年末だ

なんだか荒れ荒れの大みそか。

大風吹いて雨が降り、雷も鳴り出しちゃって。

この状況では外へ出るのもなんなので、豆でも煮ようかと。

ここへ越してきてから、まだ一度も新しい年を祝えないのは少々さみしいけれど、美味しいものくらい食べてもいいよね。

虫食いのひどくなったカレンダーを尻目に、いろいろあったけど、今年もよい年でした。

その後

ヒメツルソバから追い出され部屋の中を飛び回ってまたも追い出されたテントウムシが気になっていた。

なんと翌日の朝、すっかりヒメツルソバが片づけられ寒々しくなったその場所に戻っていた。

寒かったろう一夜を、この場所で過ごしたのか？

とかなんとか、あることないこと考えたらテントウムシにほんとに申し訳なくなって、新しい隠れ家をつくれないものかとしばらく庭をうろうろしていたところ、いつのまにか姿が見えなくなっていた。

しっかり写真は撮っておいたけど。

来年にはたくさんのテントウムシに来てもらえるよう、たっぷりとアブラムシを増やしておきたいものだよ。



日曜日に郵便局へ年賀はがきを買いに行くと同じくはがきを求める人たちで混雑していた。

ギリギリさん、多いのね。

年が明ければヒツジが主役、お馬お疲れ。

震える

夜中、１２時をまわったころに雷の音が響いてきた。

雷注意報も出ていたことだし、そろそろうちの上にも来たのか～とそれほど気にせずにいた。

と、いきなり大ボリュームの雷鳴が聞こえたと思ったら地響きがして家全体がブルブルと震動したからびっくり。

落雷の感じではないし、地震でもない震動。

しばらくすると大風も出てきて、家の軋みでふすまがドンと鳴ったり、ガラス戸がガタンガタンと揺れたり。

普段聞こえたことのないような変な音も聞こえ出した。

ちょっと、怖い…

今日は暖かかったし、空にできた壁に跳ね返ってどこかの音が聞こえてくるのかな？

ところで、おそらく今日の除草の際に出会ったと思われるナナホシテントウが家の中に入ってきて、照明の周りを飛んでいた。

「隠れ蓑の草を奪った責任とれよ～」といわんばかりに、暖かくしている部屋の中をブンブンと飛び回っている。

悪かったよ。

でも、結局外に出したけどね！

ごめんよ。ほんとにね。

達者でな。

しばし

初心を忘れて…とはいえ、いくらなんでも、酷すぎるおさぼりさん。

こんなにも長くほったらかしたのは初めてだ。

虫食いカレンダー、とかなんとか、言ってる場合ではないね。

我ながら、いささか戸惑いつつの行いだったと思う。

それはさておき、今日はクリスマス・イブ。

師走の慌ただしさをしばし忘れ、あっさり楽しんでみよう。

酔う

奈良漬、美味ーい！

奈良漬を知り尽くした私、というわけじゃないから、これだ！という奈良漬を知っているわけではない。

とりわけて奈良漬が好きだ！というわけでもない。

ただ、無性に奈良漬が食べたくなるときがあるということは、無自覚の意識の中に奈良漬好きが潜んでいるのかもしれない。

とはいえ、数年に一度ほどの間隔でしか訪れない奈良漬好きだから、やっぱりそれほどの好きでもないんだろうか。

だろうか！？

お下戸な私は、３ミリほどに切った奈良漬を５切れも食べれば顔がホカホカ熱くなってくる。

普段はお酒の香りに鼻をつまむくせに、奈良漬の鼻に抜けるお酒の風味には幸せさえ感じてしまう。

奈良漬の不思議、素敵。

このほろ酔い気分に頼って、今日の祭りあとに感じるこの世の居心地の悪さをしばし忘れて、お花畑で時を過ごすこととしよう。

奈良漬のおかげ様。