センバツ36校決定。滋賀から3代表には驚いた。

第90回選抜高校野球記念大会の出場校36校が発表されましたね。
今回の選考で一番驚いたのが、滋賀からの3校出場。

午前の21世紀枠で膳所が選ばれたので、
当落戦上にあった彦根東の選出は厳しいと思いましたが、
まさかの1県3校、
よく言えば選考委員会の“大英断”と言えるでしょうね。
異論ももちろんあると思いますが。
まあ、私見では『これこそ選抜大会の良さ』と思います。
当落戦上にあったのが彦根東という、
これまた膳所以上の文武両道を実践する『高校野球界の超優等生』であったことが、選考委員会の背中を押したんだと推察しますが、
いかがですかね？

彦根東と膳所が甲子園に並び立つなんて、湖国の高校野球ファンならずとも、思いもしませんでしたね。
これを快挙と呼ばずして、
なんと呼びましょう。
本番が本当に楽しみです。

思えば滋賀県の高校野球。
全国の47都道府県で最も勝利に恵まれない県として、
長く『未勝利県』の汚名を返上できませんでした。
何しろ所属する地域が、
全国で最も強く最も実績を残している近畿だけに、
他の府県の甲子園での活躍を毎年見せられ、近畿大会でも頭を常に抑えつけられながら研鑽を積み、この日を迎えたっていう感じですね。
さあ、次はまだ到達していない『全国制覇』です。
期待しても、いいですかね？

さて、
その他の選考で驚いたのは、
関東・東京の6枠目と、増枠となった四国の4枠目ですね。

関東の6枠目は、
実力的には健大高崎が上回るとみていましたが、
国学院栃木が出場を射止めました。
ここのところ毎年のように出場と新味のないとみられたのか、健大高崎は戦力に決め手を欠いたとの理由で補欠校に回らされてしまった感じですね。

四国は3枠から、
明徳義塾が明治神宮枠を持ってきてくれたおかげで4枠になったのですが、
その恩恵を受けたのが、
同県のライバルであり、
これまで何度も何度も明徳に甲子園への道を閉ざされてきた高知というのが、
なんだか面白いですね。

通常は2.5枠の四国にあって、
記念大会ということで3枠になり、
さらに明治神宮枠で4枠になり．．．
ということがあって、
例年なら負けた瞬間に夏に気持ちを切り替えざるを得ない『秋季四国大会準々決勝敗退』からのこの甲子園。

やっぱり諦めてはいけませんねえ。
高知は、
甲子園でいい試合を見せなきゃ、
いけません。

ということで、
ざっと並べると、
以下の通りです。

出場校の選手、関係者の方々、
おめでとうございます。
まだ本番まで2ヶ月近くあります。
グッとここからチーム力を伸ばして、
いい意味でのサプライズを起こすべく、
頑張って欲しいとおもいます。

戦力分析などは、また後日。
まあ、言われなくともみなさん、
“大阪桐蔭が大大本命”
ってことだけは、
知っていると思います。
その通りの大会になりそうです。

【第90回選抜高校野球記念大会出場校】
駒大苫小牧（4）
聖光学院（5）
花巻東（3）
日大山形（4）

中央学院（初）
明秀日立（初）
東海大相模（10）
慶応（9）
国学院栃木（4）
日大三（20）

静岡（17）
東邦（29）
三重（13）
日本航空石川（初）
星稜（12）
富山商（6）

大阪桐蔭（10）
智弁和歌山（12）
近江（5）
乙訓（初）
智弁学園（12）
彦根東（4）

おかやま山陽（初）
下関国際（初）
瀬戸内（3）
明徳義塾（18）
英明（2）
松山聖陵（初）
高知（18）

創成館（3）
富島（初）
東筑（3）
延岡学園（3）

由利工（初）
膳所（4）
伊万里（初）