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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

拳四朗 TKOでブドラーを葬る。 中谷潤人はほぼフルマーク判定で快勝。

2023年09月19日 | ボクシング

9/18 ≪LIVE BOXING5≫ ~有明アリーナ~
 ◆WBC・WBA世界Lフライ級タイトルマッチ 12回戦
チャンピオン             同級1位
寺地拳四朗(BMB) 〇  TKO  ● ヘッキー・ブドラー(南ア)
           9回2分19秒
 ◆8回戦
日本Sバンタム級7位
那須川天心(帝拳) 〇 8R判定 3-0 ● ルイス・グスマン(メキシコ)
             3者80-70

 ◆WBO世界Sフライ級タイトルマッチ 12回戦
チャンピオン                 同級6位
中谷潤人(MT)  〇 12R判定 3-0  ● アルヒ・コルテス(メキシコ)
   (118-107、119-106、119-106)


3連休の最後、
楽しみにしていたイベントがありました。

アマゾンのライブボクシングでの興行、
ボクシングの2つの世界タイトルマッチでした。

2試合とも、
ワタシが注目しているチャンピオンが登場。

まず登場したのはスーパーフライ級の中谷潤人。
ネクストモンスターと言われる中谷は、
まだ若くして2階級制覇を達成。

この階級にしては長身の長いリーチから距離を支配し、
鋭いジャブを打ち込んで、
最後は強烈な左右のパンチで決めるボクサーファイターです。

このスーパーフライ級に転級して、
前回ラスベガスで王座決定戦。
そして世界チャンピオンとなり初防衛戦になります。

今回の相手はさほどのビッグネームではありませんが、
中谷の野望である、この階級での4団体統一に向けては、
いい勝ち方をしたいところ。

試合が始まってみると、
やはり中谷が距離を支配して試合をリード。
中盤相手をマットに這わせるシーンがありましたが、
逆に相手パンチにぐらッと来るシーンなどもあって、
スリリングな試合展開となりました。

最終回、
中谷は判定勝ちは明らかだったにもかかわらず、
相手の強烈な返しを食うというリスクを背負いながら果敢にKOを狙いに行きました。
その意気やよし。
また一つ、経験を積みましたね。

いよいよ次戦は、
この階級のレジェンドでもあるエストラーダとの戦いに入っていく?
そうだと面白いけどなあ。
井岡一翔には避けられて対戦できそうにもないので、
4団体制覇にはエストラーダをターゲットにしてもいいのではないでしょうか。

セミで行われた那須川天心の第2戦。
確実に成長がみられて、
いい試合だったと思います。

動きの速さ、鋭さはさすがですね。
世界を狙っていける逸材であることは間違いないです。
昨日の試合では、
パンチの威力はなかなか図れなかったので、
そのあたりの「本当のところ」が知りたいところではあります。

そしてメインイベントの拳四朗のタイトルマッチ。
現在WBA,WBCの2団体の王者である拳四朗。
早く4団体統一に向けて歩みを進めたいところです。

この日の対戦相手であるブドラーは、
かつての世界王者で名のある挑戦者。

どうさばくか注目されていましたが、
キッチリと毎ラウンドブドラーにダメージを与え続けて、
9Rに仕留めるという見事な戦いでした。

矢吹に負けてからというもの、
しっかりと打ち合いでも相手を上回る力強さを身に着けて、
毎試合確実に強くなっていますね。

拳四朗のペースで試合ができれば、
この階級で負ける相手はいないような気がします。

年末か来年早々に、
何とか3団体の統一までもっていきたいところです。
そして最後の1団体のチャンピオンをじっくりと仕留める、
来年の今頃は4団体統一を達成。
そんな来年を思い描いてしまいます。

ホント今が選手としてピークにある拳四朗。
ガンガン試合して、
どんどんその名を世界に広めていってほしいですね。


3連休の最後、
面白い3試合でした。
満足しました。

3人ともにまだまだこれからの選手。
今後が本当に楽しみです。



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2 コメント

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盤石でした。 (hanahana)
2023-09-20 02:06:05
那須川はさすがにスピードで圧倒していましたね。全く相手を寄せ付けない快勝でした。
しかし、周りが期待していたKO勝利とはならず・・・

面白いようにパンチを当ててダウンも奪いましたが、なにかここで決めてやろうという意思が感じられなかったですね。
キック時代も連打、ラッシュで倒した印象がなかったし、そういった動きがまだ染みついてないのかなって思ったりもします。
キレイなパンチ一発で決めたろ的なカウンター狙いとでもいいましょうか。
正直あのレベルの相手は倒してほしかったですね。


中谷はもうすでにオーラをまとっていますね。
貫禄、雰囲気が漂っています。
内容も文句のつけようがありませんでした。いいの貰い危ない場面もありましたけどね。
相手も好戦的で見ごたえのある試合でした。


拳四朗はこれで4試合連続KO勝ちですか。あのクラスでこれはすごいことだと思います。
今まさに絶頂期だと思うので、来年には4団体統一できますよ。

それと、やっとやっと世間に認められてきました。(といってもボクシングファンの間ですが)
彼の持つイメージから、いまいち強さを認められてなかったように思われます。
しかし昨日の試合を見てて、彼に対する歓声、応援が今までとは違ってました。
報われたなあ。

もうすっかりメーンエベンターですね。
P4P入りもありますよ。




PS

オラスクアガを見てて、エドウィン・バレロを思い出しました。
狂気をはらんだかのような、獲物を仕留めるかの如く振り回す様は、まさしくバレロを彷彿させます。
被弾もお構いなしで見てて危なっかしいけど、魅力的ですね。
返信する
Unknown (まめちち)
2023-09-20 07:59:05
hanahana様、コメントありがとうございます。

3連休、いい形で締めてくれましたね。
拳四朗は見るごとに強くなっていっている感じで、
日本ボクシング史に名を刻むボクサーになりましたね。
是非4団体統一を成し遂げてほしいです。

那須川天心はさすがに速い。世界を取れる器の選手ですね。まあ、年が30も離れたこのおじさんには、あのマイクパフォーマンス(説教臭い)はちょっと・・・・・って感じでしたが、楽しみな逸材です。

ワタシのイチ押し、中谷潤人は今回もやってくれました。相手がかなり思っていたものよりは強くてちょっと冷や冷やもしましたが、井上尚弥と並んで日本のボクシングの強さを世界に喧伝してくれる存在であり続けてほしいですね。
まだまだ彼のポテンシャル、こんなもんではないはず。
もっと、もっと・・・。
ズンズン前に進んで行ってほしいです。
返信する

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