暑い！

連日の猛暑。今日も温度計がグングン上昇。暑さに強い自分でもかなりクル。
この時期は熱中症に注意が必要だ。甘く見ていると大変なことになる。
熱中症といっても、１種類ではなく、下記のような疾病があり、症状、経過、処置が違うものだ。

熱失神
熱疲労
熱けいれん
熱射病

熱失神とは、皮膚血管の拡張によって血圧が低下し、脳血流が減少しておこるもので、めまい、失神などが起こり、顔面蒼白となって、脈は速く・弱くなる。
熱疲労とは、脱水による症状で、脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気などが起こる。
熱けいれんとは、大量に汗をかいたときに水だけしか補給しなかったため、血液の塩分濃度が低下して、足、腕、腹部の筋肉に痛みをともなったけいれんが起こる。
そして一番怖いのが、熱射病。体温の上昇によって中枢機能に異常をきたした状態で、意識障害が起こり、死亡率が高い。

熱失神、熱疲労の場合は、 涼しい場所に運び、衣服をゆるめて寝かせ、水分を補給すれば通常は回復。熱けいれんは、生理食塩水を補給すればほぼ回復する。そして、熱射病の場合は、体を冷やしながら、集中治療のできる病院へ一刻も早く運ぶ必要があり、いかに早く体温を下げて意識を回復させるかが生死を左右するので、そのときの処置が重要。

何れにしても、太陽対策は万全にし、予備知識を持って、猛暑を乗り切ろう！