまま、街中を逃げ回ったジェリーは、レイチェル(ミシェル・モナハン)という女性の車に乗り込んだ。彼女もまた「指示に従わねば息子を殺す」とアリアに脅迫されていたのだった。
FBIに追われ、どこかから監視し逐次指示を送ってくるアリアに逆らうこともできず、ジェリーとレイチェルは恐怖の逃走行を強いられる。果たして二人の行く手に待っているものは、そしてアリアの目的と正体は…?

プロミスト・ランド (2012) ☆☆☆☆ マット・デイモン

2015年10月11日 01時04分04秒 | 映画
遅まきながら、マット・デイモンに魅かれてWOWOWで拝見。

三分の2くらいで、なんとなく最後が想像できるのだが、
脚本と演技で引っ張っていってくれる。

景色が綺麗なのと、マット・デイモンのファンであれば、満足できる。

生きていくのに本当に必要なのは、さて、何なのでしょうか?


以下引用
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プロミスト・ランド (2012)
PROMISED LAND

監督ガス・ヴァン・サント
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3.41 点 / 評価:138件


解説

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のマット・デイモンとガス・ヴァン・サント監督が再び手を組んだ社会派ドラマ。新たなエネルギー源として注目を浴びるシェールガス革命を背景に、脚本と製作もこなすマット演じる大手エネルギー会社の社員が、ガス採掘権を買収すべく訪れた田舎町で住民との交流を通じ、自身の人生を見つめ直していく。共演には『お家(うち)をさがそう』のジョン・クラシンスキーや、オスカー女優のフランシス・マクドーマンドら実力派がそろう。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

寂れた田舎町のマッキンリーを訪れた大手エネルギー会社の幹部候補スティーヴ(マット・デイモン)。そこには良質のシェールガスが埋蔵されており、不況に苦しむ農場主たちから安値で採掘権を買収する交渉のため同地に来たのだった。住民を簡単に説得できるともくろんでいたスティーヴだったが、思いも寄らぬ障壁が立ちはだかり……。