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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

名門、甲子園を揺るがす

2009年08月18日 | 高校野球

第91回全国高校野球選手権

【第8日 第3試合】
中京大中京(愛知) 5×-4 関西学院(兵庫)


大歓声がアルプスのみならず球場全体を揺るがす。

胸に≪KWANSEI≫
白にエンジのユニフォーム。

70年ぶりの夏に、
胸を熱くしたOBがいったい何人いることだろう。

昨日の試合、
強豪中の強豪、
高校野球史に燦然と輝く≪中京≫を相手に、
最後の最後まで戦い抜いたナインに、
大観衆から惜しみない拍手が送られました。

今大会の、
前半戦の主役は、
紛れもなくこの関西学院高校だったと思います。

兵庫県大会4回戦の市川戦から始まり、
とにかく毎試合当たる強豪に対して、
常に接戦をものにしてきた関学ナイン。

どこにその秘訣があるのか、
どんなチームなのか、
たいへんに注目してみていました。

そして、
この甲子園での1回戦、2回戦を見て、
このすばらしい粘りとキレを持ったチームに、
強豪を破る秘密を、
大いに見せてもらいました。

【関学 地方大会からの戦いぶり】
-兵庫県大会-
4回戦  6-2 市川
5回戦  5-4 報徳学園
準々決勝3-2 神戸弘陵
準決勝  2-0 滝川二
決勝   4-1 育英

-甲子園大会-
1回戦  7-3 酒田南
2回戦  4-5 中京大中京

上の戦いぶりを見ても、
いかに強豪を打ち破ってきたかが良くわかります。

【ミラクル 関学】
の戦いは終わりますが、
必ずこの活躍は、
翌年以降のチーム作りに生かされてくると思います。

あのユニフォームに憧れている小学生や中学生、
たくさんいると思います。

強豪への道はまだ始まったばかり。

近年顕著な傾向として現れ始めた、
大学付属名門校の復権。

関東では、
慶応をはじめ、
早稲田実も再び輝き始めています。
立教(新座)もあと一歩まで来て、
明治(明大明治・明大中野)なども徐々に力をつけ始めました。

関西でも、
関大一、立命館などがいい戦いぶりをしてきています。

名門の復権は、
甲子園にまた新しい風を吹き込んでいきます。

清峰、佐賀北などの公立の台頭もあります。


いろいろな風が吹き始めた、
新時代の甲子園という気がしてなりません。

【群雄割拠】
【戦国時代】
こうなってくると、
面白みが増してきますね。


*ところで、花巻東の力強さには舌を巻きますね。
 昨日も強豪の横浜隼人を堂々と寄り切りました。
 勢いの出る勝ち方を続けていますので、
 次の試合を切り抜けるようだと【優勝】の2文字も現実のものとなってきます。
 大注目ですね。

*今大会、インフルエンザの大流行に加え、昨日は大黒柱の大西捕手を欠くなど、不運が続いた天理。
 秋の近畿大会優勝チームにして、明治神宮大会準優勝の輝かしい実績を持って、真紅の大旗を狙っていましたが、残念に結果に終わりました。
 しかし、これにめげずにがんばってまたいいチームを作ってきてください。

 

 


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