ラグビー大学選手権決勝は、
帝京大が明大を34-15で圧倒。
圧巻の3連覇を飾りました。
不穏な雲が垂れ込める中キックオフされた今年の大学選手権決勝。
絶対王者の帝京に対して、
展開力に絶対の自信を持つ明治がどこまで迫れるかというところが焦点の決勝対決。
対抗戦での対決では、
帝京が全てに圧倒して、
明治に全く付け入る隙を与えず圧勝。
ということで、
普通にぶつかり合えば帝京が有利なのは間違いないと思われていました。
試合はキックオフ直後から帝京が攻めてあっという間に先制トライ。
しかしその後20分を過ぎて、
にわかに雪混じりのみぞれが強くなってきたと思ったら、
雷鳴が轟き試合は異例の一時中断。
そしてなんと、
56分もの間、
試合は中断されました。
異例中の異例、
ラグビーという競技でこの中断は、
その後の試合にどのような影響を与えるのか、
全くわかりませんでした。
試合はその後再開されましたが、
控え室から出てきた帝京はグラウンドで体を動かしましたが、
明治はグラウンドでは全く体を動かすことなく試合再開。
そして帝京がすかさず追撃のトライを決め14-0とリード。
試合は一方的になるのか?
と思われましたが、
ここから明治が反撃。
30分過ぎから2トライを返して12-14と追い上げて試合は前半を終了しました。
しかし前後半のインターバルの間もさらに強く降り続いた雪は、
後半の試合に大きな影響を与えました。
雪まみれのボールはツルツル滑って大量のハンドリングエラーを誘い、
繋いで攻撃を継続することを両チームに許しませんでした。
おまけに寒く、
さらにグラウンドも水を含んで滑り、
選手には気の毒なコンディションでしたね。
そんな中で、
後半は半ばから帝京が圧倒。
最終的には34-15の圧勝で、
3連覇を飾りました。
やっぱりどんなコンディションでも帝京は強かった!
この大学選手権に入ってから、
いつもの盤石な強さは少し影を潜めた感はありますが、
それでも相手チームを寄せ付けず圧勝。
かつての9連覇の時代同様、
王者の風格みたいなものを、
感じさせてくれるチームですね。
4、5年ほど前、
駅伝で青学が、
そしてラグビーでは帝京が敗れ、
学生スポーツで連覇を続けることの難しさを書いたことがありました。
しかし今年、
この両校が見事な強さを見せて優勝を飾ったのを見て、
またまた「絶対王者の強さ」を感じることができました。
あとはこの帝京の強さがリーグワンでも発揮され、
たくさんの若い選手が代表で活躍してくれるといいですね。
しかしながら、
若い大学生ラガーマンが、
在学中からリーグワンの試合に参加してもらえるともっと面白いなあ、
なんてワタシは思いますけどね。
ジャパンの中に、
20歳前後の選手が2,3人入っていると、
代表の「継続」という意味からは、
とても大きいことだと思います。
そのあたり、
大学ラグビー関係者が、
考えてくれるといいけどなぁ。
ということで、
今年も帝京は強かった!
感想はその一言に尽きます。
おめでとう!!