20世紀少年

『20世紀少年』

浦沢直樹原作のあの漫画が実写映画化。
原作は最後までは読んでないのですが。

正直、予想通りに詰まりすぎでした。
やはりあの日までが描かれてたわけですが、途中のエピソードを端折ってる分だけじわじわと日常を浸食してくる恐怖感みたいな物がない。
こちらに提示されるヒントであったりを吟味する間もなく話が進むので、忙しない感じがしてじっくりと入り込んでいけない。

俳優人は素晴らしい。
2時間ドラマのように配役見るだけで犯人を特定できない充実ぶり。
豊川悦司がカッコイイ。
その他、原作に忠実に再現すべく、かなりのベスト・チョイスです。
少年時代の子役がまた、少年時代に違和感無い子を持ってきてる。
その他の部分でも原作の再現にはかなり力を入れてますね。

ただ、予想通りにストーリーに少々難ありでした。
三部作なので全部見ればまた違った感想になるのかもしれませんが、単体の作品としてはそこそこです。