SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

日本野球の恩人が逝去

2010年06月24日 | メジャーリーグ

今日の新聞のスポーツ欄、
ベタ記事で小さく載っていた
【キャピー原田氏死去】
の記事。
衝撃を受けてしまいました。

キャピー原田氏は日系2世のアメリカ人。
戦争中は苦労をして、
収容所での生活も経験した人物です。

戦後はGHQでの仕事に従事。
後に日本とアメリカの野球の橋渡しになった、
いわば日本野球界の恩人といえる人ですね。

彼が育てた人が、
亜細亜大学の監督から渡米し、
LAドジャーズでオマリー会長やラソーダ監督から絶大な信頼を受けた、
アイク生原氏です。

キャピー原田氏とアイク生原氏。

両氏とも日米の野球界の橋渡し役として、
多くの功績を刻み付けていった人たちです。

【アイク生原の生涯を描いたノンフィクションに、詳しく書かれています】

アイクさんが若くして逝ってしまい、
そしていままたキャピーさんが。
彼らが心血を注いだドジャーズも、
いまやオマリー家からは離れた存在になってしまいました。
(マードック氏に買収されて以来、なんだかLAドジャーズのチームカラーそのものが変わってしまったみたいで、以来あまり熱を入れて応援できませんね。)

時代の移り変わりを感じずにはいられません。

1960年代か70年代はじめの話ですが、
渡米した私の父親が、
キャピーさんのはからいでドジャーズvsジャイアンツ戦を、
ドジャーズのベンチの中で観戦したことがあります。

そのときの興奮を、
今も昨日のことのように話す彼の目は、
本当にいつも輝いています。

その話を聞いて育ったワタシも、
メジャーに興味を持ち、
ドジャーズの大ファンになっていきました。


キャピー原田氏。

彼の功績は、
もっと日本で認められてもいい。
誰もが知っている名前になってもらいたいなあ。

ありがとうございました。
安らかにお休みください。
合掌。

 


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