うららかはなるの日曜日でした。
完全なオフで、
観戦予定も入れていなかったワタシ。
『どうしようかなあ』
と考え、
それじゃあ・・・と向かった先は、
おなじみのワタシにとっての”土手”である桐光学園のグラウンド。
行き慣れたこのグラウンドですが、
今季は初の観戦でした。
もちろん『見たいもの』の1番手は、
松井くんのピッチング。
高校野球雑誌のみならず、
週刊ベースボールをはじめとする野球雑誌において、
彼ほど注目されているアマチュアプレーヤーは他にいません。
『ドラ1確実』というよりも、
『何球団が競合するの?』
という方が、
彼の”現在地”を言い当てているかもしれない言葉です。
その松井くんの今季3試合目。
この日は先発のマウンドに上がりました。
まずビックリしたのは、
腰回りがグッと太くなったということ。
高校生としては破格の体格となっていました。
冬場に体のチカラ、
つけてきましたね。
そしてマウンドに上がると、
いろいろと試しながらのピッチングのようでしたが5回を1安打1四球の無失点。
たぶん140キロ台中盤は軽く出ていただろうと思われる速球が、
低めギリギリに何球もビシビシと決まっていました。
速球だけでも勝負できるようなピッチングでしたね。
素晴らしく成長しているように感じたのは、
ワタシだけではなかったでしょうね。
『ドラ1のキラ星』
を間近で見られる幸せ、
感じた今日の観戦でした。
そしてもう一つ嬉しかったこと。
松井くんはマウンドを降りるとすぐさま1塁、3塁のベースコーチとして、
チームの誰よりも声を張り上げ指示を出し、
夏にかける決意を醸し出していました。
というよりも、
春になって試合ができるのが本当にうれしいという空気を、
全身から発しているようでしたね。
『今年もやってくれるぞ~』
と思わせてくれる、
嬉しい成長振りを目の当たりにして、
気分よく家路につくことが出来ました。
チームとしては打線がつながらずまだまだ『調整段階』ですが、
春の地区大会、県大会を通じて、
また成長してくれることでしょう。
ここ2年の桐光学園は、
春の大会終了後に夏に向け、
ドンドンとチームが成長していきました。
今年もその『ノウハウ』を駆使し、
甲子園を目指してほしいと思っています。
何しろ全国の高校野球ファンが、
桐光の甲子園登場を心待ちにしているんですから。
センバツも始まりますが、
各地の地区予選も来週あたりから花盛りになってきます。
桜もほころび始めましたし、
いよいよ球春の到来ですね。