メジャーリーグ開幕戦。
イチローは5打数4安打というこれ以上ないスタートを切りました。
マリナーズが3-1で勝ったということ以上に、
イチローの活躍は『日本人の誇り』がまた1年、
我々日本人を熱狂させてくれることを確信することが出来ました。
元気印の川崎とのコラボ、
早く見たいところですね。
さて、
その一方で、
昨日元ヤンキースの井川慶のオリックスへの入団会見が行われました。
井川は阪神でローテーションの核として数年間活躍した後、
ポスティングでNYヤンキース入り。
時は松坂のレッドソックス入団と一緒でしたので、
何かとライバル関係の両球団にとって、
エポックメーキングな出来事として報じられました。
当初は松坂と同様、
多くの日本人記者に囲まれてその一挙手一投足が注目されたものでしたが、
1年経ってヤンキースから”ダメ出し”をされると、
その後は報道されることもめっきり減りました。
時折Number誌などでインサイドストーリーが伝えられるものの、
日本人から『井川慶』という単語はほとんど消し去られ、
もう6年が経ってしまいました。
当初ヤンキースと交わした巨大契約が昨年切れ、
いよいよ”FA解禁”となったものの、
メジャー契約どころかキャンプに招待してくれる球団もなく、
結局は秋波を送った元上司である岡田監督率いるオリックスへの入団となりました。
井川は結局、
メジャーでは成功することが出来ませんでした。
日本で実績を残した選手でも、
メジャーは野球だけでなく生活環境も一変するため、
それにアジャストする能力を持った人でなければ、
成功することはできないというのが半ば定説になっています。
そこで日本に再び帰ってきて新天地を求めるという姿勢、
評価はできると思います。
しかしながら、
井川には『何とかメジャーで成功するため』もがき苦しんだという姿があまり見えてこないんですよね。
松井秀、野茂をはじめとして、
長谷川、井口、高津、岩村、高橋、黒田、斎藤などは、
決して順風満帆ばかりのメジャー生活ではなかったと思いますが、
何とかしよう、何とかしようというもがきや苦しみが、
海の向こうからビンビン伝わってきていました。
マイナーに落ちても、
そこから這い上がるんだという気概を感じました。
そこで結果を出せたりだせなかったりしましたが、
彼らの姿勢には頭が下がりましたし、
その経験は引退したり日本に帰ってきたりしていても、
彼らの経験として深く根付いている感じがしていました。
しかしながら、
ワタシが見るところ、
そういうことが感じられずに単純にアメリカでの野球に対応できなかった選手も、
いくらかはいたように感じました。
ワタシが感じるところでは、
佐々木、城島、井川、伊良部などはその代表格かと思っています。
彼らは海を渡る前に巨大契約を結んでいった選手達です。
そして順風なときはいいのですが、
逆風が吹き始めた時に『何くそ』と燃えるよりも何か『(精神的に)腐って』行ったという感じがぬぐえないんです。
(彼らのファンの方々、すみません。世間の評価ではなく、ワタシが感じているだけです。)
だからこそ、
彼らが語るメジャーの体験や経験には、
何か重みが感じられないんですね。
≪変われなかった≫
選手だと思います。
そう思って井川を見ると、
『はたして日本球界に復帰して、成功できるのかなあ』
と単純に思ってしまいますね。
しかも彼は、
高いレベルでの野球をもう6年間もやっていない。
6年のブランクがあるんですよね。
そういった選手を持ち上げ、
『これでオリックスのローテーションは万全』
というような報道がありましたが、
何ともレベルの低い報道ですね。
オリックス・岡田監督が獲得したということは、
それなりの球をまだ投げているということなのかもしれませんが、
実戦経験は何にも勝るんじゃないでしょうか。
32歳になって、
26歳の頃と同じような球が投げられるのかも懐疑的な上、
そんなにブランクが空いていた選手がローテを1年守って投げられるのでしょうかねえ。
はなはだ懐疑的です。
井川という選手、
基本的にワタシはあまりリスペクト出来ない選手と思って見ているからかもしれませんが、
厳しすぎますかねえ。
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