【膝の痛みには投薬よりも鍼灸が効く!】(鍼灸ニュース)の記事をご紹介いたします。
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海外ニュースの宮﨑です。
膝の痛みは膝関節に異常が起こっている状態であり、O脚やX脚、肥満や筋肉の衰え、スポーツによる膝の酷使などが原因となって、安静時や次の動作への移行する時、立ち上がりの際などに膝に痛みや違和感を感じるといった症状が現れるようになります。
そもそも膝は重力の影響で体重の負荷が強くかかる場所です。
本来は膝の関節軟骨が緩衝材の役目を果たしているため、衝撃を緩和して骨と骨の接触を避ける事ができるのですが、加齢による軟骨のすり減りなど様々な原因により、膝の関節軟骨の機能が低下して膝の痛みを引き起こします。
特に、膝関節の周辺には神経が多く通っており、痛みを敏感に感じる部位ですし、膝の痛みの原因として非常に多い変形性膝関節症の場合は、初期の一時的な痛みと違って、中期・後期と症状が悪化していくにつれて、立つ・歩くなどの動作もままならないほど、日常生活に支障をきたす症状になる事にもなるので注意が必要です。
膝の痛みの治療方法としましては、安静にする・冷やす・温める・市販の薬を服用するなど自宅で治療する方法もありますが、まずは整形外科を受診して膝の痛みの原因などを診断してもらう事も大切です。
装具療法・運動療法・手術して治療する方法などもありますが、薬物療法の場合、外用薬と違って内服薬や薬物注射には、薬による副作用が起こる可能性もあるので注意しておかなければなりません。
膝の痛みに鍼灸が効くという研究は以前にもご紹介しましたが、今回は膝の痛みには投薬よりも鍼灸と漢方の組み合わせが効果があるという研究をご紹介します。
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Guangxi Lingshan County Hospitalで行われた研究です。
膝の関節炎に苦しむ患者60名をランダムに2つのグループに分け研究を行いました。
グループ1:鍼灸と漢方薬の治療を受ける
グループ2:痛み止め(イブプロフェン)の治療を受ける
鍼灸の治療は1日30分、20日間連続して行われました。
それぞれのグループの効果率は以下のような結果となりました。
グループ1:86.7%
グループ2:63.3%
この結果から、膝の痛みには投薬治療よりも鍼灸と漢方の組み合わせが効果があることが示されました。
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引用:Health CMI 2017年3月1日
http://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/1720-acupuncture-beats-drugs-for-knee-pain-and-inflammation
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この研究で使用されたツボ
Liangqiu (ST34):梁丘
Xuehai (SP10):血海
Yanglingquan (GB34):陽陵泉
Heding (MLE27):鶴頂
Ashi:阿是穴
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当院でも膝の痛みで来院される方は多いです。鍼灸治療で痛みの緩和と血行促進を行い、膝を支える筋肉の鍛え方を覚えてもらったり、膝の痛みによる姿勢変化で疲れている筋肉のもみほぐしやストレッチを行っております。
鍼灸には健康保険、交通事故(自己負担なし)、労災(自己負担なしが適応されます。
詳細についてはお気軽にお問い合わせください。
鍼灸海外ニュースより転載
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