3回戦に突入した甲子園。
第1試合の途中から断続的に雨が降りましたが、
何とか4試合を行うことができましたね。
日差しがない分少しだけ気温の上昇も抑えられたかな?
これから連戦なりますので、
少しでもコンディションのいい状態が続くといいなあと思います。
そんな中第3試合では、
四国同士の対決がありました。
1,2回戦と打線が爆発した高知商は、
この日も打ち勝つ野球を狙いましたが、
済美のエース山口の絶妙の投球に抑え込まれ1-3で悔しい敗戦となりました。
この日の4試合。
やる前からワタシ、
「もしこれに勝って大阪桐蔭と当たったら・・・・・」とか、
「報徳と当たれば昭和53年の準々決勝も同じだったな、浦和学院なら、岡林が昭和61年の準々決勝でやられてたな」とか、
そんなことばかり考えていました。
済美の山口投手は2回戦でもかなりの球数を投げ、
この日も高知商打線なら5点は取れる・・・・と踏んでいたため、
ほとんどチャンスを作ることもできず回が進み、
中盤に先制され突き放されると、
焦りばかりが募ってきました。
やはり先のことばかり考えると、
ろくなことがありませんね。
ナインは決してそんなことはなかったでしょうが、
やはり想定されたゲームプランが崩れて、
焦りもあったかもしれませんね。
もう昨日の試合は、
済美の山口投手をほめるしかないですね。
しかしながら、
高知商のエース北代投手もよく投げました。
甲子園に来て2試合、
満足のいく投球ができずに打線に助けられていたので、
この日は期するものがあったのではないかと思います。
素晴らしい投球を見せてくれました。
当たっている済美の打線に対して、
緩急をつけて的を絞らせない投球は、
『さすがはあの明徳を抑え切っただけはある』
と唸らせてくれるものでした。
思えばこの夏。
高知商が12年ぶりに復活を遂げて甲子園までコマを進めると思っていたファンは、
どのくらいいるのでしょうか?
エース・4番に超絶なスターを並べて「全国制覇を狙う」と監督が公言していた明徳義塾、
そして同じく選抜出場を果たした高知。
これらのライバルが立ちはだかる県大会は、
高知商にとってはいつもの年よりもさらに厳しい戦いが予想されるものでした。
しかしながら成長したエースと破壊力ある打線が機能して、
本当に「何年ぶり?」というくらいの久しぶりに明徳義塾に快勝。
甲子園をまさに「もぎ取って」くれました。
選手、指導者、学校関係者、
そして名門ゆえにたくさん抱える「土手ファン」の面々、
彼らの喜びはいかばかりかと思います。
第100回の甲子園大会に、
学校創立120周年、野球部創部100周年という高知商が、
長い沈黙を破って出てきてくれたこと、
本当にファンであるワタシにとっても素晴らしい出来事でした。
そして甲子園。
黒潮打線が大爆発してビハインドをものともせずに14-12で勝ち切った初戦の山梨学院戦。
声を枯らしながら、
現地でその雄姿を焼き付けてきました。
ああ、いい時間だったなあ。。。。。。
そして相手の大声援にも負けず、
見事に勝ち切った2回戦の慶応戦も、
しびれる試合でしたね。
黒潮打線の破壊力、
凄まじいものがありました。
現在の上田修監督が現役時代、
高知商は昭和53年に夏準優勝、55年春は優勝に輝きましたが、
その頃に匹敵するほどのド迫力の打線でした。
エース北代クンは、
こちらもうれしい、
高知商の正統な系譜を継ぐ「右の本格派エース」でした。。。。。
ワタシの知っている限りでも、
高知商と言えば中西、津野、中山、岡林、岡など、
プロに進んだ右の本格派ばかりが印象に残っています。
北代クンはその偉大なる先輩たちの足跡を振り返らせてくれるような、
『高知商のエースらしい』投手でしたね。
何もかにもが『高知商らしい』姿でこの聖地・甲子園に戻ってきてくれて、
本当にうれしい夏となりました。
願わくば、
この流れをとぎらせることなく、
またここに戻ってきて欲しいと思っています。
これから数年間は、
捲土重来を期す明徳義塾、
そして超絶なエースが入学予定の高知と、
目の上のたんこぶとなる2強の壁は、
更に高く厚いものになる予感もします。
しかしその壁を打ち破り、
また今年のような「いい夏」が迎えられるように、
頑張ってください。
期待しています。
それにしても、
惜しい試合だったなあ。。。。。
8回の西村クンの当たりがセンターに抜けていたらなあ。。。。。。
あとは四国代表として、
済美に頑張ってもらいましょうかね。
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ブログ読んで心の底で留まっていた切ない感情が決壊してしまったんでしょうか、
ホロっと涙が出てしまいました。苦笑
予想外の展開に見ているこちらまで焦ってきてなんともジリジリさせられながら最終回。
最後の粘りで、最近良く見かける土壇場での逆転を期待しましたが、
残念でした。
これほどまでの虚無感は近年では記憶にありません。
なんとかあと1勝し、ベスト8に残ってほしかったのですが・・・。
しかし、例年以上に楽しませてくれました。
スコアボードに表示された「高知商」という文字。
TV画面に映し出された「鵬程万里」とともに流れる校歌。
実況、解説、場内アナウンスから発せられる「コウチショウギョウ」という響き
何もかも懐かしく、至福のときでした。
なによりも甲子園で見るひさしぶりのユニホーム。
初戦のときは、ウルっときてしまいました。
もう言葉では言い表せない感情で、最高の気分でしたね。
ほんっとうに選手たちにはありがとうと言いたいです。
抱きしめてやりたい。
よくやったと・・・。
これを機に今後もどんどん甲子園に帰ってきてもらいたいものです。
今回は、「まだまだ健在ですよ」という意味での顔見せ。
ベスト8、4まで勝ち上がってきて本当の「復活」と言いたいところですね。
選抜、再び帰ってくることに期待!!
PS
高知県代表は済美には本当に相性わるいです。
済美が星稜に勝った瞬間、いや~な感じがしました。
正直な気持ち、星稜を応援していました。
済美、来んなよ!と。
本当に、今年の高知商の快進撃、ひょっとしたら初の夏制覇かと意気込んでいたので、悔しいですね。
しかしまだ、甲子園は続きます。
先の読めない、まさかが起こりまくる夏になるといいなと思っています。