ワールドカップ アジア第３次予選 vs.オマーンaway

暑そうだった。それでも涼しげな顔をし続けるのは、やっぱり相手のある「戦い」だからだろう。対面の相手の前で弱い姿を晒せば、相手は勢いを蘇らせることになる。水分補給と体温上昇を避ける術を、日本は丁寧に駆使し続けたように見えた。その涼しげな直向さは、たとえhomeで灼熱経験豊富なオマーン選手とはいえ、疲弊するはずだ。オマーンも奮起はしたのだと思う。脚の攣る選手が多数出たことは、それだけ彼らも灼熱の中で追い込まれていたのだと感じた。

日本も立ち上がりは、先日のhomeのような戦い方に見えたが、先制点を取られて、オマーンが引いてゴール前を固めてからは戦い方を変えるしかない。同点になった時点で振り出しに戻ったのだけど、体力の消耗が厳しかったのか、試合当初の戦い方はなかなかできなかったように見えた。だけど、要所要所はしっかり走っていたように思えた。アドバイザーはこういう時になんて言うのかなと、気にはなりましたが。

同点のPKは審判が良く笛を吹いたと思った。一方で、その後の明らかにPKだろうというのを吹かなかったことには、きっといろんな意味があるのだろうと推察した。オークボの退場も、気がつけば相手DF（マツーイを押し倒した）も退場で、妙なところでおあいこだったし。

たまちゃんが奪取したPKは例によってエンドーのころころ。まさかここではやらんだろうと思ったけど、予想はあっさり覆された。感動した。

トオリオのペナ内ファウルはかなり微妙な気もしたけど、awayだから仕方ないかな。同点になっちゃっていたし。というように思えるほどだった。けど、相手のキッカーはエンドーを意識したのだろうか（笑）。ドカンとやられたら厳しいと思ったけど、偽”ころころ”で良かった。

しかし暑さの影響は大きいなとTV画面から想像。微妙な精度に狂いは生じるだろうし、実際、終盤は動けていなかったですね。けど、そういう中でどうやって負けないか、勝ち点を積み重ねるかがは重要だから、残り２試合という段階で、３位オマーンとの勝ち点差が縮まらなかったのは大きいでしょうね。

いずれにしてもそのような暑さの中、本当にご苦労様でした、と涼しい東京で思います。

ワールドカップ アジア第３次予選 vs.オマーンhome

某宅にお邪魔して、大画面＆日本酒と美味しい肴で観戦となりました。贅沢なことです。ヒロミ解説は深い意味で楽しめます。

試合は一方的という印象。オマーンは（出場停止などで）５人も入れ替わり、苦しい布陣。かつ寒い雨ということで、日本有利はあったものの、岡ちゃんサッカーが相手に嵌ったのもあるかな。
オマーンもロングボールを蹴らずにパスで組み立てようとするものだから、素早い囲い込みとボール奪取で、前目からすぐに反撃に転じることができる状態。日本が攻めて、オマーンボールになっても、またすぐに日本がボール奪取するので、オマーンは自陣から先にボールを出せず、ずっと日本に攻め込まれ続ける様相となる。日本サイドで見ている人間には実に爽快な試合なのだけど、オマーン側は煮え湯を飲まされるが如し世界かと。

ボール占有率は圧倒的に高いと思われるけど、ゴール数は３（オマーンは０）。一敗しているので、得失点差での２位争いに巻き込まれる可能性は大きい。特に、２位を争うオマーンからの直接奪取は影響大なので、これだけの試合展開であれば、もう少しとっておくに越したことはないかもしれない。

とはいうものの、得点シーンには盛り上がってしまったのは当然のこと。１点目のナカザワは相手DFを引きずってというか、押し切ってのズドン。エンドーのCKも美しかったですね。２点目はやっぱり何でトオリオあそこに居るんですかぁというように、画面枠いっぱいのところで、するするするする…と上がってましたね。でもってオークボも完全フリーで。巧く打ちましたね。しかし、トオリオは巧いところに落とします。最終ラインにいてもそれは変らない。彼の持ち味のひとつなのでしょうね。素晴らしいです。３点目はもう右で蹴った時点で盛り上がっちゃいました（笑）。相手も左でくるとマークしていたようですし。スコットランドの地が彼を育てていったのでしょう。いずれも持ち味の出たゴールだったので、実に楽しめましたね、はい。

さて次はオマーン戦away。まさにhome＆awayの日程。でもって、かなり暑いらしい。そしてオマーンは５人（のうちの何人かは）戻ってくる。最後のバーレーン戦homeの前には２位以内を確定したい、と願えば、次のオマーン戦awayはドロー以上が必至だ。７日（土）は中４日。涼しい日本から異様な暑さのオマーンへの移動もある。これはかなり厳しいかもしれないなと思いながら、土曜日夜のTV観戦を楽しみにしていたい。寝ちゃったりしないようにしないとね。（日頃は21：00就寝なので・笑）