次郎丸かなみの有味湿潤な日常生活

医療系オタク大人女子の日常生活やエッセイ。創作垢「きつねの戯言」にて小説、楽描きイラストなども描いています。

蚯蚓の両端 2018.02.28

2018-02-28 23:59:00 | 日記
消化器官は一本の長い管のようなものである。
乱暴な例えかも知れないが、消化器官を一本の管だとするなら、ただ手足があるだけで人間も蚯蚓と変わらない。

その消化器官の上下の両端、即ち、口と肛門。
入口か出口かの違いだけでどちらも粘膜に覆われた外界への開口部である。
尾籠な話で恐縮だが、その消化器官の両端に痒みや痛みが出ることがある。

以前から主治医にはずばり
「上か下かだけで口も肛門も一緒」
と言われているが、原因は消化器官の不調から来る炎症ということなのだろう。

東洋医学でいうところの五臓六腑のうち、胃が食べ物から取り入れた気を脾が吸収し、肺から全身に回す仕組みの中で、要の脾が疲れていて吸収できないために空回りした胃が悪くなる。
脾は大腸と皮膚に関連が深いので下痢や湿疹が出る。
脾の上位は肝であり、肝はストレスでダメージを受ける。

つまりは長く続くストレスが消化器官の炎症を引き起こしているということだ。
私はさながらに思い悩む蚯蚓というところか。

時は金なりという言葉もあるが、私は時間とお金についての価値観が世間とずれているのかも知れないと最近思う。

確かに今は所謂サービス残業になることもあるけれど、残業代が欲しいのではなく、残業しないで早く帰りたい。

お金は勿論ないと困るし、ないよりある方が良いに決まっているのだが、お金のために時間を失うより、生活できないほどでなければ、儲けは少なくても時間のゆとりが欲しいと思うのはおかしいのだろうか。

残業や休日出勤の手当は正当な権利だが、少しでも多くそれを得ることを目的とするより、普通に働いて貰う給料さえあれば、できるなら早く帰りたいし休みたい。

どうも就活がうまくいかないのはその辺ではないかと思っている。

何かというと皆お金の話になってしまうので、どうも会話のすれ違いというか違和感を感じてしまう。

「帰りは少々遅くなるかも知れないが、お金は儲かりますよ」
というニュアンスの話を聞くたび、それじゃない感が半端ない。

今時そこを妥協しないと就活が難しいのはわからなくもないのだが、そこにひっかかってなかなか決まらない。

「妥協したら後悔するかも、我慢は続かないかも」
という不安が拭い去れないけれど、
「引越の物件探しと一緒で、何かは我慢しないと無理なのかな」
とも思い始めてはいる。

蚯蚓は眠ったり夢を見たりするのかどうかわからないが、私は最近眠れないし眠れば悪夢を見る。
ストレスから解放されて楽になりたいが、まだ当分は無理だろうとやりきれない思いがする。
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2月26日(月)のつぶやき

2018-02-27 02:11:46 | 日記
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週末の終末に 2018.02.25

2018-02-25 23:46:23 | 日記
もうすぐ日付が変わって月曜が来る。

土曜は元々出勤日だったが、午後9時の閉店まで8時間ぶっ通し勤務のため午後1時出勤。

金曜は遅出だったから、ゆうパックの配達希望時間を8時~9時にしておいたのに、8時20分頃帰宅したら8時4分に不在票が入っていて、再配達を土曜午前中に指定したら12時ぴったりくらいに配達に来た。

自宅は宅配BOX完備が決め手で選んだ物件なのに、郵便局の配達員は
「間違う人がいるので使えなくなった」
と言っていたが、普通に荷物入ってるBOXがあるのは何で?

ともあれ、朝9時頃からずっと配達を待っていたが、12時過ぎには出勤しないといけなかったので、結局土曜午前はひたすら荷物を待っていただけ。

午後8時20分頃に先輩が会合から戻って来られたので、おみやげのチーズケーキを頂いて定時より少しだけ早く上がって良いことになった。

帰宅すると午後10時のドラマが始まっていたが、長男お手製のスパイシーカリーをごちそうになった。

日曜は朝寝していたら酷い悪夢を見てしまい、昼頃からアイロンかけをして、プリンターとパソコンの接続のセッティングをして、やっと作成済の確定申告書を印刷した。

その頃ちょうどテレビで演芸番組が始まって、ぼーっと漫才を見ていた。

夕食の仕度をして一日遅れの煎じ薬を作って、それ以外はぼーっとテレビを見ていた。
入浴後も寝るまでぼーっとテレビを見ていた。

何かをしていたり、テレビを見ている間しか、心が休まらない。
ずっと鬱々として辛い。
涙でも出れば少しは気持ちが浄化されるのだろうが、それすらせきとめられているようだ。
主治医が保険でまかないきれないため半分自費でと処方された薬の効果はまだ現れず、下痢と皮膚の痒みが治まらない。

確かに退職の意思表示はフライングだったかもしれない。
転職先が決まってからの方が良かったかもしれない。
だが、昨年末から体調が悪すぎて主治医に転職を勧められ、退路を絶たないとつい遠慮してまたズルズル引き延ばしてしまいそうだからと決心したのはそれほどいけないことだったのだろうか。

二つ三つ知人からの紹介のあてがあったし、まだ時間があるからと見切り発車したものの、結局一つしか候補は残らず、それすら本当にこれで良いのかと迷ってはいるが、問題はそればかりではない。

親切すぎる友人から、正論でもあろうし、私のことを思うが故でもあろうが、あまりにも辛い苦言に、鬱状態に片足を突っ込みかけている。

「退職願は白紙撤回すべき。大恩ある先輩の薬局を辞めるなんて恩知らず。」
と言わんばかりに責められているようにしか聞こえない。
良かれと思っていろいろ言ってくれているのだとは思っても、実情を何も知らないのにと哀しくなるばかり。

闇堕ちが手招きしているようで、死の誘惑が脳裏を掠め、付き合い以外では飲まないアルコールを飲んで金曜の夜はダウンしていたが、そうでもしなければ、辛くて耐えられなかった。

寝ようとしても眠れず、ぐるぐると考えが渦巻いてまとまらない。
ぼーっとテレビを見ているのも実は現実逃避である。
他のことに気を取られてなければ、ずっと転職の不安や迷いで、『進むも地獄、戻るも地獄』になっている。

以前から仕事中にパニック発作がたびたび出ていたが、今はずっと動悸や耳鳴りがしている。
とうとう不眠や悪夢まで再発して、毎晩夜が来るのが怖い。

とうとう疑心暗鬼になり、
「他の皆も私に呆れて愛想を尽かしているのでは」
「皆が私のことをおかしくなったと思っているのでは」
等と心配になっては、いや、そんなことはないと信じたい、と思い直す。

進むか戻るか、進むにしても方向はそれで良いのか答の出ないまま、嫌な気持ちのままで、週末は終末を向かえてしまった。




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2月23日(金)のつぶやき

2018-02-24 02:11:44 | 日記
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ニョッキと迷い子 2018.02.22

2018-02-22 09:59:42 | 日記
今日は通院日。
午前9時半の予約で10分前にクリニックに到着。
すぐに呼ばれて約15分の診察。
消化器系の不調と不眠、鬱傾向等を訴えると薬が変わり、増えた分は保険外になるが致し方ない。
就活のストレスであると言うと、主治医いわく
「医療関連業界は今200人の求人に3人しか応募がない。求人なんて山ほどあるが、薬剤師を辞めてうちのクリニックで働かないか?
正社員で給料も今よりも高いし休診日の水曜は休み。
書籍執筆の助手を探しているので江戸時代からの漢方薬屋の娘ならちょうど良い。」
とスカウトされた。
大学時代ゼミで教授の実績する植物画の説明文の独語訳をしていたことはあるが、PCで入力したり構成を考えたりするという仕事を自分ができるのか、考えますとは言ったものの、甚だ自信がない。

主治医はまた門前薬局の内部事情を説明して、帰りに薬剤師の募集はないか訊いてごらんとも言われた。

診察は予定通り15分で診察室では鍼も刺されてなかったのに、会計待ちが長くて、いつもよりヒトコマ早い予約を取ったのに、結局鍼灸院に移動したのはいつもと同じ午前10時。

鍼灸院の受付は1番目。
待ち時間なくすぐ呼ばれた。
「今日は午後予定があるだろうから軽めにしとこう。」
と鍼灸師さんが言われた通り、いつもなら午前の最後の患者くらいになり薬局を出るのが13時半頃になるのに、鍼灸院を出たのは11時45分。

ファックスが送ってあったので、薬局で宅配を依頼して伝票を書いて送料と合わせて支払い。
いつもより早いので患者がたくさん居て、就活の詳しい話はできそうになかったが、あまり歓迎されている風でもない気がした。

午後の予定時刻はいつもの時間に通院が終わる計算だったので、急遽先に昼食を食べることにして、いつも通院の後に外食する時に行くカフェへ。

いつもの健康野菜ランチか特製オムライスかと思ったが、ニョッキが好き過ぎて思わず限定ランチメニューのニョッキ入りカレースープランチをオーダー。
900円でミニサラダ付、パン、ライス、五穀米が選べるので、五穀米をチョイス。


午後の予定時刻にはまだ時間があったが、不慣れな場所なので早めに着いても良いからとにかく現地へ向かうことにしたものの、実際は全然違う場所を行先近くの目印と勘違いしたために地下街を全く逆の方向に進んでしまい、わからなくなったので地上に出てスマホを頼りに歩き始めたら、どういう訳かぐるぐる同じところを回っていて、しまいには同じ横断歩道を往復し続ける指示になり、ついにギブアップ。

通りすがりの人に道を尋ねて正しい目印を確認したら、再び地下へ。
何とそこはスタート地点の地下鉄の駅だった。
まるまる一時間以上ぐるぐる歩き回ってふりだしに戻ったことになる。

先程とは逆方向に、頭上の案内板を頼りに急ぎ、ちょうど定刻の10分から15分前に目的地周辺に到着した。

予定通りに用を済ませて帰宅したらちょうど時刻は午後4時。
飲み忘れた昼の薬を飲んで、家事に取りかかる前にちょっと横になろうと思ったらそのまま午後6時頃まで爆睡してしまった。

精神的にざわざわ、もやもやしていたが、また新しい悩みの種が発生して、ますますしんどくなったのに、薬は変わって増えたにもかかわらず、眠前の薬が出ていない。
肉体的に疲れて夕方に寝すぎたのもあり、今夜もまた眠れなくなってしまいそうだ。
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