平成19年6月の道交法改正で自動車にも中型車という区分が誕生し、
それに伴い、旧普通免許が中型8t限定免許というものに変化。
呼名が変わっただけで運転できる車両に変化無し。
なのですが、よーく見ると大きな違いが。
中型免許は総重量11t未満、定員29人以下というマイクロバス対応の運転免許。
平成19年6月以前にこのサイズを運転しようと思ったら20時間以上の教習時間を
かけて大型免許を取らなければならなかったのに、道交法改正で中型免許になった。
んで、今持っている免許は旧普通免許から変化した中型8t限定免許。
限定解除するだけで、総重量11t未満、定員29人以下までOKになる。
これはやるしか(笑
しかも、限定解除は、最低5時間の実技教習と限定解除審査試験(9万6千円位)の
計6時間程度で良いというのだからお得。
1日目(日曜日:16:30~:晴):通常走行・S字・クランク・路端停止および発進
初日からいきなりメニューがテンコ盛り。
さすがに車体が大きい為、S字・クランクにて脱輪扱いになる白線を踏みまくり。
右前輪が「運転席真下にある」という事を常に意識しないと駄目な事を教えられる。
中型免許ができてから新しい試験項目ができ、その一つが路端停止および発進。
路端停止とは、路肩からの距離30cm以内に車体を寄せて停止すること。
停止後の発進はそのまま前に出れば良いのかと思いきや、前方3m位の所にポール
がスダレ状にぶら下がっている為、ハンドルを右に切ってよけなけばならない。
しかし、急激に右へハンドルを切ると、車体の左後ろが路端を示すポールに当たる
という状態。
ハンドルを必要分だけ切るという事が必要になります。
2日目(月曜日:18:40~:晴):S字・クランク・方向転換・縦列駐車
この日は雨上がりで脱輪用白線が見えない見えない…
方向転換・縦列駐車はなんとかなるのだが、ここでも新試験項目が。
方向転換・縦列駐車をした際にバックで後ろのポールへ車体を寄せて行くのだが、
停車位置が決められていて、ポール(壁相当)と荷台の後ろの距離を50cm以内
にしなければならない。当然衝突しては駄目。
この感覚はやってみて覚えるしかないです。ただ、深視力検査がぎりぎりだと厳し
いかも。
3日目(火曜日:18:40~:晴):S字・クランク・方向転換・縦列駐車・隘路への進入
車両感覚等々を覚えるために色々と。
さて、ここでも新試験項目が。
隘路←読める?アイロだそうです。狭い道の事だそうです。
少し広い場所に車体の幅+両端30cm(計60cm)位の幅で2本線があり、指定位置
から「無停車」で車体を収めるという項目。
半クラ状態でも動いていれば無停車とはならないので、クラッチ操作が肝心。
線からはみ出たとしても切返しで収めればOK。但し、切返しは4回までなので
できれば一発で決めたい項目です。
4日目(水曜日:18:40~:晴):総合運転
みきわめ(5日目)に備えて総合運転。
中型車は回転半径が大きい為、左に寄りすぎると左折時に反対車線まではみ出して
しまうので、路肩から1m以内であれば距離をとって良いみたい。
5日目(木曜日:18:40~:晴):みきわめ
ここでOKがもらえないと審査へ行けず。まぁ、もらえましたが。
ただ、左折時の巻き込み確認が不足してるのと、後方感覚(50cm以内の寄せ)
が甘いのを指摘されました。
審査(日曜日:09:00~:晴):70点以上で合格
大型車の卒業検定と一緒に中型限定解除審査をうける。これに合格するとめでたく
中型免許取得。
前日は酒も飲まず、23時半頃までドラクエ4(DS)をやって就寝。
ペーパー試験が無いと楽だ。
発車~路端停止・発進~坂道発進~方向転換~隘路への進入~クランク~S字~ゴール
というメニュー。
難関その1:方向転換時の後方感覚(50cm以内の寄せ)
→これに失敗するときにはいつも20cm位バックし足りてない事がほとんどだった
ので、「限界だ」と思ってから20cm位の追加バックをして、OK。
難関その2:クランク
→ここはなんとかパスできた。
難関その3:S字
→路肩を2回踏んだ…が、その度に停止→バック→切返しを行い減点だけで済み
ました。切返しをやらないと脱輪で一発不合格だったとか。
その他にも左折時の巻き込み確認せずとかで20点の減点。
得点80点ということでなんとか合格っ!
やはり車両感覚というか、タイヤ位置をつかみ切れていないので、クランク・S字は
苦労しました。
あとは、マイカーがMTというのが大きかったかも。
車両感覚がつかめない分、ミラーや目視確認を頻繁に行いながら微速前進することが
多い為、クラッチ操作が結構必要になります。
トルクがあるのでエンストの危険はあまり無いにしてもAT車に慣れた人だと大変かも。
免許申請は平日のみの受付らしいので、会社休んで行きましょうかね。