今日の新聞のスポーツ欄、
ベタ記事で小さく載っていた
【キャピー原田氏死去】
の記事。
衝撃を受けてしまいました。
キャピー原田氏は日系2世のアメリカ人。
戦争中は苦労をして、
収容所での生活も経験した人物です。
戦後はGHQでの仕事に従事。
後に日本とアメリカの野球の橋渡しになった、
いわば日本野球界の恩人といえる人ですね。
彼が育てた人が、
亜細亜大学の監督から渡米し、
LAドジャーズでオマリー会長やラソーダ監督から絶大な信頼を受けた、
アイク生原氏です。
キャピー原田氏とアイク生原氏。
両氏とも日米の野球界の橋渡し役として、
多くの功績を刻み付けていった人たちです。
【アイク生原の生涯を描いたノンフィクションに、詳しく書かれています】
アイクさんが若くして逝ってしまい、
そしていままたキャピーさんが。
彼らが心血を注いだドジャーズも、
いまやオマリー家からは離れた存在になってしまいました。
(マードック氏に買収されて以来、なんだかLAドジャーズのチームカラーそのものが変わってしまったみたいで、以来あまり熱を入れて応援できませんね。)
時代の移り変わりを感じずにはいられません。
1960年代か70年代はじめの話ですが、
渡米した私の父親が、
キャピーさんのはからいでドジャーズvsジャイアンツ戦を、
ドジャーズのベンチの中で観戦したことがあります。
そのときの興奮を、
今も昨日のことのように話す彼の目は、
本当にいつも輝いています。
その話を聞いて育ったワタシも、
メジャーに興味を持ち、
ドジャーズの大ファンになっていきました。
キャピー原田氏。
彼の功績は、
もっと日本で認められてもいい。
誰もが知っている名前になってもらいたいなあ。
ありがとうございました。
安らかにお休みください。
合掌。