選抜高校野球もいよいよ準々決勝。
今年は雨の影響で、
久しぶりの4試合開催。
楽しみです。
さて、
各試合の見どころを少し。
【第1試合】
敦賀気比 日大三
打線好調の敦賀気比だが、投手陣には不安を抱えている。
左腕の高原が2回戦ではわき腹痛で投球できず。
背番号1の大久保から3人でつなぐも、後半に息切れで追い詰められてしまった。
この試合でも継投で乗り切るつもりだが、1・2回戦よりも更に強打の日大三打線を相手にして、どこまで踏ん張りきれるのか。
反対に打撃は絶好調。日大三のエース山崎はかなりキレのある球を投げるものの、しっかりと捉えていけそう。前半でリードを奪って逃げ込む展開を作りたい。
対する日大三は、2回戦では苦戦したものの打線は好調。鋭い振りで打ち砕いていきたい。低めのボールの見極めがポイントを握りそうだ。
やや日大三が有利と見るが、試合展開によってはどんな結果も起こりうる、興味深い対戦だ。
【第2試合】
広陵 中京大中京
強豪同士のガチンコバトル。優勝の行方を占う上で、非常に重要な一戦だ。
広陵は2回戦でエース有原が完全復調。心強い勝ち方でここまで上ってきた。対する中京大中京も、優勝投手のエース森本に復調気配あり。両チームとも、1・2回戦とも同じような戦いぶりがめだつ。
超名門同士のバトルは、高校野球ファンのみならず、興味シンシンだろう。
試合は前半静かに進むと見られるが、どちらかが大量点を挙げるようだと、その時点で試合は決まりそう。1回戦のような戦いを望むのか、それとも2回戦のような戦いを望むのか・・・。磯村・丸子の両4番対決も注目。
3点以内での決着になると見るが。
【第3試合】
興南 帝京
ついに実現した、島袋と伊藤の投げあい。ドキドキの第3試合だ。
島袋は、3度目の甲子園でその真価を発揮。というよりも、バックの援護に応えて、自分の力を十分に発揮している。今の彼の投球は、ハッキリいって難攻不落。あの智弁和歌山打線と力勝負で勝てる投手は、そうはいない。対する伊藤も、素晴らしい球のキレと球速で、噂にたがわぬ超大物ぶりを発揮。絞られたときに強打で跳ね返されるときがあるため、この試合は特に捕手のリードが重要になってこよう。
打線は両チーム共に上り調子。帝京打線はやや湿っていたが、サヨナラ勝ちで吹っ切れるはず。1~2点でエースが踏ん張る試合展開になりそうだが、大穴の展開としては、帝京が鈴木を先発させる可能性もないとは言えない。
伊藤の連投を避け、後半にスタンバイさせる可能性も。興南は島袋一本で、小細工のない戦いをしてくると予想される。
【第4試合】
大垣日大 北照
名将・阪口監督の言うとおりになった。1回戦の辛勝の後、「この勝利で2回戦はガラッとチームが変わる」 果たして2回戦は、素晴らしいゲームで候補・大阪桐蔭に完勝。いよいよ明治神宮大会Vの実力を出してきた。何しろチームのバランスが抜群。打線は左偏重だから、右の本格派には強いはず。そういう意味からも、北照には厳しい戦いが予想される。特にエース又野の出来が心配だ。2回戦では指の負傷で途中降板。あとのピッチャーがやや不安定だったこともあり、今日は又野の復活にかける。彼が登板出来ないとなれば、劣勢は免れないだろう。逆に1回戦の秋田商戦のピッチングが出来れば、いかに大垣日大打線とはいえ、そうは打ち込まれないはずだ。北照は北海道のチームらしく、体格のいい腕っ節からバンバン打球を飛ばす。大垣日大の葛西投手は非常に攻略しづらいピッチャーだが、何とか試合中に打開策を見つけていきたい。序盤で先に2点以上リードする展開にしたいところ。
大垣日大は、いつもの自分達のペースを崩さないことが何より大事だ。
◇準決勝対戦予想
日大三 広陵
帝京 大垣日大
今年は雨の影響で、
久しぶりの4試合開催。
楽しみです。
さて、
各試合の見どころを少し。
【第1試合】
敦賀気比 日大三
打線好調の敦賀気比だが、投手陣には不安を抱えている。
左腕の高原が2回戦ではわき腹痛で投球できず。
背番号1の大久保から3人でつなぐも、後半に息切れで追い詰められてしまった。
この試合でも継投で乗り切るつもりだが、1・2回戦よりも更に強打の日大三打線を相手にして、どこまで踏ん張りきれるのか。
反対に打撃は絶好調。日大三のエース山崎はかなりキレのある球を投げるものの、しっかりと捉えていけそう。前半でリードを奪って逃げ込む展開を作りたい。
対する日大三は、2回戦では苦戦したものの打線は好調。鋭い振りで打ち砕いていきたい。低めのボールの見極めがポイントを握りそうだ。
やや日大三が有利と見るが、試合展開によってはどんな結果も起こりうる、興味深い対戦だ。
【第2試合】
広陵 中京大中京
強豪同士のガチンコバトル。優勝の行方を占う上で、非常に重要な一戦だ。
広陵は2回戦でエース有原が完全復調。心強い勝ち方でここまで上ってきた。対する中京大中京も、優勝投手のエース森本に復調気配あり。両チームとも、1・2回戦とも同じような戦いぶりがめだつ。
超名門同士のバトルは、高校野球ファンのみならず、興味シンシンだろう。
試合は前半静かに進むと見られるが、どちらかが大量点を挙げるようだと、その時点で試合は決まりそう。1回戦のような戦いを望むのか、それとも2回戦のような戦いを望むのか・・・。磯村・丸子の両4番対決も注目。
3点以内での決着になると見るが。
【第3試合】
興南 帝京
ついに実現した、島袋と伊藤の投げあい。ドキドキの第3試合だ。
島袋は、3度目の甲子園でその真価を発揮。というよりも、バックの援護に応えて、自分の力を十分に発揮している。今の彼の投球は、ハッキリいって難攻不落。あの智弁和歌山打線と力勝負で勝てる投手は、そうはいない。対する伊藤も、素晴らしい球のキレと球速で、噂にたがわぬ超大物ぶりを発揮。絞られたときに強打で跳ね返されるときがあるため、この試合は特に捕手のリードが重要になってこよう。
打線は両チーム共に上り調子。帝京打線はやや湿っていたが、サヨナラ勝ちで吹っ切れるはず。1~2点でエースが踏ん張る試合展開になりそうだが、大穴の展開としては、帝京が鈴木を先発させる可能性もないとは言えない。
伊藤の連投を避け、後半にスタンバイさせる可能性も。興南は島袋一本で、小細工のない戦いをしてくると予想される。
【第4試合】
大垣日大 北照
名将・阪口監督の言うとおりになった。1回戦の辛勝の後、「この勝利で2回戦はガラッとチームが変わる」 果たして2回戦は、素晴らしいゲームで候補・大阪桐蔭に完勝。いよいよ明治神宮大会Vの実力を出してきた。何しろチームのバランスが抜群。打線は左偏重だから、右の本格派には強いはず。そういう意味からも、北照には厳しい戦いが予想される。特にエース又野の出来が心配だ。2回戦では指の負傷で途中降板。あとのピッチャーがやや不安定だったこともあり、今日は又野の復活にかける。彼が登板出来ないとなれば、劣勢は免れないだろう。逆に1回戦の秋田商戦のピッチングが出来れば、いかに大垣日大打線とはいえ、そうは打ち込まれないはずだ。北照は北海道のチームらしく、体格のいい腕っ節からバンバン打球を飛ばす。大垣日大の葛西投手は非常に攻略しづらいピッチャーだが、何とか試合中に打開策を見つけていきたい。序盤で先に2点以上リードする展開にしたいところ。
大垣日大は、いつもの自分達のペースを崩さないことが何より大事だ。
◇準決勝対戦予想
日大三 広陵
帝京 大垣日大