4/9≪LIVE BOXING≫ ~さいたまスーパーアリーナ~
◆WBA&IBF世界ミドル級王座統一戦 12回戦
WBA王者 IBF王者
村田諒太(帝拳) ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)
いよいよ決戦の時は迫ってきました。
確実に言えることは、
日本ボクシング史上最大のイベントだという事。
この大イベント、
最大の決戦に向け、
村田諒太も気合が入りまくっている様子が連日レポートされていて、
ワタシとしてもワクワクが止まりません。
言えることは、
「ゴロフキンは、全盛期を過ぎたとはいえ、今でも無茶苦茶に強い」
という事のみ。
来日したこれまでの日本人と世界タイトルマッチを戦った外国人ボクサーの中では、
ネームバリュー、実績ともにダントツ。
これまでのそういったボクサーで対抗できるのは、
ガッツ石松と戦った”石の拳”ロベルト・デュラン、
大橋秀行を破った無敗で引退したリカルド・ロペス、
PFP1位で来日して八重樫と戦ったローマン・ゴンザレス、
井上尚弥とWBSS決勝を埼玉で戦ったノニト・ドネアぐらいでしょう。
そのビッグネームの中でもひときわ輝く「世界のビッグネーム」が、
GGGことゲンナジー・ゴロフキン。
果たして村田諒太は、
この不沈艦にどう挑むのか。
村田諒太はご承知の通り、
2012年のロンドン五輪でまさかの金メダルを獲得。
あのロンドン五輪。
村田の前に清水が銅メダルを獲得し、
これ自体が64年の東京五輪以来だったのでワタシも大いに驚き、喜んだら、
そのすぐ後、まさに舌の根も乾かないうちに、
今度は村田諒太が、
「日本人では出場すること自体が無理」と言われたミドル級で、
強豪を次々に破って決勝へ。
そして決勝でも見事な勝ちを収め、
なんとなんと、
誰も思い描く事すら許されなかった、
まさままさかの金メダルを獲得したのですね。
アマでもプロでも、
重量級は日本人には未知の、
仰ぎ見るような階級。
特にミドル級は「世界最大の大激戦地帯」であり、
あの80年代の「黄金のミドル」を見るまでもなく、
「日本人には全くかかわりのない黄金階級」
だと認識されていたので、
ま~驚いたのなんの。。。。。。
ボクシング好きのおやじとしては、
日本に帰国した村田に、
今度はプロとしてチャンピオンベルトを巻いてもらいたいと思うのが人情というもの。
しかし村田は「プロにはならん」
とそっけない受け答え。
ダメもとで告白した彼女に振られたようなもの。
「やっぱなあ・・・・・」
と思っていたら、
なんとなんとのプロ宣言。
「世界チャンプを目指す」
というではないですか。
そこから始まったチャンピオンロード。
数多のボクシング好きおやじが、
そして女性ファンが、
村田の動向に一喜一憂した数年間でしたね。
浮いたり沈んだり……
なかなか当初思い描いたように高みに上っていかない村田に、
世間は次第にイライラを募らせ、
アンチも生み出したりしたものの、
2017年5月、ついにチャンスをつかみWBAミドル級王座決定戦への出場が成った村田は、
相手のエンダムを追い詰め、ボコボコにし、終了のゴングを聞きました。
あとは村田の右腕が高々と上げられて、
「新世界チャンピオン」
とコールされるだけだったはずが、
まさかの”疑惑の”判定負け。
ワタシもどんだけ判定の下ったリングに罵声を浴びせたことか。。。。。。。
しかし村田はめげずに再戦のチャンスを待ち、
10月再戦を実現。
今度は「どーじゃい」と誰にも文句を言わせぬ7回TKOかちで王座を奪取。
念願の世界チャンピオンの座に着いたのでした。
しかしボクシング界、
とりわけミドル級のような世界の中心の階級は、
まさに魑魅魍魎。
何せWBAの世界チャンピオンは、
スーパー、正規、暫定と3人もいたりして、
「な~にがなんだか」
よ~わからん状態だったことも確か。
そこで村田は、
自分のボクシング人生の「最大にして最後の」ターゲットにGGGこと、
その当時最強を誇っていたゴロフキンに定め、
虎視眈々と対決のチャンスを探っていました。
しかしそこは魑魅魍魎がうごめく世界。
決まったと思っては消え、
また決まったと思っては消え・・・・・を繰り返し、
村田はその前哨戦としてベガスで18年10月、
無名のブラントの挑戦を受け判定で敗北。
チャンピオンベルトを失い、
GGG戦どころかベルトもない村田は引退を決意。
しかしそこでもう一度だけという事で再起を果たし、
そのブラントと再戦。
ほとんどの専門家やファンの間では、
「村田はこの再戦で敗れてそのまま引退」
と言われていたものの、
村田はこの試合、
眠っていた自分の中にある野生が目覚めなんと2RでKO勝ち。
ブラントをボコボコにする様は、
まさに「ニュー村田」というか「村田の真の実力」を垣間見た気がして、
ワタシは本当に興奮しました。
しかしそこから、
2019年12月に防衛戦こそ行ったものの、
そこから2年以上にわたりコロナ禍で試合を組むことすらもままならず。
一方のGGGは、
2017年、18年に”カネロ”サウス・アルバレスト2度にわたり対戦。
2度ともに微妙な判定ながら1敗1分けと敗れ、
その後もやや試合枯れの傾向が続き、
齢40を迎えて衰えも指摘されるようになりました。
しかしまだまだその力は世界No1といっても差し支えはなく、
村田にとって「ボクシング人生最大の大きな、大きな壁」であることは間違いありません。
このタイトルマッチ。
「村田が有利」とする世界の評論家はおらず、
アンダードックと予想されますが、
それでも村田、一発を狙っていることは間違いなく、
ヒリヒリした雰囲気の対戦となるのは間違いないでしょう。
GGGも村田の一発強打、
特に右には警戒を怠っていません。
技術的には世界トップ、
しかもその強打が相手を震撼させるゴロフキンのボクシング。
村田はどうかいくぐって、
ゴロフキンに必殺の右をお見舞いするのか?
それともそんな機会は与えられずに試合を終えるのか?
ワタシとしては、
ロブ・ブラントとの再戦で野生むき出しに相手に迫っていった村田、
あの村田をもう一度見たいと思っています。
距離を取っての技術戦になったらまず勝ち目はないと思いますが、
村田が体の強さを生かしてグイグイと圧力をかけ、
被弾してもいいという覚悟の下相手の懐に入れるようなことがあれば、
どこかで必殺のパンチを当てるチャンスに恵まれるシーン、あるかもしれないと思っています。
そしてそれは、
早い回でなくてはならないと思います。
ある程度GGGのパンチを受けスタミナが切れた後では、
必殺のパンチを当てても相手は倒れないのではないかと思っています。
だから、
勝つとしたら前半勝負。
何なら初回からガンガン行っても、
いいのではと思います。
様子見をしている暇はないと思います。
あのブラント戦のような、
ギラギラした目からケンカファイトのような、
「おらっおらっ」
と突っ込んでいく村田が見られたら、
期待してしまいますね。
いずれにしても、
村田の一世一代の晴れ舞台だし、
おまけに一度は見たかったGGGも見られるとあって、
ワクワクが止まりません。
いまのところ、
両者、そして周りからコロナの感染者は出ていないようで、
そのことで試合が流れてしまう事だけが心配なのですが。。。。。。。。
あと3日かあ。。。
心してその日を、
待ちたいと思っています。
突っ込め~~~~~村田~~~~~~
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ついに日本ボクシング史上最大のビッグマッチが始まろうとしています。
ワクワクしかありません!!
今回の村田についての思い、戦略は一語一句まめちち様が感じていることと同じです。
試合運び、展開予想などはまったくもって同意ですね。
ブラントとの第2戦のような戦い方以外ないでしょう。
とにかくジャブを多用し圧力をかけ、懐に入れば上下に打ち分けること。
ま、そのように簡単にできることではないでしょうけど、多少の被弾も厭わないつもりで初回から全開でいってほしいです。
なんだかやってくれそうな気がするんだけどなあ。
ほぼパーフェクトの戦績を誇る(アルバレスとの2戦はどちらも勝ってるでしょ。)偉大なチャンピオンですが
そんなスーパースターでも意外とキャリア終盤に突然コロッと負けたりしますよね。
次がその時ですよ。
ただね・・・試合勘がどうかね。
2年のブランクは相当影響あると思います。
だからこそ、初回からガンガン行ってほしい。
次の回なんてカンケーねえよ的な戦いを望みます。
全力で応援しますよお。
今回おそらく勝っても負けてもラストマッチだから。たぶん・・・
見届けます。
頑張れぇ!!!!!
PS
スポーツを行い、観戦し、少しずつではありますが徐々に平常に戻りつつある今日の日本。
現在の世界情勢を思うとつくづく日本人で良かったなと深く思います。
スポーツを楽しめていることに、今は本当に本当にありがたいことだと痛感しております。
一刻も早くこのような状態を終わりにして、以前のような平和を取り戻してほしいですね。
フィギアスケートの問題も含めて、いつかロシアという国が普通に参加できる日を望んでいます。
クリチコ兄弟、ロマチェンコ、ウシク。
どうか無事でいてほしい・・・
昔、ミラニスタだった私はアンドリー・シェフチェンコが大好きで、それからというもののウクライナ贔屓なのです。
いよいよですね。
もう待ち切れません。
こんなビッグマッチだというのに、チケットの売れ行き、芳しくないようですね。「やっぱり世間は、この試合がどれだけすごいかという事、わかってないんだなあ」という感想を抱いているんですけど、本当は「そこまでボクシングの地位が落ちてしまった」という事なのかもしれないなあ・・・・・なんてネガティブなことも少し思ったり。。。。
まあ、そんなことはさておき、村田に何とか付け入るスキはないか、いろいろ考えているんですが、やっぱり結論は「村田の野生の目覚めしかないなあ」という結論にいつも至ってしまいます。
村田はまだまだその日メタル潜在能力、秘めていると思うんですよねえ。それを「最後の試合」で思う存分発揮してほしい。。。。。クリンチをブチほどいてパンチを浴びせたり、突進してかわされてロープに突っ込んだり。。。。冷静な村田では考えられないようなぶち切れた姿を見せた時、必ずチャンスはやってくるとみているんですが、どうでしょうか。
ところでhanahanaさん、今年のセンバツ、どう思いましたか?
ワタシは今まで見たすべての大会の中で、最も興味をもって見られない大会でした。しかも大会が進んで行くほどに。
大阪桐蔭が強すぎるというのはあるんですが、それよりも対抗するチームのないこと、これはどうにかならないのでしょうか。
PLが強かった時代、必ずまさかと思う対抗するチームが、試合をやるごとに力を付けてPLに立ちはだかるという姿を見ていたものです。
しかし最近は、ピッチャーをはじめ、2試合でもうスタミナ切れを起こして、大阪桐蔭と当たる頃にはもうヘロヘロ。。。。。という姿ばかり。
4試合か5試合を「過酷」なんて言っていたら、もうトーナメントの大会はやらない方がいいですね。。。と、古い高校野球おやじは思っているんですが、どうでしょうか。
大阪桐蔭が強いのではなく、対抗できるチームがいないというのが、大きな問題だと思うのですが、どうでしょう。
何だか一人ぐらい、「俺はこの甲子園にかけてるんだ。四の五の言わず、投げさせろ!」なんていうやんちゃな球児、出てこないだろうか。(近江の山田君には、その気概を感じましたが、いかんせんケガがありましたからねえ。)
大阪桐蔭も去年の松浦、関戸クラスの大物がいませんでした。
しかし、それでもあの破壊力。
決勝で近江のピッチャーが万全だったとしても、似たような展開になったと思いますね。
そのぐらいレベルの差が歴然としていました。
他の学校に去年のような超高校級(最近こんな表現見かけませんね苦笑)がいればもっと面白味のある緊迫した試合になったかも?です。
そう思うと、つくづく広島商が残念でした。
大阪桐蔭に挑む高校の中で、過去をさかのぼってもこんなにワクワク楽しみに思ったカードはありませんでした。
初戦での見事な広商野球を見せられたら、そら期待しますよって。
どんな展開になったでしょうね。
改めて想像してしまいます。
ホント悔やまれる。
というわけで今大会の感想は、まめちち様と同じように、いやそれ以上に腑抜けになっていましたよ。笑
「大阪桐蔭が強いのではなく、対抗できるチームがいないというのが、大きな問題」
特に今大会はそれが顕著でしたね。
あのKKのPLも敗れた相手はいずれも前評判はさほど高くなく、伏兵ダークホースという位置づけではなかったでしょうか。
方や大阪桐蔭はそういったチームに敗れるイメージが全くありませんもんね。
隙がないというか・・・可愛げがねえんだよ!って言いたくなるほど盤石すぎます。
夏も同じような展開になるんでしょうかね?
良かったことといえば、浦和学院がユニホームを戻したことですかね。
あと、高知-東洋大姫路というカードの字面にノスタルジーを感じました。
こういうの嬉しいよね。
いつか箕島-池田とか、松山商-熊本工とか見てみたいですよねー。
あと、銚子商-宇部商とか。ああ楽しい。笑
PS
以前、「PLの方が阪神より強い」と冗談のようで冗談とも思えない例えを当時よく言われていましたが、
今、大阪桐蔭の方が強いんでねえの?ってマジで思えます。やれやれ・・・
hanahanaさんご指摘の広島商、
コロナでの試合辞退、本当に残念でした。
でも1回戦で効果が流れた時は、思わず「一緒に唱和」してしまいましたよ。
♪あ~麗しき厳島・・・・
やっぱりいいですね。
高知と東洋大姫路の試合も、なんだかすごく心に残りました。高知の校歌「黒潮かおる自由の土佐に・・・・・」もいいですね。東洋大姫路の「書写を仰げば、もえたつみどり・・・」にもグッときちゃいます。
惜しむなくは、高知の2回戦の試合ぶりですかね。久我山には軽く勝つだろうと思っていたら・・・・の試合になってしまって、残念でした。でも、ポスト森木のこの世代で、これだけの活躍をしたというのはすごいことですね。選手たちの頑張りには拍手です。
この大会、広陵と九国大付属ぐらいしか大阪桐蔭には対峙できないだろうなと思っていたら、両方が早々と負けてしまって、その時点でこんな結末になること、想像できましたけどね。
それにしても最近の甲子園の試合っぷりがなんか淡白で、「フライ革命」だかなんだか、これが浸透したらもっともっと淡白な試合が増えそうで……それをちょっと危惧しているところです。
記事にも書きましたが、「いでよ、野武士のような骨太の球児」って感じです。