≪アジアチャンピオンシップ2017≫ ~東京ドーム~
【第1戦】
日本 8×ー7 韓国 *10回タイブレーク
稲葉ジャパンが船出。
新たな指揮官の下、
侍ジャパンが新しいスタートを切りました。
この一戦、
日本は試合の主導権を常に奪われ続ける苦しい戦いでしたが、
タイブレークになった延長10回に爆発。
上林(SB)が起死回生の同点3ランを叩き込むと、
田村(ロッテ)がサヨナラ打を放ち、
歓喜のサヨナラ勝ちを収めました。
この大会は、
U-24の選手で構成されて、
オーバーエイジ枠が3人でしたっけ。
はっきり言ってワタシは、
この大会自体の意義はあまり感じていないので、
レギュレーションについてはあまり頓着していないのですが、
若くて生きのいい「次代を担うプロ野球のスターたち」が集っているというのには、
大いに興味を持っています。
若い選手たち、
やっぱり目がギラギラしているもの。
『ここで名前を売ってやる!』
という気概が感じられて、
なんだかワタシ、彼らについては
『昭和時代におけるオールスターでのパ・リーグの選手みたい』
って感じがしています。
ワタシのごひいきの西武からも大量に選手が出ているので、
『頑張れよ~』
なんて気持ちも強いですしね。
試合は日本らしい足を使ったスキを突くプレーで先制したものの、
韓国らしい強打で逆転を食らい、
山川の2ランで追い上げを見せたものの1点のビハインドで最終回を迎えました。
ここから日本、
相手投手の投球のばらつきにも助けられて、
押し出しで同点に追いつきました。
しかしここでなお1死満塁のチャンスがありながら、
サヨナラ機を逃してしまい試合は延長へ。
ここで昨今話題の「タイブレーク」へ。
無死1・2塁から攻撃開始ということで、
ここで日本のマウンドに立った又吉は、
韓国打線に連続のタイムリー長打を浴びて3失点。
11時を過ぎても球場に残って応援してくれていたファンからは、
「あ~あ」
という何とも言えないため息が漏れていましたが、
それでもまだその裏日本も無死1・2塁からの攻撃ということで、
かすかな望みを抱きながら試合は進みました。
10回裏の日本の攻撃。
期待された4番の山川の”おかわり”はならず1死。
ここで半分諦めかけたファンも多いと思いますが、
打席にはこの日ここまでまったくバッティングになっていなかった上林。
相手は左投手ということで、
正直厳しいと思いましたが、
真ん中付近の球をバシッとたたくと打球はセンター頭上へ。
バックスクリーン横にライナーで飛び込む、
歓喜の同点3ランになりました。
そして2死から西川(広島)がヒットで出塁して二盗。
サヨナラのチャンスをおぜん立てして、
バッターボックスにはキャッチャーの田村(ロッテ)。
くしくも解説席には、
田村の”師匠”である今季までロッテ監督を務めた伊東勤氏。
その伊東氏の期待を乗せて、
田村が放った打球は、
打った瞬間に”サヨナラだ”と分かる豪快な左中間のあたり。
前進していた韓国のレフトもセンターも、
その瞬間に追うのをあきらめた素晴らしい打球が左中間を深々と破り、
稲葉ジャパンはその初陣で勝利を飾りました。
稲葉監督、
嬉しそうでしたし、
ホッとした表情も見せていましたね。
これから何度も戦っていかなければならない、
『国際試合』という名の厳しい戦いの一端を、
垣間見たでしょうね。
それにしても、
勝ってよかった~。
4時間を軽く超える長~い試合でしたが、
これで気持ちよく帰れましたね、観客の皆さん。
野球の季節はまだまだ、
終わりませんなあ。。。。
楽しすぎて。。。。
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