セ・リーグ3強 強いの？それともそうでもないの？

野球フリークのワタシ。

プロ野球は毎年楽しく見ていますが、
今年はちょっと違った見方をしています。

通常は自称「純パの会」会員という事で、
パ・リーグの試合を中心にプロ野球を見るのですが、
今年はなんだかセ・リーグを見ることが多くなっています。

その発端はなんといっても、
阪神の佐藤の打撃を見たいというものでしたが、
そのうちヤクルトが頑張っているという事が相まって、
だんだんセ・リーグの試合ばかりを見るようになりました。

もちろん、
パ・リーグで西武がズルズルと”圏外”に落ちていくという事も、
あったんですけどね。

パの試合ばかり見ていると、
どうしてもＤHがない試合という事に違和感があるのですが、
それもしばらくすると慣れました。

8月は高校野球を中心に観戦していましたので、
プロ野球は「流し見」だったんですが、
それでも「3強」の戦いはなかなか面白かったですね。

しかしここにきて、
阪神は佐藤が急失速するという事態に陥り、
ヤクルトは勝ったと思ったら負けが込んだり、
巨人も打線があまりよくなかったりと、
3強それぞれに弱みを見せてきていて、
毎日が実に面白い戦いとなっています。


甲子園を離れて1か月以上戦いを続けていた阪神。
8月31日に甲子園に戻り、
そこからは連日「わが庭」で戦いを続けてきました。

先週末は巨人に2勝1分と首位攻防戦を制して、
今週ヤクルトにしっかり勝ち越し、あわよくば3タテを食らわせれば首位安泰という状況でしたが、
3試合のうち2試合で二けた失点で負け越し。
またまた3すくみという状態を演出してしまいました。

このところやはり、
守備でのミスが多く見受けられますね。
これは昨年来言われていたチームのアキレスけんという事で、
今年のキャンプでは元巨人の川相さんを臨時コーチに招いて守備の強化を図ったという事ですが、
まだ成果が出ているとはいいがたい状況です。

どうしても打撃偏重のオーダー構成になっていますし、
いたし方のない面があるとはいえ、
昨日久々の先発となった高橋の足を引っ張ってリズムに乗ることをサポートできないところを見ていると、
シーズンが終盤になったり短期決戦になったりというシーンでは、
命取りになりかねないので注意が必要でしょうね。

ヤクルトは投手陣も打線も、
まだ風まかせ的なところがあり、
その日その日によって戦い方が全く違ってきてしまうのが、
いいところでもあり弱いところでもあるでしょう。

打てなくなるとズルズルと・・・・・
は長年の課題ではありますが、
今年はどうでしょうね。

青柳、高橋という阪神の好投手を前半で打ち崩したのは「いいヤクルト」の方でしたが、
巨人戦や広島戦で見せた「悪いヤクルト」もあるので、
果たしてどうなるのでしょうかね。

投手陣では完全なローテ投手とは言えないものの、
奥川が「試合をまかせる」までに成長しているのが心強いところ。
さらに高橋、石川の投げる試合もしっかりと中盤まで試合を作ることができるので、
この3人については安定していますが、
小川、田口、サニスイード、スアレスらの投げる時ははっきり言って「打線頼み」の試合にならざるを得ない状況ですね。

特に小川、田口の二人、
もう少し頑張れよ～
と思いますけどね。


昨日は9回に追いついたディフェンディング・チャンピオンの巨人ですが、
何だか戦いぶりに安定感がないですね。

私見ではありますが、
どうも「中田問題」があってからというもの、
チームが一枚岩になれていない感じを受けてしまうんですよね。

グッと盛り上がる雰囲気みたいなもの、
欠けているように感じています。

原監督もまだムチを入れる時期ではないと考えているのか、
馬なりに走らせている感じでチームが進んでいますね。

それでも昨日、
不調を囲った5・6番、
中田・丸が最終回の土壇場でタイムリーを連発してチームを救い、
5連敗を逃れました。

ここからチームのムードが上がっていけるのかどうか。

いずれにしても、
通常のペナントレースであれば、
最終コーナーに差し掛かって、
一気に抜け出すチームが現れるのが常。

ここから9，10月の戦い、
どうなることでしょう。
面白くなってきました。

一方パ・リーグは、
オリックスvsロッテの首位攻防戦が面白かったですね。
両チームともに「終盤の逆転」があり1勝1敗1分の痛み分け。

最後までこの両チームのたたき合い、
続いていく気がしますね。
面白そうです。


という事で「プロ野球の秋」全開ですね。

おっと、
そうこうしているうちに、
今日海の向こうではＮＦＬが開幕、
週末には大相撲も始まります。

オリンピックの夏に続く、
スポーツの秋、はじまります。