青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

輝き

2023年05月02日 | 本番記録
あおやき先輩!

早々と開演前に並んで頂いた、
その人の列の中から聞き覚えが確かにある、
独特な温和な関西弁が私の耳に届く。

声がする方角を見て、
ほぼ一瞬で分かったその人は
実に39年ぶりの再会となる後輩であった。


2019年4月以来の
海外からゲストを招いての
レアサウンズジャズオーケストラコンサート。

当日までにかかったエネルギーはとても大きく、
ウンザリする程のものが有ったのは確かだが、
ここまで来たらやるばかり!と気合を入れ、
どこか身震いするほどの緊張感が有ったのだが、
彼のその一声が確実に私の気持ちを和ませ、
全てをプラスに転ずるスイッチとなったのは確か。

 話が超前後するが、
 深夜帰宅して家内の一言目が、
 お父さんが凄く嬉しそうに話していた方誰?

家内がそう質問するのは当然。
その彼とは、確か1984年大学生活最後の
カレッジビッグバンド(通称CBオーケストラ)の
コンサートで一緒に演奏して以来の再会で有り、
当然私独身時代の話だからだ。

私の大学には当時二つのビッグバンドが有った。

一つは学業が優秀で演奏はそこそこのバンドと、
方や学業はまるでダメだが演奏はまあまあのバンド。

私は後者で、その彼は前者の所属。
直接一緒に演奏したのはその1984年3月が
ほぼ最初で最後と言って良い程であったが、
一つ下のその彼とはとても気が合う仲で有った、
と言うかきっと彼が気を遣ってくれたのであろう。

大学を出て和歌山の実家に戻られ、
以後気にはなっていたのだけれども会う機会も無く、
昨日と言う日までその時は過ぎてしまっていた。

 和歌山から来ましたよ!

何故来た!どうやって来た!誰に聞いた!

なんか矢継ぎ早にそんな質問をした記憶だが、
何でもレアの同期ベーシストO君から
チケットを買ってくれたのだとか。。

 ならばO君教えてよ!

と真っ先に思ったが、

ひょっとしてO君のサプライズだとしたら
ちょっと洒落ているなぁとも思ったのだが、
O君に聞くと、

 あぁ、言うの忘れとったわ。。。


本番記録なのに、
こんな入り口話題で長々と書いてしまったら、
いつ終わるか分からないけれども、

でもそんな後輩君との嬉しい再会と、
その彼と全く同様なあたたかなご家族との声援で
やる気がぐんぐん湧いて来たのは事実でありました。





それにしても準備が早い。

この形になるのに40分程。



受付もこの通り。



手慣れ過ぎた我々は、
既に10時20分には休憩に入ると判断する。

なんせお茶を飲みに行った喫茶店が、
まだモーニングセット販売の時間で有ったのが、
明らかにその速さを象徴していた(^^)

時間が余ったのでこんな写真を。。




無事サウンドチェックを終え、
さて4年振りの海外ゲストを招きリハーサル。



この「ふつう」の服を着た「おじさん」、
とんでもない音を発するのには驚いた!!

こう表現して分かる人には分かるであろうが、
ダブルハイCを簡単に連発するのだ。リハで。。

そりゃこっちも煽られますよ。
正に煽り運転されて速度が上がるかのように^^

時間通りリハは終わり、
まったりとした時間を過ごした後開場を待つ。

そして冒頭の出来事だったのです。


開演

 

なんせお客様満席。
こんなに有難い事は有りません。

やはり久し振り。
どんどん時間は早く過ぎて行きます。



МC君も久し振りに話するから饒舌!。
時間押してしまう程では有りましたが、
アンケートでは実に高評価を得ていましたね。


そして二部突入。



ゲストが入ると、
レアサウンズは変わるとよく言われますが、
(逆に言えばレア単体では面白くない?^^)
そりゃあんな音聞いたら燃えますね。

どう詳しく伝えたらいいのか、
正直分からないほど刺激的なハイトーンは、
曲が終る度に頂く拍手の大きさで分かります。

 正に音が輝いている!

最後の曲までたどり着き、
最後の音を放ったら、当然私の音の上を走る
ゲストの音にただただ圧倒されました。




4年振りの乾杯。

やはり幸せな事です。

下らない音楽談議をしながらも、
時に真面目な今後のバンドについても話したり。

そしてゲストからのの一言も、
とても暖かく嬉しい言葉を頂きました。



ご来場いただきました全ての方々に、
心より感謝申し上げます。


本当に有難うございました。
又次回10月28日オータムコンサートも
どうぞよろしくお願い致します!



2023年4月ゴールデンウィークコンサート本番記録完。






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