先が思いやられる、この弱さ。。。。

最近プロ野球でフォーカスしているのは、
なんといっても巨人の秋広選手。

体つきは２ｍの身長とすでに「超大物」なんですが、
どうやら打撃も「超大物」のにおいがプンプンするということで、
彼のバッティングを巨人の練習試合、オープン戦などで見るのが楽しみとなっています。

もちろんまだまだ課題は多いのでしょうが、
なんというか持っている雰囲気に大物のにおいを感じることができますね。
果たして今後一つ一つ壁を乗り越えて、
スターへの階段を上がっていけるのでしょうか。

昨日は3三振という結果に終わりましたが、
今日は卒業式で欠場とのこと。
今日をいいリフレッシュの場として、
また我々を驚かせてほしいものです。

もちろん阪神の佐藤にもフォーカスしています。
こちらも素晴らしい雰囲気と驚愕のスイングは、
すでに何年もプロの世界で生きてきたような風格を漂わせています。
ちょっとこれまでのルーキーでは感じられなかったような、
そんな大物感が漂っていますね。

秋広にしても佐藤にしても、
順調に育ってセ・リーグを背負うほどの打者に成長してほしいものです。

巨人では岡本・秋広、
阪神では佐藤・井上・大山と、
両チームに大砲が揃って行けば、
「伝統の一戦」は輝きを放つことでしょう。

両チームともに今シーズン、
なんだかちょっと輝いて見えるのは、
気のせい？


パ・リーグは相変わらず順調に調整ができているのはＳＢ。
しかも若手の底上げというか突き上げが急で、
レギュラーメンバーもうかうかしていられないという状況のようで、
まさに強いチームのたたずまいそのものです。
今年も盤石感が、ハンパなく漂っています。

楽天もいいキャンプを送ったようですね。
開幕投手をマーくんでもなく、則本でもなく涌井にしたあたりに、
石井の人心掌握術の一端が垣間見えます。
間違いなくパ・リーグはこの楽天を中心に回っていきそうです。（話題という意味で）

ロッテもなかなか、
いい感じになってきました。

ここはまだ戦力的に盤石ではありませんが、
何しろ若手に生きのいい選手がわんさかいて、
勢いを感じます。

オープン戦とはいえ、
山口の4番抜擢にはびっくりしています。
あの吉田輝星の秋田でのライバルだった選手ですが、
もしかすると吉田よりも先に1軍で活躍する選手になるかもしれませんね。

キラキラ光る藤原はすでに今季のトップバッター定着は間違いないところだし、
安田が順調に主軸への歩みを続ければ万全。
そしてお楽しみの佐々木のデビューも待っていますから、
まさに「お楽しみはこれからだ！！」のチームですね。

オリックスも楽しみです。
紅林、太田といった「アラ20」（そんな言葉あるんか～い！）の若手のイキがいいこと。
ひょっとするとこの二人がレギュラーをつかむかと思うと、
オリックスのここ数年来の何かもやもやした空気が、
パッと晴れるかもしれません。

投手でも同じく「アラ20」の宮城に大ブレークの予感がしていますし、
今年はガラッとチーム編成が変わって、
面白いことになるかもしれません。
今やパの大エースとなった山本もまだ22？23？若いもんなあ。。。。
投手陣、ハンパないですよ。

そんな中、
パッとした話題がないなあ・・・・・・・
というのが日ハムと西武。

それでも日ハムはまだ、
今季に関してはまずまずの調整が行われているみたいで、
昨日のオープン戦でもしっかりと結果を出せています。


が・・・・・


西武はどうよ？

とみると、
暗澹たる気持ちにさせられますね。

開幕前ですから今現在の試合の結果は気にならないといえば気にならないのですが、
その内容が全く持って気に入らないですね。

対外試合6試合1分5敗。

まあいいでしょう。
しかし内容は、
エラー連発はもとより、
例年と変わらない三振の山。

辻監督、
「一昨年までの打線爆発はメンバーも変わり期待できないので、キッチリとした野球をしていきたい」
って言ってなかったっけ？
がっちりと守って1点を取りに行く野球。

それって西武がかつてチームカラーとしていた、
スキのない野球ってことだよね。

ワタシ結構、
キャンプの始まる前には、期待していたりしたんですよね。

でもこれまでの対外試合見ていると、
「微塵もそんなこと、感じさせてくれない戦いぶり」だよねえ、実際は。

打者は相変わらず「振り回すことが正義」とばかりの打撃に終始しているようで、
スモールベースボールで1点をしっかり取りに行く野球なんて夢のまた夢って感じです。
野村監督が草葉の陰で、「考えろ！！野球は考えるスポーツや」って言ってるよ！！

さらに野手、そして捕手は相変わらずポロポロ、ポロポロして、
「今年も守りから乱れていくなあ」ということを予感させてくれます。

源田という「当代一の守備の名手」を擁していながら、
捕手を中心としたほかの内野手の稚拙な守備、
見てらんね～。（2塁の外崎はアベレージの野手ですが）
守備練習、やってんの？？？

昨日は「先発の柱？？？（何の柱かな？）」と期待される松本、今井が相変わらずの制球難で、
四球から失点の嵐。

浜谷、高橋光に上の二人が先発の柱？？
どーやってこれで、千賀、山本、マーくんなんかに勝てるのよ～～～～。

要するに、
2年連続防御率最下位の”壊滅投手陣”に、
全く改善の兆しなしってことですよね。
（希望は救援投手陣のみ）


しかしムードは、
ま～ったく危機感みたいなものはない、
相変わらず明るいというか、能天気な感じの雰囲気。

ああ、強くなるわきゃねえか、これじゃあ。。。。。

チームとしても、
「動かざること山のごとし」の武田信玄公のように、
いくらチームの弱点が見えても、
「いつか若手が成長してくれるだろう」ということで、
外様を呼んでくる気配は全くなし。

そして「衰えてチームに貢献はできないけど、ワタシいい人よ～」
というメヒア様とは1億という破格の条件で契約完了。
なんだこりゃ・・・・

松坂様も、
「どこまでもやりたいだけ、やってくれ～。あなたはレジェンドなんだから～」
というＧＭの温かいご配慮で、
投球のメドすら立たない”不惑のエース”なのに、
特別待遇が与えられています。
「今年ダメなら、来年も・・・・」ってか。

若手はこんな処遇を見て、肌で感じて、
「西武って、あたたかくていい球団」と思うんでしょうかね。
ＳＢや巨人、ロッテなどに見られるような、
若手が目の色を変えて「あいつからポジションを奪い取ってやる」という気迫というか、
取り組んでいるという姿が、
あまり感じられませんね。

唯一「西武という色に染まっていない」新人の若林だけが、
アピールしようと必死になっている姿を感じることができます、ワタシは。
期待されているうちが華なんだよ、若手の選手たち。
ある程度の期間で殻を破り結果が出なければ、もうチャンスは与えられないよ。

まあ球団にしても、
今一番興味があるのは、
新しくリニューアルした球場と周辺施設のことだけみたいですね。
「開場まであと何日」
なんていうカウントダウンには、
なんだかしら～っとしてしまいます。

もう最近は西武ドームにもあまり出かけていく気もしない（遠いからというのが一番の理由ではありますが）ワタシにとっては、
年に何回かしか行かない球場のシートがどんなに立派になるよりも、
チームがガンガン強くなっていく姿を見るほうが、
よほど興味あるけどね。

西武が今季優勝争いに顔を出せるかどうか、
それは昨季、そしてここまでくすぶっている打撃陣が、
あり得ないような大爆発をかました2018年、19年の「夢のシーズン」を再現すること以外、
ありませんからね。

多分この状態では、
評論家の順位予想では、
ほとんどの人がＢクラス、
楽天・石井バリに言えば【Ｃクラス（5位・6位）】予想がほとんどでしょうね。
だって上がり目、ほとんど感じることできないですから。

辻監督、
実はイラついているだろうなあ。

開幕すぐに「遠い目」になっちゃわないことだけを、
望んでおりますよ。

こうして今季もワタシ、
プロ野球より、
サッカーやらラグビーやら、
あるいは開催されるかもしれないオリンピックやらに気持ち、
持っていかれちゃうんだろうなあ。。。。

あっそうだった。
高校野球も相撲もあるんだった。


西武ファンとして一言だけいえば、
楽天にボコボコにされるのだけはごめんこうむりたいね。

力の差が大きくあるＳＢにやられるのは目に見えているから許容するけど、
ズラッと「元西武」が並んだ楽天にボコスコにやられるのは、
精神衛生上よくないから。。。。


いずれにしても、
全く希望というものを見いだせない状況は、
田辺監督時代以来かな。
切ないねえ、なんとも。