パ・リーグのCS争いは、
火曜日の西武―楽天戦でほぼ決着。
昨日楽天が引き分けたことで、
2位西武、3位楽天が確定しました。
そんな中、
注目されたのは札幌での日ハムvsオリックス。
大谷翔平選手の日本最終登板の試合だったからです。
今季こそケガでほとんどの期間を2軍やベンチで過ごしたものの、
昨年のあの”すべてを超える”すごいプレーの数々は、
ファンの脳裏から離れることはありません。
シーズンの大半をケガとの戦いに明け暮れていたので、
ワタシなど『大の大谷ファン』もMLBへの挑戦は来季ではなくその次・・・・・・
と思っていたのですが、
夏場に事態は急展開。
すべてのネガティブな要素をすべて飲み込んで、
今季終了後にポスティングでのMLB入りを決断しました。
そこに大谷の、
『野球をプレーするということがすべて』
というプレーヤーとしての矜持を感じましたし、
寂しくても拍手で応援……という心境にしてくれました。
大谷選手というのは、
不思議な選手ですね。
今季のWBC欠場やシーズンの長期欠場、
そしてMLB挑戦などいろいろと、
文句の一つも言いたくなるような状況であるのに、
なんだかまったくそんなこと、感じません。
ただただ、
彼のプレーを応援したくなる…・・そんな選手です。
『ワタシの中のスーパースター』は長嶋さん、王さん、野茂英雄、松井秀喜なんですが、
大谷翔平も今や完全に、そんな”スーパースター”のひとりです。
昨日はその大谷が、
日本でのプレーを惜しむかのように、
『4番ピッチャー』で先発出場。
4番ピッチャー
いい響きですねえ。
ザ・野球小僧という感じの、
その特別感がたまりません。
打ってはセンターへの強烈なヒットを一本。
まあ、今季も後半戦で大谷のバッティングについてはたくさん”いいモノ”を見せてもらいましたから、
この日1安打だったけれど、
ずっと楽しませてもらいました。
そして投げては。。。。。
『やっぱり大谷はすごいなあ・・・・』
と感嘆する2安打完封勝ち。
最後の最後まで、
『大谷翔平は、やっぱり世界屈指のピッチャーだ』
ということを見せつけてくれました。
そして栗山監督の言葉、いいですね。
『こんな投手がいたということを、しっかりファンに認識してもらいたい』
いやあ、
日ハムというチーム、
そして栗山監督という指揮官いればこその、
今日の大谷翔平ですよ。
日ハムはドラフトの時、
MLB志望だった大谷を敢然と指名。
『前代未聞』の二刀流選手として育てると宣言し、
それを見事にやってのけたと思います。
まさに『あっぱれ!』なチームだと思います。
さあ、ついに海を渡りますが、
大谷はまだ23歳という若さ。
アメリカの大卒選手と、
まったく同じ時期にMLBのスタートを切るというのは、
これまでの日本出身選手には全くなかったこと。
イチローのように、
どれだけMLBで歴史に名を刻めるのか、
楽しみでしょうがありません。
最初にどこのチームに入団するのか?
実はこれは、
どこでもいいのではないかと思っています。
最初の契約でプレーする3,4年ぐらいは、
大谷翔平にとってまだMLBでの序章にしか過ぎないと思っているので。
脂の乗り切る20代後半から30代中盤にかけて、
本当の意味で彼が自ら所属球団を選択し、
そこでの活躍こそが『彼の代名詞』になると思っています。
来年からは、
MLBを見る機会が、
多くなりそうです。
ワタシ自身は、
ここのところちょっとMLBを見る情熱が冷めていたのですが、
大谷が行くとあっちゃあ、別です。
毎試合見なきゃいかんなあ・・・・・
そんなことを思っています。
その思いもあって、
DAZNも契約したんだから。。。。。
今からもう、
来季が待ち遠しくなっている、
ワタシです。
それでも最後に一言。
ああ、最後のマウンドでの姿、
見たかったなあ。。。。