またまた凄すぎる記録が出ました。
将棋の羽生善治棋聖が、
竜王戦で渡辺明竜王を破り、
ついに永世七冠を達成しました。
獲ったタイトルが99冠。
まあ、なんという空前絶後の記録なんでしょうか。
七冠と言われるのは、
王将・王座・竜王・棋王・棋聖・王位そして名人です。
これを全部獲るのもすごいのに、
全部を通算99回も獲るなんて、
その物凄さ、
一般の人間にはなんだかはるかかなた過ぎて、
実感のわかないようなものですね。
今年は藤井四段の出現が空前の将棋ブームを牽引し、
引退した大ベテランである加藤一二三9段もその存在自体がブームとなり、
将棋界が一気に活気づいた年でした。
そんな中、
『元祖天才少年』である羽生氏のこの快挙。
あの大山康晴氏も中原誠氏も、
永世称号は五冠にとどまっているそうです。
それを考えると、
いかに羽生氏の記録が突出しているかわかろうというもの。
凄いです。
羽生さんというと、
ワタシは競馬界のレジェンドである武豊氏と、
かぶってしまうところがあります。
2人ともに同じ時期に『ど天才』として世に登場。
若くして将棋界、競馬界に大ブームを巻き起こして、
その後もずっと今日まで、
第1人者の地位を保ち続けている『日本の誇る』人間国宝のような人ですね。
武豊さんと同じく、
羽生さんも将棋ブームが一服した後も、
ストイックにその世界で淡々と記録を積み重ねてきたその歩みに、
重なる凄さを感じます。
まさに『レジェンド』そのものですね。
ついでに言うと、
両者ともに元アイドルの素晴らしい奥さんを持っているというところも一緒ですね。
将棋を趣味にする人でなければ、
普段あまり羽生さんの活躍を目にすることはないかもしれません。
しかしそういったところで、
日々将棋を極めるために研鑽を積んでいる・・・・・
カッコいいなあ。。。。。
40代後半を迎え、
貫禄がついてきた感じにも見えますが、
それでいてあの30年前のたたずまいも残している、
見ていて本当に楽しくなってしまう存在です。
藤井四段が本格化してくる時、
羽生さんがその”超えなければいけない大きな壁”になっているという姿、
なんだかゾクゾクします。
将棋界、これからますます楽しみですね。
世の中はAIがチェスでも将棋でも、
世界のチャンピオンを破るなんて言うことが大きなニュースになっていますが、
なんのなんの。
人間がその頭の中に無限に描く「小宇宙」こそが、
将棋に深みを与えているんですよ。
ワタシは、
自分たちの世代ということもあって、
将棋は強くはないのですがよくやりますし、戦術などもわかります。
しかし、
プロの対局は盤上で説明をされても、
なかなか戦局を読むなんてことができません。
一時は毎週『教育テレビ』で将棋番組を見たものですが、
断念してしまって、今日に至っています。
今後も今までと大差ないでしょうが、
羽生さんと藤井さんの対局があれば、
目を皿のようにして、見てみたいなあ。。。。。
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