共食い(dog-eat-dog)とは、おぞましいですね。
でも、今日のブログを全部読めば、少し考え方が変わるかも?
英語では犬が犬を食べるという表現ですが、もちろん犬は共食いなんてしません。
交尾中のカマキリの共食いは悲しすぎて涙が出てきます。
では早速以下の記事ですが、意外な動物が出てくるのにびっくりです。
種の存続のために共食いを行う生き物7種
GIGAZINE
「共食い」は人間の世界では倫理的に許されない行為ですが、動物の世界では決して珍しいことではなく1500種類を超える動物種の間で確認されている行為です。
その中でも、共食いをすることで知られている生き物7種類がこちら。
◆1:オオワニザメ
共食いをする動物の最も“残忍”な例が、オオワニザメです。
このオオワニザメは、子宮の中にいる間に大きな胎児が他の弱い胎児を食べてしまいます。
科学者は、通常2匹生まれてくるサメの赤ん坊が、母親から産み落とされた時点で他の捕食生物に狙われないぐらいに大きく育つための戦略なのだろうと考えています。
なお、オオワニザメは1匹のメスが複数のオスと交尾するため、胎内には複数の異父兄弟が存在していますが、同じ父親を持った強い胎児が力を合わせて他の小さな異父兄弟たちをエサとして育っているらしいことが、最近の研究で示唆されています。
◆2:ホッキョクグマ
北極熊の共食いは頻繁に起こるものではありませんが、時には自分の子どもを食べることもあるそうです。
例えば、2011年に野生生物写真家のジェニー・ロスが、小さな小熊の死骸を引きちぎり食べている大人の熊のスナップ写真を撮りました。
気候学者は、気候の変化により北極の氷が溶けて好物であるアザラシの捕獲機会が減ったためであると言いますが、2008年にドイツで飼育されていた北極熊が、自身の双子の子どものうち1匹を殺して食べたという報告もあります。
◆3:クモ
クロゴケグモから巨大な毒グモまで、さまざまな種類のメスグモが性交の後に自分よりも小さなオスグモを食べます。
LiveScienceは、
「クモの共食いに関して、研究により種の保存や性淘汰の仕組みに関するような、さまざまな進化の過程により生じたものなのではないか」
としていますが、単純に出産後飢えているメスグモの目の前にちょうど食事に最適なサイズのオスグモがいるからなのでは、とも考えられているようです。
◆4:ハムスター
ハムスターは何とも愛らしくかわいい動物ですが、母親ハムスターが生まれたての自身の子どもを食べることは珍しくありません。
あるハムスターの育成課程を記したサイトによると、子どもたちに乳を分泌している間に乳の栄養素が足りなくなり、子ども同士で殺し合いが起きたりしないように、自身が子どもを食べて栄養を取っているのかもしれないとのこと。
これを避けるにはしっかりと母親ハムスターに栄養を取らせて、生まれてきたばかりのハムスターには人間の素手で触れないようにすることです。
◆5:キンウワバトビコバチ
寄生蜂の一種である、キンウワバトビコバチは芋虫などを針で刺して麻痺させて、メスの生まれてくる受精卵と、オスの生まれてくる未受精卵をそれぞれ1つずつ芋虫の体内に注入します。
生きたままの芋虫の体の中で2000匹もの幼虫が生まれてきますが、このうち約50匹ほどのメスは生殖器がなく大きなあごを備えた状態で生まれてきて、できる限りオスの幼虫を食べまくります。
これは、生殖に必要なわずかなオスだけを残す知恵だと考えられています。
◆6:ニワトリ
メスのニワトリは十分なカルシウムを得られていないと、卵の殻が薄くなってしまうので自分の産んだ卵を食べます。
農家の人々はニワトリが卵を食べないように、ゴルフボールなどを偽の卵として配置することでこれを防ぎます。
◆7:トラフサンショウウオ
トラフサンショウウオの幼虫は2つの異なる形態を取ります。
より小さな方は水性無脊椎動物となり、もう一方は小さな方を食べる共食い形態になります。
これはトラフサンショウウオの数が多い場所でしばしば起きていると科学者は指摘します。
では、共食いについてもう少し詳しく調べてみましょう。(ウイッキペディア)
動物学における共食いは広く見られる現象であり、1500種を超える動物種で記録されている。
一般に異常な現象と考えられがちであるが、必ずしもそうではない。
逆に動物なら個体間で殺し合うのが当たり前と言う見方もあるが、これも正しくない。
一般に喰う喰われるの関係は異種間で成立するものであり、同種個体間で無制限に共食いが行なわれる状況があれば個体群が成立しなくなるなど進化的に安定とは言えず、そのような行動は避けるように進化が進むと考えるべきである。
したがって、それでもみられる共食い行動はそれなりに独特の意味を持っているものと考えられる。
以前は共食いは単なる極限の食料不足や人工的な状況の結果で起こると信じられていたが、自然な状況でもさまざまな種において起こり得る。
実際に科学者達はこれが自然界に遍在していることを認めており、水中の生態系では特に共食いは一般的であるとみられている。
最大9割もの生物がライフサイクルのどこかかで共食いに関与しているとみられる。
共食いは肉食動物に限らず、草食やデトリタス食であっても普通にみられる。
共食いには偶発的なものと、ある程度習性として固定されたものがある。
偶発的な例:
飼育容器内でキンギョを産卵させる場合、産卵の終わった親魚をそのままにしておくと、たいてい卵が親に食べられてしまう。
運良く孵化できた稚魚も、成長するまでに大部分が親に食べられてしまう。
卵や稚魚を親が食べてしまうことは、メダカやグッピーなど多くの種類の魚に見られる。
このような例の場合、自分の子供であることを理解しているわけではなく、要するに目の前に食べられるものが見えたから食べた、というだけの行動と見られる。
このようなことは、個体の密度の低い自然界ではあまり見られず、とじ込められたことに起因する現象と考えるべきである。
ただし、これにも子供を殺してでも親が危険を避けることができれば、新たに子を作る可能性がある、というような適応度に換算できるような利点があり、適応的な行動であると見る向きもある。
同様に、親が子を食べるのはネズミやウサギなどでも知られているが、この場合、普通には親は子を育児するものであり、このような現象が起きるのは、飼育下で飼い主が干渉しすぎた場合など、精神的なストレスの存在が想像される。
習性となっている例:
配偶行動に関するもの
クモ、カマキリ、サソリなどでは性的な共食いが見られる。
一連の配偶行動の中で、これらの雌は交尾を終えると時々雄を食べる場合がある。
特にカマキリのそれは有名であるが、野外では大半の雄が無事に逃げるとも言われる。
ただ、実際に喰われる例も確かにあり、その場合、雄のカマキリは頭を喰われても交尾を継続し続ける。
つまり喰われることを前提にしている節がある。
ただし頭部を失うと性的抑制がきかなくなるのは多くの昆虫に共通しており、カマキリだけの性質ではない。
繁殖に関するもの
カバキコマチグモは、幼虫が孵化するまで雌親が側にいるが、幼虫が孵化すると、母親の体に群がって食べてしまう。
また、一部のクモでは、卵嚢内の卵に一定数の未受精卵が含まれ、これが孵化した幼虫の餌となる事が知られている。
成長段階に見られるもの
それよりもよくあるのがサイズ構造化された共食いである。
すなわち大きな個体が小さな同種を食べるのである。
このような場合の共食いは全体の死亡率の8%(ベルディングジリス)から95%(トンボの幼虫)になるため、個体数へ大きな影響を与える要素となる。
このサイズ構造化された共食いは野生の状態ではさまざまな分類群でみられる。それにはタコ、コウモリ、カエル、魚類、オオトカゲ、サンショウウオ、ワニ、クモ、甲殻類、鳥類(フクロウ)、哺乳類、そしてトンボ、ゲンゴロウ、マツモムシ、アメンボ、コクヌストモドキ、トビケラといった多数の昆虫が含まれる。
単なる捕食の一環によるもの
雄のホッキョクグマは、血の繋がらない子供のホッキョクグマを殺して食べてしまう事でよく知られている。
近年、地球温暖化の影響で、普段の主な捕食対象であるアザラシを襲う機会が激減していることも関係しているといわれる。
密度効果
ヒラタコクヌストモドキの飼育下での個体群成長の研究から、この種の場合、成虫による卵の共食いが、密度効果の上で大きな役割を持っていることが確かめられた。
個体密度が増加すると共食いの率が著しく増加する。
なお、この種では雌の方が雄の約7倍も多く共食いする。
似通った行動
他の共食いの形に子殺しがある。
よく知られた例としてチンパンジーでは雄の成獣グループが同種の幼獣を攻撃して食べてしまう。
また、ライオンでは雄の成獣が新しくプライド(群れ)を支配するときに、以前の群れの支配者の子供を殺すのが普通である。
ただしこれらの行動では雌に子育てを中断させ発情させることが目的であり、このとき殺した子を食べる例もあるが、必ずしもそうでなく、まったく食べない例もあるという点で共食いとは別に扱われる。
ポリネシアにはかつて人食い人種がいたことが確認されています。
日本でも戦時中に飢餓による悲惨な事件が起っています。
太平洋戦争中に起こった人肉食事件(通称ひかりごけ事件)は日本中を揺るがす大問題に発展した。
太平洋戦線の島嶼等(インパール・ニューギニア・フィリピン・ガダルカナル等)でも、補給の途絶に伴って大規模な飢餓が発生し、しばしば死者の肉を食べる事態が発生した。
1944年12月にニューギニア戦線の日本軍第十八軍は「友軍兵の屍肉を食す事を罰する」と布告し、これに反して餓死者を食べた4名が銃殺されたという。
奥崎謙三は映画『ゆきゆきて、神軍』で、上官が部下を処刑して糧食にしたと主張している。
また、ミンダナオでは1946年から1947年にかけて残留日本兵が現地人を捕食したとの証言があり、マニラ公文書館に記録されている。
なお、連合軍兵士に対する人肉食もあったとされるが、多くが飢餓による緊急避難を考慮され、戦犯として裁かれることはなかった。
ただし、殺害した米軍捕虜の肉を酒宴に供した小笠原事件(父島事件)は、関係者がBC級戦犯として処刑されている。
罪状は捕虜殺害と死体損壊であった。
緊急避難的な例としては1972年のウルグアイ空軍機571便遭難事故が挙げられ、遭難した乗客らは、死亡した乗客の死体の肉を食べることで、救助されるまでの72日間を生き延びた事実は映画にもなっています。
また死者の血肉が強壮剤や媚薬になるとする考えも欧州はじめ世界中に見られ、これは族内食人の一環として説明する研究者もいます。
人間のミイラには一種の漢方薬として不老不死の薬効があると信じられていて、主に粉末としたものが薬として飲用され、日本にも薬として輸出されていました。
また中国や日本やインドでは肝臓や脳などを薬にして摂取していたし、現在でも胎盤は健康や美容のために食されています。
こうした厳密には共食いとも言いづらい事例もいたるところにあります。
さらに今をときめくiPS細胞技術も細胞同士の共食い(分化)といえないこともありませんね。
生きている人が死者より優先され、生者のために死者を有効活用(臓器移植も含め)することは許されるべきなのでしょうが、そのためだけに人を殺すのは犯罪ですから、この辺が倫理上許される境界線なのでしょう。
とりあえず、今日でユーミンシリーズはひとまずお休みです。
では、最後の曲は、ファンの間で最も人気のある曲です。
何かの番組でプロコルハルムの曲からインスピレーションを受けたといってました。
翳りゆく部屋 荒井由実
でも、今日のブログを全部読めば、少し考え方が変わるかも?
英語では犬が犬を食べるという表現ですが、もちろん犬は共食いなんてしません。
交尾中のカマキリの共食いは悲しすぎて涙が出てきます。
では早速以下の記事ですが、意外な動物が出てくるのにびっくりです。
種の存続のために共食いを行う生き物7種
GIGAZINE
「共食い」は人間の世界では倫理的に許されない行為ですが、動物の世界では決して珍しいことではなく1500種類を超える動物種の間で確認されている行為です。
その中でも、共食いをすることで知られている生き物7種類がこちら。
◆1:オオワニザメ
共食いをする動物の最も“残忍”な例が、オオワニザメです。
このオオワニザメは、子宮の中にいる間に大きな胎児が他の弱い胎児を食べてしまいます。
科学者は、通常2匹生まれてくるサメの赤ん坊が、母親から産み落とされた時点で他の捕食生物に狙われないぐらいに大きく育つための戦略なのだろうと考えています。
なお、オオワニザメは1匹のメスが複数のオスと交尾するため、胎内には複数の異父兄弟が存在していますが、同じ父親を持った強い胎児が力を合わせて他の小さな異父兄弟たちをエサとして育っているらしいことが、最近の研究で示唆されています。
◆2:ホッキョクグマ
北極熊の共食いは頻繁に起こるものではありませんが、時には自分の子どもを食べることもあるそうです。
例えば、2011年に野生生物写真家のジェニー・ロスが、小さな小熊の死骸を引きちぎり食べている大人の熊のスナップ写真を撮りました。
気候学者は、気候の変化により北極の氷が溶けて好物であるアザラシの捕獲機会が減ったためであると言いますが、2008年にドイツで飼育されていた北極熊が、自身の双子の子どものうち1匹を殺して食べたという報告もあります。
◆3:クモ
クロゴケグモから巨大な毒グモまで、さまざまな種類のメスグモが性交の後に自分よりも小さなオスグモを食べます。
LiveScienceは、
「クモの共食いに関して、研究により種の保存や性淘汰の仕組みに関するような、さまざまな進化の過程により生じたものなのではないか」
としていますが、単純に出産後飢えているメスグモの目の前にちょうど食事に最適なサイズのオスグモがいるからなのでは、とも考えられているようです。
◆4:ハムスター
ハムスターは何とも愛らしくかわいい動物ですが、母親ハムスターが生まれたての自身の子どもを食べることは珍しくありません。
あるハムスターの育成課程を記したサイトによると、子どもたちに乳を分泌している間に乳の栄養素が足りなくなり、子ども同士で殺し合いが起きたりしないように、自身が子どもを食べて栄養を取っているのかもしれないとのこと。
これを避けるにはしっかりと母親ハムスターに栄養を取らせて、生まれてきたばかりのハムスターには人間の素手で触れないようにすることです。
◆5:キンウワバトビコバチ
寄生蜂の一種である、キンウワバトビコバチは芋虫などを針で刺して麻痺させて、メスの生まれてくる受精卵と、オスの生まれてくる未受精卵をそれぞれ1つずつ芋虫の体内に注入します。
生きたままの芋虫の体の中で2000匹もの幼虫が生まれてきますが、このうち約50匹ほどのメスは生殖器がなく大きなあごを備えた状態で生まれてきて、できる限りオスの幼虫を食べまくります。
これは、生殖に必要なわずかなオスだけを残す知恵だと考えられています。
◆6:ニワトリ
メスのニワトリは十分なカルシウムを得られていないと、卵の殻が薄くなってしまうので自分の産んだ卵を食べます。
農家の人々はニワトリが卵を食べないように、ゴルフボールなどを偽の卵として配置することでこれを防ぎます。
◆7:トラフサンショウウオ
トラフサンショウウオの幼虫は2つの異なる形態を取ります。
より小さな方は水性無脊椎動物となり、もう一方は小さな方を食べる共食い形態になります。
これはトラフサンショウウオの数が多い場所でしばしば起きていると科学者は指摘します。
では、共食いについてもう少し詳しく調べてみましょう。(ウイッキペディア)
動物学における共食いは広く見られる現象であり、1500種を超える動物種で記録されている。
一般に異常な現象と考えられがちであるが、必ずしもそうではない。
逆に動物なら個体間で殺し合うのが当たり前と言う見方もあるが、これも正しくない。
一般に喰う喰われるの関係は異種間で成立するものであり、同種個体間で無制限に共食いが行なわれる状況があれば個体群が成立しなくなるなど進化的に安定とは言えず、そのような行動は避けるように進化が進むと考えるべきである。
したがって、それでもみられる共食い行動はそれなりに独特の意味を持っているものと考えられる。
以前は共食いは単なる極限の食料不足や人工的な状況の結果で起こると信じられていたが、自然な状況でもさまざまな種において起こり得る。
実際に科学者達はこれが自然界に遍在していることを認めており、水中の生態系では特に共食いは一般的であるとみられている。
最大9割もの生物がライフサイクルのどこかかで共食いに関与しているとみられる。
共食いは肉食動物に限らず、草食やデトリタス食であっても普通にみられる。
共食いには偶発的なものと、ある程度習性として固定されたものがある。
偶発的な例:
飼育容器内でキンギョを産卵させる場合、産卵の終わった親魚をそのままにしておくと、たいてい卵が親に食べられてしまう。
運良く孵化できた稚魚も、成長するまでに大部分が親に食べられてしまう。
卵や稚魚を親が食べてしまうことは、メダカやグッピーなど多くの種類の魚に見られる。
このような例の場合、自分の子供であることを理解しているわけではなく、要するに目の前に食べられるものが見えたから食べた、というだけの行動と見られる。
このようなことは、個体の密度の低い自然界ではあまり見られず、とじ込められたことに起因する現象と考えるべきである。
ただし、これにも子供を殺してでも親が危険を避けることができれば、新たに子を作る可能性がある、というような適応度に換算できるような利点があり、適応的な行動であると見る向きもある。
同様に、親が子を食べるのはネズミやウサギなどでも知られているが、この場合、普通には親は子を育児するものであり、このような現象が起きるのは、飼育下で飼い主が干渉しすぎた場合など、精神的なストレスの存在が想像される。
習性となっている例:
配偶行動に関するもの
クモ、カマキリ、サソリなどでは性的な共食いが見られる。
一連の配偶行動の中で、これらの雌は交尾を終えると時々雄を食べる場合がある。
特にカマキリのそれは有名であるが、野外では大半の雄が無事に逃げるとも言われる。
ただ、実際に喰われる例も確かにあり、その場合、雄のカマキリは頭を喰われても交尾を継続し続ける。
つまり喰われることを前提にしている節がある。
ただし頭部を失うと性的抑制がきかなくなるのは多くの昆虫に共通しており、カマキリだけの性質ではない。
繁殖に関するもの
カバキコマチグモは、幼虫が孵化するまで雌親が側にいるが、幼虫が孵化すると、母親の体に群がって食べてしまう。
また、一部のクモでは、卵嚢内の卵に一定数の未受精卵が含まれ、これが孵化した幼虫の餌となる事が知られている。
成長段階に見られるもの
それよりもよくあるのがサイズ構造化された共食いである。
すなわち大きな個体が小さな同種を食べるのである。
このような場合の共食いは全体の死亡率の8%(ベルディングジリス)から95%(トンボの幼虫)になるため、個体数へ大きな影響を与える要素となる。
このサイズ構造化された共食いは野生の状態ではさまざまな分類群でみられる。それにはタコ、コウモリ、カエル、魚類、オオトカゲ、サンショウウオ、ワニ、クモ、甲殻類、鳥類(フクロウ)、哺乳類、そしてトンボ、ゲンゴロウ、マツモムシ、アメンボ、コクヌストモドキ、トビケラといった多数の昆虫が含まれる。
単なる捕食の一環によるもの
雄のホッキョクグマは、血の繋がらない子供のホッキョクグマを殺して食べてしまう事でよく知られている。
近年、地球温暖化の影響で、普段の主な捕食対象であるアザラシを襲う機会が激減していることも関係しているといわれる。
密度効果
ヒラタコクヌストモドキの飼育下での個体群成長の研究から、この種の場合、成虫による卵の共食いが、密度効果の上で大きな役割を持っていることが確かめられた。
個体密度が増加すると共食いの率が著しく増加する。
なお、この種では雌の方が雄の約7倍も多く共食いする。
似通った行動
他の共食いの形に子殺しがある。
よく知られた例としてチンパンジーでは雄の成獣グループが同種の幼獣を攻撃して食べてしまう。
また、ライオンでは雄の成獣が新しくプライド(群れ)を支配するときに、以前の群れの支配者の子供を殺すのが普通である。
ただしこれらの行動では雌に子育てを中断させ発情させることが目的であり、このとき殺した子を食べる例もあるが、必ずしもそうでなく、まったく食べない例もあるという点で共食いとは別に扱われる。
ポリネシアにはかつて人食い人種がいたことが確認されています。
日本でも戦時中に飢餓による悲惨な事件が起っています。
太平洋戦争中に起こった人肉食事件(通称ひかりごけ事件)は日本中を揺るがす大問題に発展した。
太平洋戦線の島嶼等(インパール・ニューギニア・フィリピン・ガダルカナル等)でも、補給の途絶に伴って大規模な飢餓が発生し、しばしば死者の肉を食べる事態が発生した。
1944年12月にニューギニア戦線の日本軍第十八軍は「友軍兵の屍肉を食す事を罰する」と布告し、これに反して餓死者を食べた4名が銃殺されたという。
奥崎謙三は映画『ゆきゆきて、神軍』で、上官が部下を処刑して糧食にしたと主張している。
また、ミンダナオでは1946年から1947年にかけて残留日本兵が現地人を捕食したとの証言があり、マニラ公文書館に記録されている。
なお、連合軍兵士に対する人肉食もあったとされるが、多くが飢餓による緊急避難を考慮され、戦犯として裁かれることはなかった。
ただし、殺害した米軍捕虜の肉を酒宴に供した小笠原事件(父島事件)は、関係者がBC級戦犯として処刑されている。
罪状は捕虜殺害と死体損壊であった。
緊急避難的な例としては1972年のウルグアイ空軍機571便遭難事故が挙げられ、遭難した乗客らは、死亡した乗客の死体の肉を食べることで、救助されるまでの72日間を生き延びた事実は映画にもなっています。
また死者の血肉が強壮剤や媚薬になるとする考えも欧州はじめ世界中に見られ、これは族内食人の一環として説明する研究者もいます。
人間のミイラには一種の漢方薬として不老不死の薬効があると信じられていて、主に粉末としたものが薬として飲用され、日本にも薬として輸出されていました。
また中国や日本やインドでは肝臓や脳などを薬にして摂取していたし、現在でも胎盤は健康や美容のために食されています。
こうした厳密には共食いとも言いづらい事例もいたるところにあります。
さらに今をときめくiPS細胞技術も細胞同士の共食い(分化)といえないこともありませんね。
生きている人が死者より優先され、生者のために死者を有効活用(臓器移植も含め)することは許されるべきなのでしょうが、そのためだけに人を殺すのは犯罪ですから、この辺が倫理上許される境界線なのでしょう。
とりあえず、今日でユーミンシリーズはひとまずお休みです。
では、最後の曲は、ファンの間で最も人気のある曲です。
何かの番組でプロコルハルムの曲からインスピレーションを受けたといってました。
翳りゆく部屋 荒井由実
部活の疲れにもめげず読んでくれてありがとうね。
>>みゅうさん、
焼肉定食かもしれません・・・