今月、東京建物ブリリアホールで『ダ・ポンテ』を観てきました。
本作品は、海宝直人さんを見たくてチケットを取りました。
実は、海宝さんの出演作を観たことがありません。。
海宝さん演じるダ・ポンテと、平間さん演じるモーツァルトの男の友情の物語と言えるかと思います。
この友情が温かくて、観客の心を温かくしてくれる、前向きにしてくれるのです。
見所はいろいろかと思いますが・・・
個人的には、海宝さんの老年期のダ・ポンテの演技が印象的でした。
最初登場したとき、海宝さんとわかりませんでした。
声も落ち着いていて、深みのある感じでした。
この老年期に対する形で、若さ全開のダ・ポンテが活躍します。
若さがあるからできる挑戦、未熟さが積もって痛い目に遭って、最後に救われる。
わかりやすい人生描写です。
最後に救われるから観劇後の心が温まるのですね。
あと個人的には、田村芽実さんの演技も記憶に残ってます。
田村さんは元ハロプロだったのですね。
2役を演じ、そのうちのナンシーは若年・老年を演じています。
老年ナンシーがとても、優しくて気を配れる素敵なおばあさん。
老年ですから、年齢に合わせた老け化粧をして、仕草もそれなりにゆっくりするわけですが、自然でした。
田村さんが海宝さんと一緒に舞台で立っていても浮きませんでした。
作品全体としては、歌がしっかりしている舞台でした。個人的には耳福でした。
次の海宝さんはアナスタシア。観劇が楽しみになりました。